みやのひとりごと

すきなことをまったりと。

サンシャイン2期11話感想

こんにちは。みやです

 

例のごとく2期11話感想いきます

 

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何やら準備に勤しむ千歌たち2年生

手作りの大きなアーチには閉校祭の文字がありましたね

学園祭ならぬ、閉校が決まった浦女の最後のお祭り行事が行われることに。

 

 

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「学校のみんなが言ってくれたんだよ!閉校祭をやりたいって!」

 

この企画を考えたのはよしみたちをはじめとした浦女の生徒たちってのが良かったですよね

千歌たちだけじゃなく生徒のみんなも浦女が大好きなのが伝わってきました。

在校生であり理事長でもある鞠莉にとってこれほど嬉しいことはありません

 

もちろん鞠莉は承認印を大きく振りかぶり快諾。全校生徒で作るお祭りがスタートします

 

鞠莉の「ほんと、この学校って良い生徒ばっかりだよね!」というセリフの後に微笑むダイヤの表情も印象的でした

ダイヤも生徒会長なので鞠莉のこの言葉に共感するところがあるから嬉しかったんでしょうね

 

ここからは閉校祭準備に追われる各キャラの描写が描かれていましたね

ドタバタしてるところがなんだか懐かしくもありAqoursらしさもあっていいですよね

 

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背の丈順に並んだとこが3姉妹感あって好きですw

 

結局、鞠莉の許可も得て泊りがけで準備をすることに。

 

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「最後なんだもん。許してよ」

 

「誰も許さないなんて言ってませんわ。最初からそのつもりでしたから」

 

1期の頃に比べてダイヤもほんと物腰が柔らかくなりましたよね

生徒会長でもありつつ浦女のいち生徒としてこの閉校祭を楽しもうとしている姿が感じられますね

 

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「スクールアイドル部でーす!よろしくお願いしまーす!あなたも、あなたも!スクールアイドルやってみませんかー!?」

 

このシーンは1期からずっと見てるとほんと刺さりますよね

1話で千歌がやっていたことを曜が同じようにして見せます。

 

あと少しで学校が終わってしまうというときに、全ての始まりだった入学式を思い出すようなシーンを入れてくる辺りがとても好きですねー

 

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「私ね、千歌ちゃんに憧れてたんだ。千歌ちゃんが見てるものが見たいんだって。ずっと同じ景色が見てたいんだって。」

 

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「このまま、みんなでおばあちゃんになるまでやろっか!」

 

「…うん!」

 

こんなにも近くで笑い合う二人を見たのは本当に久しぶりですよね

ずっと小さいころから仲良しだった二人ですが、曜の本音が語られていました

 

運動神経が良くて衣装も作れて明るく人気者の曜が、自分のことを普通だと言っていた千歌に憧れを抱いていたんですね

一見なんでも器用にこなせるふうに見えますが、曜はAqoursの中で最も不器用で女の子らしいところがあると自分は思っています。

1期11話でも曜にフォーカスを当てられていましたが、自身の口から千歌に直接思っていることを告げたのが今回ですね

 

得意分野である飛び込みはプロ級だったり、得意なことに特化した人間って見える景色が限定されがちなように思います。

しかし、全くの0の状態から自分にとって本当に好きなことが見つかったとき、それを追い求めて頑張っているときに見える景色ってどんな些細なことでも新鮮に映ることってありませんか?

 

それってすごいワクワクするし楽しいですよね。

もちろん曜も最初から何でもできるような人間じゃなかったはずです。それを経験したからこそ、千歌がスクールアイドルが好きになって頑張っている姿を見て、曜も大好きな千歌と一緒にその景色が見たい。楽しみたいとずっと思っていたんじゃないでしょうか。

 

ここであえて会話に入っていかない梨子も彼女のキャラクターが出ている気がしますね

 

さて、いよいよ閉校祭当日。

 

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控え目に言って最高です。 …最高です

 

この衣装はルビィも作っていましたがどこか見覚えがあるなと思ったのですが、鹿角姉妹が着ていたお店の制服に似てますよね。

ルビィはそこから参考にしたのかもしれないですね

 

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梨子と校内を見て回ろうとする千歌ですが用事があるとのことで断られます。この少しムッとした表情がかわいいですよねー

千歌推しの皆さんはこんな顔されたら耐えられますか?僕は無理です。用事なんかすっぽかしますね

 

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「こんなのやってたんだ」

 

(こんなのってなかなかズバッと言うなぁ…w)

善子は得意?の占いコーナーをやりますが、誰もきてくれないよう。

なんだかんだ言いつつも花丸も梨子も善子に付き合っている優しさがほんわかしますね。

 

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「あ!じゃあ、Aqoursを占ってください。この先、どんな未来が待ってるか」

 

「それなら占うまでもありません。全リトルデーモンが囁いています。Aqoursの未来は…!」

 

このセリフのあと、みなさんは何て言ったと思いますかね?

ここもいろんな推測ができそうですが、あえてその後の描写を省くところに意味はあるはずですが。

 

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「それにしても、変わってないわね。ここも」

 

「うん。匂いもあの頃のまま」

 

閉校祭には美渡、志満姉も来ていましたね

どうやら二人とも浦女の卒業生のようですね

 

この変わらない匂いって言葉もなんかわかる気がします

自分も卒業後に母校に足を運んだことがありますが、その場所の匂いって本当にあるんですよね。

比喩表現ですが、匂いは思い出みたいなものじゃないでしょうか?

二人とも浦女が今でも好きでいてくれてる様子なのがなんだか嬉しいですね

 

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よしみたちからのサプライズ。

千歌も思わず涙ぐみますが、これはSDSを思い出しますよね、これ…

 

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「楽しい時間というのは、いつもあっという間で」

「そこにいる誰もが、この時間がずーっと続けばいいのにって思ってるのに」

「でも、やっぱり終わりは来て」

 

「時が戻らないこと。もう一度同じ時間を繰り返せないことが、とても寂しく思えるけど、」

「同時に、やっぱりどうなるか分からない明日の方がちょっぴり楽しみでもあって」

「ああ、これが時が進んでいくってことなんだなぁって実感できるずら」

 

「そして気付く。きっと二度と同じ時はないから、このときが楽しいって思えるのかな。今こうしていることがたった一度きりだってわかっているから、全力になれる」

「いつか終わりが来ることを、みんなが知っているから。終わりが来てもまた、明日が来ることを知っているから」

「未来に向けて、歩きださなきゃいけないから。みんな、笑うのだろう!」

 

このシーンの一連のセリフは本当に大切なので全て抜粋してます

 

このセリフや二度と同じ時間を過ごすことができない今だからこそ全力になれるというのはみら僕が思い浮かびますし、僕光のあの言葉も連想されますね

これらの言葉を言い換えるなら、みら僕の「光る風になろう」という歌詞がこれなんじゃないかと思います。

 

楽しい時間は二度と繰り返せることはないけど、それでもやってくる明日から目を背けたりすることなく今あるこの時間を本気で、全力で楽しむことがAqoursとしての答えなのかもしれません

 

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「今日集まった人を見て私は改めて思いました。この学校がどれだけ愛されていたか、どれだけこの街にとって、みんなにとって、大切なものだったか」

「だから、この閉校祭は私にとって、何よりも幸せで…私にとって何よりも暖かくて…」

 

「ごめんなさい。ごめんなさい…ごめんなさい…もう少し頑張れれば、もう少し…!」

 

鞠莉はずっと内に秘めていた思いを告白します

浦女の現理事長として、この学校に係わる全ての人の思いを背負って必死に頑張ってきたのは彼女です

廃校が決まったということは、浦女の生徒だけでなく美渡姉たちのようにOGにとってのふるさとでもある場所を守ることができなかったということです

 

そう考えると、鞠莉に課せられた責任の重さは計り知れないものですよね

なのにみんなは笑顔でこの閉校祭を楽しんでくれていました。そのことが本当に嬉しかったのと同時にとてつもなく悔しかったはずです

 

ですが、みんなは優しく大きな声でAqoursを応援してくれています

その姿を見た鞠莉は彼女らしく最高に明るく楽しい歌をみんなで歌おうと笑いましたね

 

ここでEDが入ります、が

初見時、既に涙をこらえながら見ていたのですがサビ後でいつもと違う聴き覚えのあるメロディが流れてきてハッとしたまま『勇気はどこに?君の胸に!』のCメロへ。

 

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なんとAqoursだけじゃなく他の生徒たちみんな歌ってくれるという演出

これにはほんとやられました…

 

この曲の中でも好きな歌詞がCメロの部分なのですが、それを噛みしめながら聴くと思わず涙が出てしまいました

酒井監督によるとこのシーンはかなりギリギリで完成されたそうですが、このシーンを作ってくださったことに感謝したいです。

 

これをAqours以外の人たちが歌ってくれたことが、Aqoursへの、責任を背負い込んでしまってた鞠莉へ対する最大のエールなんですね

 

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燃え尽きたキャンプファイヤーの木枠がラストのシーンですが、ここでセリフが一切入らないのもグッとくる演出です。

 

さて、11話。浦女のみんなと作る思い出の閉校祭を描かれていましたが前回に引き続き物語の最後に向けてさらに大きく進んだ回でもありました

 

この記事を書いてる今、日付変わって30日です

最終話の放送日なんですよね…

 

ついにこの日がやってきてしましました

頑張って13話放送日までに12話まで感想記事を書きたいと思っていたのですが、間に合わなかったですね…w

12話に関しては自分が最も見たかったシーンが描かれていたり大会決勝の回ということもあって書き始めてもめちゃくちゃ時間がかかりそうなのが目に見えているというかw

 

もしこのいつもつたない感想を見てくださる方がいましたら、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!

2期が終わればアニメ感想だけでなくいろんな書きたいことがあるのでそちらもつくっていけたらなぁと思っている所存です。

 

それではみなさん、いよいよ最終話です

最後までしっかり見届けましょうね。来年もよろしくお願いします

サンシャイン2期10話感想

こんにちは。みやです

 

さて、今回は第10話。物語も佳境を迎えようとしています

前回は函館編ということで黒澤姉妹や鹿角姉妹中心に描かれていましたが10話は3年生に焦点が当てられていましたね

 

3年生たちがまだ子どもだった頃から物語はスタートします。

家を抜け出し、星を見に来た鞠莉たち

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これ、似たようなものを昔持ってましたw 懐かしいなー

小学校の頃に教材として使っていたような気がします

 

しかし空は曇天。挙句の果てに雨まで降ってきます

 

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「雨…」

「そんな! これじゃお祈りできませんわ! これじゃあ…」

 

「来たのに… せっかく来たのに…」

 

思わず涙を浮かべる鞠莉。

久しぶりに雨の描写が描かれていたような気がしますが3年生にとって雨は印象深いシーンで描かれていることが多いですよね

落ち込む鞠莉に果南は早見盤に星の絵を描いて励まします。

 

この時思ったのが、果南の公式プロフィールの趣味に天体観測ってありますよね

初めてこの設定を見たとき意外とロマンチックな趣味を持ってるんだなーとを思ったのですが、もしかしたらこの出来事が果南の天体観測が好きという設定の理由になったんじゃないかとも思いました

 

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「ずっと一緒にいられますように…」

 

場面は変わり現在。鞠莉は小さな声で祈ります。

あのときの星座早見盤を今でも大切に持っていましたね

 

ここまでで出てきた印象的なワードは「星」です

 

 

さてOP明け

千歌がなにやら一筆したためていましたねー

 

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お年玉をもらうことに必死な千歌。

書道が得意な設定がここで描かれていますが、なんと、もう年が明けていましたねw

貴重な晴れ着です。

ちなみにこの着物、伊波杏樹さんが成人式で着ていた晴れ着と似たようなデザインになっているとかどうとか。細かいですねー

 

いざ新年初の練習にとりかかる千歌たち。そこにはなんと…

 

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「あけましておめでとうございます」

 

Saint Snowの二人が。このシーンにはテンション上がりました!

函館での件からSaint Snowともより仲が深まっている様子がうかがえますし、こうやって再び登場してくれたのが嬉しいですよね

 

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「ではみなさん、」

「あけましておめでとうございまーす!!」

 

なぜこのシーンを取り上げたか

理由は簡単です。かわいいからです。

 

個人的に果南がお気に入りですねー 梨子は殿堂入り。

 

Saint SnowAqoursの練習に付き合うために内浦まで駆けつけてくれたようですね

 

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「良い学校ですね。私たちと同じ丘の上なんですね」

 

「うん!海も見えるし!」

 

「でも、無くなっちゃうんだけどね」

 

ここで聖良も浦女が自分たちの学校と共通しているところがあることに気付きます。

校舎の中も他の生徒たちも見ていないのに景色だけで良い学校と言えるのが聖良も自分の学校が好きだからということが表現されています。

 

そして浦女が廃校になることもここで初めて知るような描写がありました

 

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「今年の春、統廃合になるの。だから、ここは3月でジ・エンド」

 

「そうなの!?」

「でも、ラブライブで頑張って、生徒が集まれば…」

 

「ですよね。私たちもずっとそう思って来たんですけど」

 

このシーンは個人的にお気に入りです。

千歌たちが必死の思いで廃校阻止のためにあれだけ足掻いてきましたが、廃校が決まり涙を流していたのに、優勝して浦女の名前を残すという確固たる目標を前にした今ではどのキャラも落ち込んだりしていません。だから笑顔でいられるんですね

 

千歌たちは浦女の生徒たちが優勝して名前を残してほしいと言ってくれたことを聖良にも言います

 

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「最高の仲間じゃないですか! 素敵です!」

 

ここでこう言える聖良がとても好きです。

今のAqoursがあるのは浦女の仲間たちの言葉があったからと言っても過言ではないですが、このセリフが聖良の“Aqoursというスクールアイドル”はこうなんだと決定付けた瞬間を表していると個人的に思っています。それは12話に繋がっているんじゃないかとも思いました

 

この後の理亞と1年生の絡みもいいでよね~

本当に仲が良くて、今ではお互いに立派な友だちとなっていますよね

 

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「こうして時って進んでいくんだね」

 

意味深な発言。この言葉が意味するものとはなんでしょうか

 

鬼のようなトレーニングメニューを終え、鞠莉は統合先の学校の理事を務めるよう両親に薦められます。

 

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「理事にはならないよ。私ね、この学校を卒業したらパパが薦めるイタリアの大学に通うの。」

「だから、あと3カ月。ここにいられるのも。」

 

μ’sでは3年生は卒業後どうするのか語られていませんでしたが、ここで進路の話が明確に発言されたのはこれまでになかった展開だったのでびっくりした。

スクールアイドルにとっての宿命でもある卒業という要素が出てきます

Aqoursがこの9人で居られるのに残された時間は3カ月。これはいくら足掻いても決して先延ばしにすることができない事です。

 

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「イタリアかぁ…」

「そうね。きっとそうなるのかなーってどこかでは思ってたけど、」

「実際、本当になるとね…」

 

「あと、3か月もないんだよね」

 

今までは廃校阻止と大会で優勝して浦女の名前を残す事を目標に話が進んできてきましたが、改めて卒業という問題に千歌たちは直面します。

今まで話題に出たとはいえ、ほとんどノータッチに近い扱われ方をしてきましたよね

 

名前を残すとはいえ、浦女も、これまで一緒に頑張ってきた仲間でさえ無くなってしまう事になります

 

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Aqoursは、どうなるの?」

「3年生、卒業したら」

 

「わかんない。本当に考えてない。なんかね、ラブライブが終わるまでは、決勝で結果が出るまでは、そこから先のことは考えちゃいけない気がするんだ。」

 

「全身全霊、すべての思いをかけて、ラブライブ決勝に出て優勝して、ずっと探していた輝きを見つけて。」

「それが、学校のみんなと、卒業する鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさんに対する礼儀だと思う」

 

今は先の事を考えず、目の前にあるラブライブ大会優勝だけを見つめて優勝を果たすことが自分たちの礼儀だと千歌は言います

目標と現実をきちんと理解して向き合った上でのこの言葉に千歌も大きく成長したなと実感しました

 

 

場面は再び3年生

 

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ここは淡島内にあるトンネルですね

星空の装飾は鞠莉たちが付けたのかもしれませんね

 

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「実は私も、東京の大学に推薦が決まりましたの」

 

「私は海外でダイビングのインストラクターの資格、ちゃんと取りたいんだ」

 

鞠莉だけでなく、果南とダイヤも卒業後の進路についてどうするかが明かされました。

3人とも卒業後の進路はバラバラ。簡単に会うことが難しくなります

 

これだけ仲のいい3人でも、進路のことについて誰にも話してなかったのは千歌が海辺で話したことに通じているようにも思えますね。

 

ダイヤの「相変わらずですわね。お互い」というセリフは、たとえ卒業後に離れ離れになったとしても3人の関係はいつまでも変わらないということを表現しているようにも感じています

 

この後の果南のハグも、離れてしまってもずっと友だちであることを表しているのではないでしょうか

 

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「一度しか言わないから、良く聞いて。私は果南とダイヤに出会っていろんなことを教わったよ。」

 

「世界が広いこと、友だちといると時間が経つのも忘れるほど楽しいこと。ケンカの仕方に、仲直りの仕方。」

「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだひとつも知らないままだった。ずっとあの部屋から出てこられなかった」

 

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「あの日から3人いれば何でもできるって。今の気持ちがあれば、大丈夫だって。そう思えた! Thank you!」

 

鞠莉から果南たちに送る感謝の気持ち。

個人的に3年生たちの共通のキーワードとして「時間」が自分の中にあるのですが、あのとき鞠莉を連れ出した瞬間から鞠莉の時間が動き出したんじゃないかと思います。

実際に自分の目で外の世界を目の当たりにして飛び込んでみることで初めて知ることができるそこには楽しくて素敵な世界があるということ。

 

これは鞠莉たちだけじゃありません。千歌たち2年生がスクールアイドルを始めたことにも言えますね。

 

早見盤に落ちる水滴は、今度は鞠莉の涙ではありませんでしたね

またしてもここで雨が降ってきます

 

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子どもの頃のあのときと同じ展開ですね。

繰り返しと捉えるのが普通ですが、星を見ることができないまま止まってしまった時間が再び動き始めたと捉えてみるのも面白い気がします

 

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「これで、終わりで良いの?」

「このまま、あのときと同じで流れ星にお祈りできなくていいの?」

 

「探しに行こうよ! 私たちだけの星を!」

 

さあ、ここで果南が煽りたてます

このまま終わらせようとしないところがいかにもサンシャインっぽいですよね

 

10話サブタイトルの“シャイニーを探して”というのは1期10話“シャイ煮はじめました”の対比となっているのは言うまでもなくですが、このサブタイトルにおけるシャイ煮(シャイニー)はもちろん“輝き”のことですよね

 

1期10話が言葉を変えるなら、ついに9人揃ってAqoursの物語が始まり、輝き始めたという意味でのシャイ煮はじめました。

2期10話では、私たちだけの星という輝きを探す、シャイニーを探して ということになっているんですね。面白いです

 

果南は千歌たちを星を探しに誘います

 

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余談ですが、果南が千歌の名前を呼ぶときの「千歌ぁー」っていうのが好きなのは自分だけでしょうかw

 

さて、ここからのシーンは個人的にとても好きです

サンシャインらしいというか、毎回見る度にまっしぐらに進むような清々しさに似た感覚になるんですよねー

 

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「Too late! 準備、オーライ?」

 

この荒々しい運転はまさかと思ったらまさかの鞠莉が運転してましたねw

外は雨ですが鞠莉たちは星を探しに車を走らせます

 

このシーンで使われているBGMといえば、1話や3話などで使われていた通称2期メインテーマ系統のものです(勝手にそう呼んでるだけです)

これ、本当に大好きな曲でこれを聴きたいがためにOSTフラゲしてまで買おうとしてるくらい好きなんですよね

これ以上ワクワクする気持ちになれるのかと言えるほどの高揚感、期待感に満ちたメロディ。

まさにAqoursを象徴するような曲ですよね

 

印象的なのは太陽が昇るシーンと雨が上がるシーンで使われていることですが、言い換えれば、輝きを目指そうと千歌たち9人の心がひとつになる瞬間を描かれたのがこの曲が使用される上での共通点のように思えます。

 

Aqoursの思いを乗せた車はやがて空へと走りだします

 

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虹のような光が生まれて…

 

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車は雲を突き抜け満天の星空へ。

 

このシーンは見ての通りイメージの世界ですね。非現実ということです

しかしここで「なんで車が空飛んでんだよwありえねーだろ」というツッコミは野暮です。言葉は悪いですが完全に筋違いです

 

注目したいのは効果音もセリフも全く入ってないところがまずひとつ

それが空想の景色を表現していますね。BGMを際立たせているようにも思えました。

 

この9人でなら自分たちの星(輝き)を見つけられるという思いの強さが現実の世界を超えて空へと向かうということじゃないでしょうか。

自分たちの輝きがそこにある場所、まさにAqoursが目指す舞台というのが雲の上に広がる満天の星空ということのように感じました

 

そしてもうひとつ。

この風景、今ならどこかで見たことあるんじゃないでしょうか?

雲の上で星空が広がる景色。

 

12話挿入歌の『WATER BLUE NEW WORLD』がまさにこのシーンですよね

 

そう考えると、この描写には大きな意味があるということがわかりますね

 

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「何をお祈りするつもりだった?」

 

「いつか必ず、また一緒になれるようにって。でも、無理なのかな…」

 

「なれるよ!絶対一緒になれるって、信じてる!」

 

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「この雨だって、全部流れ落ちたら必ず星が見えるよ。だから晴れるまで、もっと…もっと遊ぼう!」

 

1話から頻繁に描かれてきた雨の描写ですが、その全てはこのシーンに帰結したように思っています。これまで幾度となくAqoursの前に立ちふさがる壁のように雨の存在がありましたが、ようやくここでそれが全て流れ落ちた先に輝きがあるという答えが出てきましたね。

 

このセリフを聞いたとき『未熟DREAMER』を思い浮かべた方も多いんじゃないでしょうか?

 

このように10話ってAqours楽曲を連想させるような描写やセリフがいくつかありますよね。他にも、自分は雲上を突き抜けて車が走るシーンは『SKY JOURNEY』、先ほどの千歌と鞠莉の会話シーンでは大好きな曲の『P.S.の向こう側』も連想したりしました

 

こういった楽曲を踏まえて考察していくのも面白そうですね。

 

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「凄い…本当に晴れた」

 

千歌に手を重ねる8人。そしてついに雨雲は消え星空が見えました。

これは9人の力があれば奇跡を起こせるということなんじゃないでしょうか

 

そして千歌は願います。

 

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「見つかりますように。輝きが、私たちだけの輝きが、見つかりますように」

 

そこには9つの自分たちだけの星が描かれていました。

 

 

さて、第10話。

前回に引き続き最終回か?とツッコミを入れたくなるような気持ちのいい終わり方でしたね

毎週この出来でぶつけてこられたら、こちらの体力が持たないですけど毎週見事に倒されるこの感覚がある意味たまらないですw

 

ライブなどがなくても千歌たちの中で大きな変化が生まれたとても大事な回でした

それと同時に卒業の話など、確実に物語の終わりへと向かってきていますね

残り3話。ここからは本当の意味でラストスパートです

 

終わりを迎えるのは悲しくて寂しいですが、Aqoursの軌跡をしっかり見届けていきたいですね

サンシャイン2期8,9話感想(後編)

こんにちは。前回に引き続き第9話感想です

 

大好きなお姉ちゃんに歌を送ることを決めたルビィと理亞。

ルビィは花丸と善子に相談し手伝ってもらうことに

 

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「二人も来るなんて、聞いてない!」

「…私、もともとみんなでワイワイとか好きじゃないし。」

 

前半は主に理亞のパーソナリティを中心に描かれていましたね

理亞も大人数でワイワイするのがどうも苦手なよう。

そこまで友だちが多いわけでもなく、人目から遠のいていた1年生たちと似たようなところがあるみたいですね

 

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「あなたたち、ラブライブの決勝があるんでしょう?歌作ってる暇なんてあるの?」

 

「ルビィちゃんは、どうしても理亞ちゃんの手伝いをしたいずら」

「理亞ちゃんや、お姉ちゃんと話してて思ったの。私たちだけでも、できるってところを見せなくちゃいけないんじゃないかなって。安心して、卒業できないんじゃないかなって」

 

このシーンは善子と理亞の表情に注目でしたね

花丸は理亞に対してもルビィに接するときと同じように優しく言葉をかけます

善子もその姿に笑顔を見せているように感じました。

 

というわけでこのまま函館に残ることになった1年生たち

 

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「ごめんね、お姉ちゃん。2,3日で必ず戻るから」

 

「別に…私は構いませんけど?」

 

ホクロのところを掻くダイヤ。果南と鞠莉と視聴者の皆さんも同じ表情になっていたはずw

 

この後や飛行機内で千歌は何か感じ取っている様子が描かれていましたが、前回に引き続き黒澤、鹿角姉妹メインのお話ですが、姉妹という括りなら千歌も該当するんですよね

もし、千歌が美渡とスクールアイドルをやっていたらどうなっていたんだろう?と考えてみるのも面白そうですね

 

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「雪の結晶?」

「そう。昔、姉様と雪の日に一緒に探したの。二人でスクールアイドルになるって決めた、あの瞬間から雪の結晶をSaint Snowのシンボルにしようって。」

 

AqoursSaint Snowも自分たちの住む街を象徴するようなものからグループ名を取っていますね

 

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「綺麗だね。」

「…当たり前でしょ!姉様が見つけてきたんだから!ほら、あなたの姉より上でしょ?」

「そんなことないもん!」

 

またまたお姉ちゃん大好き大会が開幕です

前回、ルビィはオドオドした反論でしたが今回は強気に反論しています。

二人の仲が良くなった証拠ですね

 

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「ルビィ、最近思うの。お姉ちゃんや上級生から見れば頼りないように見えるかもしれないけど、隠された力がたくさんあるかもしれないって…!」

 

ここでサブタイトルがそのまま曲名になる未熟DREAMERパターンだと確信しましたw

以前の記事で1年生の立ち位置って何なのか?という疑問の答えがAwaken the powerそのものなのかもしれませんね。

 

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「これで、こう。どう?」

「こうして…」

「だったら… じゃあ、最後は…できた!」

「うん、すごくいい!」

 

「う~ やったー!!」

 

夜遅くまで歌詞を考えるルビィと理亞。かわいらしいシーンですよね

こうやって見ると二人とも年相応というか、何かひとつの目標に向かって力を合わせて頑張る姿は1期の2年生たちとも重なりますね。

二人が喜ぶ姿を見守る聖良が印象的でした

 

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この笑みを含んだ表情は、聖良がずっと見たかった理亞の姿なのかもしれません

前回ダイヤが言ったルビィがスクールアイドルをやりたいと言ったことが嬉しかったというセリフを鹿角姉妹に当てはめたとしたら、この瞬間がそれに最も近いんじゃないでしょうか。

聖良と会話をしている描写ではありませんが、理亞が一歩踏み出そうとしている瞬間なのだと思いました。

 

ルビィと理亞は肝心の曲を披露するステージを用意するためにクリスマスイベントの選考会に参加します。

 

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「姉様がいないことが、こんなにも不安だなんて…」

 

「でもさ、自分たちで全部やらなきゃ。」

「すべて意味がなくなるずら。」

 

緊張する二人に手を差し伸べる善子と花丸

この時点で4人ともひとつのチームのような安心感があります

 

今まで姉に頼ることが多かった二人が自分たちの持つ力だけで踏み出すということに最大の意味があるんですね

そんな二人を勇気づけるこの言葉にも、優しさと温かさが伝わってきますね。

 

面接が始まりましたが緊張して上手く話せない二人

そんなとき、ルビィは昔の記憶を思い返します

 

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「ルビィは強い子でしょ。ほら、勇気をお出しなさい」

 

「(そっか、ルビィずっと勇気をもらってたんだ。お姉ちゃん…)」

 

このシーンでルビィの過去の思い出が描かれていきますが、気になったのがなぜ最後が1期10話の『未熟DREAMER』のライブ前のシーンだったのでしょうか?

時系列的には前回のベンチでのシーンが一番新しい出来事のはずなのですが…

 

普通に考えれば一番最後に想像した場面が最も勇気をもらった瞬間と捉えるのが妥当ですが、そう考えると最後のワンカットは少し違うような気もします。

しかし最後にこのシーンを持ってくることにはきっと意味があるように思います。

 

10話は黒澤姉妹が初めて二人揃ってライブを行った一種のスタートラインです。

これだけで思い出に残るに相応しい瞬間ですが、ずっと傍にいてくれて勇気を貰ってきたルビィにとって今度はルビィ1人だけの力で乗り越えないといけないのが今です

支えてもらってばかりいた自分が、今度はあのとき見た大好きなダイヤの笑顔を自分の力でもう一度見るためにも踏み出すときなんじゃないかと思いました。

 

もし「お姉ちゃん…」というセリフの後に更に言葉を追加するなら、「見ていてね。」

が一番しっくりくるような気がしますね。

これに関しては色々な考え方ができそうですよねー

 

2期で一回りも二回りも成長したルビィに花丸や善子同様グッときた印象的なシーンでした…!

 

ルビィたちは無事イベント参加が決まり、ラジオで宣伝しますが番組(コーナー?)のパーソナリティ?はどこか見覚えのあるキャラでしたねw

はっちゃけお姉さんのフットワークの軽さというか、このクリスマスイベントってスクールアイドル関連のイベントではなさそうなのに、どこにでも出没するんですねw

ここまでくると存在自体が謎ですよね。某作詞家のように複数人存在している説が浮上しそうですね

僕ははっちゃけお姉さんはポケモンでいうジョーイさんだと思ってます。

 

このシーン、ルビィは緊張することなくはっきりと宣伝しているのが選考会を経て一歩前に踏み出せたのがわかります。

花丸は相変わらずどうしても方言が出てしまい肩を落としているところがある意味対比になってますね

 

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「今更だけど、ラブライブ予選は、ごめんなさい…」

 

「いいんだよ…! 理亞ちゃんや聖良先輩がみんなのために頑張ってたのは知ってるよ。Saint Snowは学校も、私たちの誇りだよ!」

 

そこにやってきたのは理亞のクラスメイトでした。

理亞は嫌われているかも、とルビィの背中に隠れようとしますがクラスメイトは優しく声をかけます。

いつもダイヤや誰かの背中に隠れるような弱気だったルビィが今度は逆に背中に隠れられる側になっているのが印象的でした

やはり理亞の方がほんの少しだけ子どもっぽさが感じられますね。

いつもツンツンしている彼女が実は弱気な部分があったり臆病なところがあったりとギャップも感じられる描写でしたが、ここはクラスメイトのセリフが刺さりましたね

 

Saint Snowが学校のために頑張っているのも、それをクラスメイトのみんなが知っていていて応援してくれているのもAqoursと全く同じなんですね。

作中ではライバルポジションで1期の頃はAqoursに対しても高圧的な印象がありましたが、この2話で大きく印象が変わりましたよね

Saint Snowもスクールアイドルであり、サンシャイン!!という作品の第二の主人公とも言えるのではないでしょうか

ずっと予選敗退が重荷になっていた理亞を救ったのが聖良ではなくクラスメイトという点も7話と通ずるところがあるようにも思えます

 

そんな3人を見たルビィの「なんでだろう、嬉しいのに、涙が出てくるの。」というセリフはAwaken the powerの二番の歌詞にもなっていますね

 

 

さて、いよいよライブ直前。ダイヤと聖良は二人にライブへ招待されます

 

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姉様お姉ちゃん

「私たちの作るライブ、見てくれますか?」

 

「…もちろん」

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「…喜んで。」

 

このシーンには実際に兄弟や姉妹がいる人にとって思わず涙してしまった方も多かったんじゃないでしょうか?

 

幼く弱い部分もあった妹たちが自分たちの力だけで何かを成し遂げようと頑張る、成長した姿を目にすることが姉という存在に対して最大の恩返しなのかもしれませんね

 

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挿入歌はタイトル通り『Awaken the power』でしたね

『SELF CONTROLL!!』に引き続き河田貴央さん作曲です

 

この曲は個人的に2期挿入歌の中でも特にお気に入りで、静かな歌いだしからドラムが入り一気にテンションを上げる構成でPVのリズムに合わせてイルミネーションに光が灯る演出がめちゃくちゃいいですよね

AqoursSaint Snowふたつのグループが特徴が上手いこと融合した曲調と歌詞がたまらないですし衣装も素敵です。しかもまた光ります。

 

静→動ときてサビ後に再び静に戻るように、こういう曲調の変化がよく表れている曲にめっぽう弱いのですがルビィの「隠された力」というセリフこそがこの静の部分で表現されているように思います。

 

隠された力は“目には見えない力”ともとれますし、Wake up my new worldは“新世界”ととることもできますね

 

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ラストの決めポーズ。

コテコテなリズムパターンで締めるところも個人的に大好きですね!

フォーメーションとしては星の形ですがスポットライトの光でできた影が雪の結晶のように見えるのもとてもいいですね

 

 

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「だから、新しいグループで違う雪の結晶を見つけて、姉様にもみんなにも喜んでもらえるスクールアイドルグループを作る」

「見てて。」

 

そう言って駆け出す理亞。ようやく彼女の中で新たな目標と夢が見つかりました

世界にひとつしかない雪の結晶がSaint Snowなら、新たに理亞が作るグループも世界にひとつだけのスクールアイドルグループになるんじゃないでしょうか。

 

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「理亞は昔から恥ずかしがり屋で、誰ともなかなか話せなかったんですよ」

 

「二人とももうすっかり大人ですわね」

「…はい。」

 

「祝福しましょう。二人の新しい羽ばたきに。」

 

完璧な締め方ですね。

この会話に姉サイドのすべてが詰まってます。2週にわたって描かれてきましたがとても気持ちよく終われました。

キャラクターの成長もこの作品の魅力ですがルビィに関してはかなり細かく時間をかけて描かれていましたね

 

何といってもSaint Snowにここまでスポットを当てるとは全くと思ってなかったのも驚きでした!

ただのライバルだけで終わらせないところがこれまでと違って面白かったですが、統廃合も決まったこのタイミングでSaint Snowにもスポットを当てたことは大きな意味があると思います。

グループは違えど輝こうとしているのは何もAqoursだけじゃないということです

1期13話を見て感じた、変わりたい人間が集まったAqoursがみんなを変えるという部分がここにも表れていたんじゃないでしょうか

 

ただ、ひとつ思ったのが前回の鹿角姉妹がケンカしているみたいというセリフの部分は明確には明かされていませんでしたが、理亞のセリフを聞いてるとなんとなく背景が見えてきそうな気がしますね。

聖良と一緒にスクールアイドルができるのも今大会が最後という気持ちが理亞の中で大きくなっていたのが態度や気持ちに表れていたということでしょうか

 

これはルビィにも当てはまる可能性が十分ありますよね

そもそも、同じグループに姉妹がいて、それが1年生と3年生という設定自体がなかなか面白いんですよ

 

3年間という期間で一緒にスクールアイドルで居られるのはたった1年。大会に出場できるのも1回きりと、限られた時間の中でさらに短い時間しか残されていないという状況でお互いにどう向き合っていくのか、という点でキャラクターとしての真意が見えてくるのって今作ならではですよね。

 

現時点ではまだ決勝大会前で卒業前です。これは避けては通れない道ですが、9話を終えた時点でルビィの中には既に答えが出ているのかもしれませんが果たして…

 

 

さて、えらい長くなっちゃいましたねw

9話を初めて見終えた時点で体力使ったなぁ~と思っていた矢先にCMでとんでもない情報が降ってきて焦りつつも歓喜した函館ユニットライブの発表。

 

…CD買お。

 

 

サンシャイン2期8,9話感想(前編)

どうも、みやです。

 

今回は第8話、9話と2週にかけて函館編ということで前編と後編に分割して感想を書いていこうと思います。

 

北海道地区の地区大会にゲストで招待されたAqours

地元のスクールアイドルからも写真をお願いされたりと、決勝進出を決めたグループが注目されている事を改めて感じる千歌たち

 

北海道はSaint Snowの出身地。楽屋を訪れた千歌たちは久しぶりにSaint  Snowの二人に再会しましたね。

 

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「今日は楽しんでってくださいね。皆さんと決勝で戦うのは、まだ先ですから」

 

「はい、そのつもりです。」

 

善子や花丸にも突っ込まれていましたが相当な自信を持った様子の聖良。

なのですが、この会話で面白いのは千歌が「そのつもりです」と即答したことです

 

楽しんでいくことへの返答かもしれませんが、ここは決勝で戦うことへの返答な気がしますね。

1期の頃から成長したから、決勝に進出したから、というよりは千歌の中では前回のセリフであったように、ぶっちぎりで優勝するという確固たる目標が出来上がったからこその「そのつもり」なのかもしれませんねー

 

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「もしかして、また見せつけようとしてるんじゃないの?自分たちの実力を」

 

「いえいえ!大意はありません。それにもう、皆さんは何をしても動揺したりしない。」

 

「どういう意味ですの?」

 

聖良にやたら突っかかる果南とダイヤ。そういえば今回3年生とSaint Snowが直接会うのは初めてでしたね。

初対面でいきなりこの喧嘩腰とはなかなか…w

 

聖良はAqoursに対して優勝候補とも言ってます。今では対等なライバルとして認識されているようですね。熱い展開です

千歌は握手を求められますが手汗を拭く描写が細かいというか、やはりまだ緊張している部分はあるみたいでした

 

さて地区大会本番。Saint Snowの出番です。

 

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このワンカットだけでもそれぞれの心情が垣間見えますね

リラックスした表情の聖良に対し理亞は少し力んでるような表情にも見えますね

 

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「びっくりしたね…」

「まさか、あんなことになるなんて…」

 

「これがラブライブなんだね」

「一度ミスをすると、立ち直るのは本当に難しい」

 

結果、Saint Snowはまさかの敗退。これには自分も驚きました。

そしてこの梨子のセリフがまた印象的です。

これまでピアノのコンクールという舞台を経験してきた梨子にとってミスからの復帰がどれだけ難しいか理解しているのでしょう

 

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「あんな二人、今まで見たことない」

「あれじゃあ、動揺して歌えるわけないよ…」

 

「それにちょっと、ケンカしてたみたい…」

 

本番、まさかの転倒。

どうやら今までにないくらい本調子じゃなかった様子のSaint Snow

しかも二人はケンカをしていたとのこと。

 

なぜケンカしていたんでしょうか?

現段階ではまだ理由は明かされていませんね

 

 

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「なんか落ち着くね、ここ」

「内浦と同じ空気を感じる。」

 

「そっか、海が目の前にあって、潮の香りがする街で、坂の上にある学校で。」

 

「繋がってないようで、どこかで繋がってるものね、みんな」

 

ここ、良いシーンですよねー

内浦が大好きな千歌たちが初めて訪れた街で地元と同じ空気を感じてるんです。このセリフを引き立てるシーンがこの後にありますね。

 

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このシーンも個人的にお気に入りなんですよね、

きちんと座って靴を脱いで、ちゃんと端に寄せて置くっていう何気ないシーンですけど、こんな丁寧でゆっくり描くてのは、黒澤姉妹の育ちの良さを表すと同時に時間をかけて描くことでルビィの中で気がかりなことがあったり色々と考えている、悩んでいる心情を表しているように思えます。

あと、靴を見てあっ!と気付く描写は恐らく見覚えのある靴があったからじゃないでしょうか。良く見てんなこの子

 

たまたま立ち寄った店がSaint Snowの実家という巡りあわせですが、もしかしたらこれも偶然ではないのかもしれませんね

 

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「街並みも、素敵ですね。落ち着いてて、ロマンチックで。」

 

「ありがとうございます。私も理亞もここが大好きで、大人になったら二人でこの店を継いで暮らしていきたいねって。」

 

…やられました。

さっき言ってたのはこのシーンのことなのですが、聖良たち鹿角姉妹も自分たちの住む町のことが大好きなんですよね。この点はAqoursと全く一緒ですよね

キャラのタイプや目標、夢は違えどSaint Snowも地元が大好きな函館にある学校のスクールアイドルなんです

これこそ「繋がってないようでどこかで繋がっている」ということなんじゃないかなって思います

 

ここでダイヤは昨日の地区予選の話を切り出し、聖良は「いえ、でも…」と返しますが遮るように理亞が食べたら出ていくよう言いましたね。

聖良は何を言おうとしたのでしょうか。でも、何なんでしょう?

 

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「ごめんなさい、まだちょっと昨日の事引っかかってるみたいで…」

ラブライブですからね。ああいうこともあります。私は後悔してません。だから理亞も、きっと次は…」

 

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「嫌!何度言っても同じ!私は続けない。スクールアイドルは…Saint Snowはもう終わり!」

 

「本当にいいの?あなたはまだ1年生。来年だってチャンスは…」

「いい。だからもう関係ないから。ラブライブも、スクールアイドルも!」

 

大会での敗退を聖良は後悔していないと口にします。「ラブライブですからね」というのは、これまで何度も大会という舞台で失敗をしてしまったスクールアイドルたちを聖良は見てきたことがあるから、ということなのかもしれませんね

Saint Snowはもう終わりと言う理亞。この言葉にルビィは何か感じたようでしたね

 

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「自信、なくしちゃったのかな」

 

「違うと思う。聖良さんがいなくなっちゃうから、お姉ちゃんと一緒に続けられないのが嫌なんだと思う。」

「お姉ちゃんがいないなら、もう続けたくないって…」

 

今までこういった類のセリフはほぼほぼ口にされてきませんでしたが、同じ妹としての立場であるルビィしか理亞の心情を感じられなかったのですね

 

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「お姉ちゃんも決勝が終わったら…」

 

「私は十分、満足していますわ。果南さんと鞠莉さん、2年生や1年生のみなさん。そして何よりルビィと一緒にスクールアイドルをやることができた。」

「それでラブライブの決勝です。アキバドームです。夢のようですわ…」

 

ぎゅっと手を握り締めながら話すダイヤ。

今こうしてルビィや他のメンバーたちとスクールアイドルをやれていることに満足しているのは本心ですが、やはり終わりを迎えたくない気持ちもあることが伝わってきます。

 

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「ルビィを置いていかないで…」

 

二人で大好きなアイドルの雑誌を読む。

二人で衣装を作ったり曲を歌ったりする。

 

ルビィにとってダイヤと好きなことを共有できていた頃の楽しい思い出があるからこそ、一度はスクールアイドルから離れてしまったダイヤと再び同じスクールアイドルとして居られる今がルビィにとって大切でずっと望んでいた時間なんですよね

しかし、それもたった1度きりの時間です。自分を置いて居なくなってしまうことが辛いルビィですがダイヤも同じ気持ちのはずです

 

ですがダイヤはルビィのこの言葉に直接的な返答をしていません

優しくルビィを撫で、大会が終わった後はどうするか聞きます

 

あくまで自分からは何も言ってないんですよね

まだ1年だからスクールアイドルを続けろとも、こうしろとも言ってません

すべてルビィ自身に答えを決めさせています

 

この部分では先ほどの鹿角姉妹のやり取りと違う点ですね。

 

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「今はラブライブ決勝のことしか考えないようにしていますし。ただ、ただ…」

 

何か言おうとして場面が変わります。

聖良も自宅でのセリフの中で「いえ、でも…」と言ってたシーンがあります

 

この後にダイヤはこのセリフの続きを言いますが、結局二人とも言いたかったことは何なのか。ダイヤの答えはこうです

 

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「…ただ、あなたが私にスクールアイドルになりたいって言ってきたとき、あのとき凄く嬉しかったのです。私の知らないところで、ルビィはこんなにも1人で一生懸命考えて、自分の足で答えに辿りついたんだって」

 

これって1期4話の淡島神社でのシーンのことですよね

ルビィはあのとき何と言ったか後に回収されるのかと思っていましたが結局描かれなかった部分を2期のここで持ってきましたね

ルビィや理亞がお姉ちゃんのことが大好きなように、姉であるダイヤも妹という存在が大好きで大切なんです

そんな妹が一歩づつ成長していく姿を目の当たりにできたことが姉としては何よりも嬉しいんですね

 

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「私の姉様の方が上。美人だし歌もダンスも一級品だし。」

「日本舞踊だったら人に教えられるくらいだし、お琴もできるし!」

「でも、私の姉様の方が上!」

 

「やっぱり、聖良さんのこと大好きなんだね」

 

言い合う二人。お姉ちゃん大好き大会の開幕です

ルビィは少しおどおどしつつも姉のことになるとここまでムキになるのも、ダイヤのことが好きなのが伝わってきますね

 

物語とは関係ないですが、理亞よりルビィの方が身長高いのが個人的に好きです

 

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「それでね、ルビィ、お姉ちゃんと話してわかったの。嬉しいんだって」

「お姉ちゃんがいなくても、別々でも、頑張ってお姉ちゃんの力なしでルビィが何かできたら嬉しいんだって。」

 

「きっと、聖良さんもそうなんじゃないかな」

 

この足元だけを映すシーンがいいですね

自分の足で答えに辿りついたというダイヤのセリフをさらに印象付けるような描写です

 

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「姉様がいなくても1人でできるって、安心してって。…なのに、最後の大会だったのに…!」

 

「じゃあ、最後にしなければいいんじゃないかな?」

 

このルビィのセリフが個人的に8話の中で一番好きです。

これまでの物語やダイヤの言葉を聞いてルビィの成長を感じてきましたが、このセリフが一番自分の中で「こいつ変わったな」と思わせるものでした

前向きすぎますよね、だって。

ひと昔前の引っ込み思案だったルビィでは考えられなかったようなセリフです。

 

理亞にとって聖良との最後の大会が終わり、これ以上は一緒に歌えない状況の中、それを真っ向からぶち破る、最後にしないという選択肢

なんというかAqoursらしい考え方だと思います。

 

大好きなお姉ちゃんに思いを伝えたい一心で最後と決められた現実を超えて更に一歩進みだす、ルビィにしかできない提案です

理亞の手を取り走り出すルビィに理亞もようやく笑顔を浮かべます

 

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「歌いませんか?一緒に曲を。お姉ちゃんに送る曲を作って、この光の中で、もう一度…!」

 

クリスマスツリーの前で一緒に曲を作ることを決めたルビィと理亞。

まさかの次回も函館回でしたが、ここから二人が羽ばたくための物語がスタートします

 

このまま第9話に続きます。

 

 

サンシャイン2期7話感想

こんにちは。2年生上映会に行きたいです。みやです

ラブライブ!サンシャイン!!2期第7話感想です。

 

Aqoursのすべてをぶつけた地区予選ですが、結果は見事通過。ついに夢にまで見た決勝出場が決まりましたね。

これまで大きな壁にぶつかりながらも、千歌たちは奇跡を起こしました

 

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決勝進出に喜ぶAqoursですが、このシーン、左の隅には決勝進出を逃したのであろう他のスクールアイドルたちの姿も描かれていますね

自分の記憶が間違っていなければですが、「敗者」の姿が描かれたシーンってシリーズ初な気がします。サンシャインでは間違いなく今回が初めてだと思うのですが…

 

Aqoursは以前にこの会場で敗退を経験しています。

この作品の主役なので決勝進出が決まって自分も嬉しかったのですが、勝者がいればもちろん敗者も居るという当たり前のことなのですけど、このシーンで改めて感じたりしました。次の大会でもしこのスクールアイドルが決勝に進んでいたりしたら熱いよなぁ…とも思ったりします。

 

決勝はアキバドーム。未だ見たことのないステージに期待で胸を膨らませる千歌たち。

梨子はもっと良い曲を作りたい、曜はもっともっと元気なダンスをしようと意気込みます。さらに予選のライブ映像が配信され、Aqoursのライブの再生回数はどんどん増えていく様子が描かれていましたね。

 

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「これだけの人が見て、私たちを応援してくれた。」

 

「あ、じゃあ、入学希望者も…!」

 

これだけ多くの人たちがAqoursを応援してくれていることがわかりましたが、肝心の入学希望者はどうなっているのか。千歌はドキドキしながらも期待の入り混じったような声色で聞きます。

鞠莉はここで携帯がフリーズしてるだけだよね?と言いますが、初見時このセリフでめちゃくちゃ焦ったのを覚えています。

正直、嫌な予感しかしなかったですw

 

浦女に戻って入学希望者を確認しますが…

 

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現在80人。

ライブ動画の再生回数は増え続けているのに対し、入学希望者はなかなか増えないという現状でした。

 

イムリミットまで残り4時間。しかし鞠莉の交渉もあって翌日の朝5時まで期限を延ばしてもらうことに。

この時点で入学希望者は86人。少しづつ増えていってますが、千歌はただ待つだけじゃいられない様子でしたね

駅前で声かけしたり今からライブをやろうと提案したり、とにかく足掻こうとする千歌の姿が印象的でした。

ですが今はただ今日の自分たちのステージを信じて、このまま学校で最後まで見守ることに。

 

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時計を見つめる7人、パソコンで入学希望者の様子を見るルビィ、おっさん座りの善子

今こうやって見てみると座り方もキャラの特徴出てますね、これ

 

思わずパソコンの調子が悪いんじゃないかと言いだす善子ですが、3年生たちはかなり落ち着いた様子が描かれていました。

 

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「STOP…壊れていないわ」

 

「これが現実なのですわ。これだけの人が、浦の星の名前を知っても、」

 

「たとえ街が綺麗で、人が優しくても、わざわざここまで通おうとは思わない」

 

今回、個人的に3年生たちはかなり落ち着いている印象が強いです。

学校存続がかかっているのにもかかわらず、常に現実を受け止めているといった感じでしょうか。

正直、他の学年から「どうしてそんなに落ち着いていられるの?」と言われてもおかしくないくらいだと思います。

 

鞠莉たち3年生が一番浦女に長くいたし、統廃合阻止のために最初にAqoursを結成したのですから、当然浦女に対しての思い入れは千歌に負けないくらいあるはずです。しかし、MIRACLE WAVEで旧Aqoursができなかった事を千歌に託し、9人のAqoursとなって持てる力と思いの強さのすべてを注ぎ込み、正真正銘のラストチャンスという舞台で3年生たちは最高のパフォーマンスをしたのではないでしょうか。

さらに千歌たちよりも前から浦女でスクールアイドルをやってきたからこそ、頑張って名前を知ってもらってもなかなか興味を示してくれる人が現れないことも、もしかしたら過去に経験しているのかもしれませんし、一番上の学年の3人が焦っていたら示しがつかない、というのもあるのかも知れません。

すべてをやりきったからこその落ち着きなのかなぁと自分は思いました

この後で果南もやれることはやったと口にしていますし。

 

ここで1年生たちは夕飯の買い出しに出かけます。田舎といえど夜中の1時に制服姿で出歩いていいのか…? 笑

 

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「まったく、世話が焼けるったらありゃしない。」

 

「仕方ないずら。今のAqoursを作ったのは、千歌ちゃんたち2年生の3人。」

「その前のAqoursを作ったのは、お姉ちゃんたち3年生の3人だもん」

「責任、感じているずらよ」

 

「そんなもん、感じなくてもいいのに。 少なくとも私は、感謝しか…」

 

1年生組3人におけるAqoursでの立ち位置って何なのでしょうね。

これは1期の頃から疑問というか考えていたのですが、みなさんはどう捉えているのか気になってたりします。

今のAqoursがあるのは千歌たち2年生。旧Aqoursを作ったのは3年生。じゃあ1年生は?となると、どうしても盛り上げ役、引き立て役、ギャグ要員という方向に転びやすい難しいポジションですよね。

そもそも、立ち位置だとか役割がないといけない理由というのも無いのですが、物語が進んでいく中で“この9人じゃないといけない”ところが必ずあるはずだとは思うのですが、個人的にはまだ明確な答えは見つかってないです

この3人にしかできないことってあるんじゃないかと。

それは今後のストーリー次第でわかるのかもしれませんが、この会話から少なくとも1年生組の間ではお互いに支え合う関係というのが固まっていますね

 

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「だからマルたちが面倒みるずら。それが仲間ずら」

 

「だね。 なんか良いなぁ、そういうの。支え合ってる気がする」

 

2期になって1年生だけで自分たちのことを話す場面が初めて描かれたような気がします。

1期から見てると、なんか大人になったなぁ…というか、きちんと自分たちで考えて、互いを理解していってるんだなぁと思ったり

てか、善子のボソっと刺さる言葉をいうのが卑怯なんですよねw

1期13話の楽屋で1年生がメイクしてるときのセリフとかもう、ね、あれは駄目です。

 

 

場面は再び理事長室に。

この時点で入学希望者は94人。約束の時間まで1時間を切っています

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外は既に夜が明け、陽が昇り始めています。

千歌、曜、果南の3人は学校のプールで自身の思いを叫びましたね

 

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「おーい! 浦の星は、良い学校だぞー!」

「おーい! 絶対後悔させないぞー!」

 

「みんないい子ばっかだぞーっ!」

 

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「私がー! 保証するー!!」

 

 

…やられました。

いや、このシーンですよ…

 

一番ズシンときました。このセリフを梨子が言うのがもう、アカンですよだって

東京から引っ越してきた昔からの浦女の生徒でない梨子がこの学校は良いところだと叫べるんです。

それは間違いなく千歌たちAqoursに出会って、浦女で毎日過ごして、この内浦という街が本当に素敵な場所だと目で、肌で直接感じた梨子だからこそ、このたった「保証する」という言葉だけで大きな意味になるんです。

梨子ってAqoursの中で一番入学希望者に近い存在でもあると自分は思っているのですが、内浦や浦女を全く知らない0の状態から千歌たちに出会って、街や学校の良さと魅力を知った唯一の存在なんです。

そんな梨子がここまで変わりました。過程は違えど、浦女に入学した子なら梨子のように笑顔になれたりもするんじゃないかと思います。

 

だからこそ、浦女存続のためにひたすら頑張ろうとする千歌のように、浦女のために何か自分にできることはないかと奮闘する梨子の姿が描かれていても面白かったんじゃないかなーとも実は思ってたりします。

 

少し話が逸れますが、自分もこれまで4回くらい沼津や内浦に足を運んだことがあります。

 

だからなんだって話かもしれませんが、自分も梨子みたいに何も知らない状態で実際に街に足を運んでみると、その街の良さを知ることができて今では何も知らない人に「沼津はいいところだよ」と自信を持って言えるのが、なんだかアニメとリアルがリンクしているよなーとも思います。

 

このまま続けると長くなるので話を戻しますw

 

この後、「私の保証は間違いない」と自信たっぷりに言いますが、最初はピアノのスランプで悩み、浮かない表情をしていた梨子がここまでAqoursとして活動することで本来持っていたであろう明るさを取り戻し、笑顔を見せているのがなんだか嬉しかったです

 

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そしてタイムリミット直前。ついに入学希望者は98人

あと2人まできましたが時刻は間もなく5時。

 

千歌は最後の最後まで届くと声にして待ちますが…

 

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「募集終了…?」

 

そこには募集終了の文字が。

統廃合阻止はできませんでした

これ以上は鞠莉であっても交渉できない限界の状態です。

 

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「駄目だよ… だって、私たちまだ足掻いてない。精一杯足掻こうって約束したじゃん… やれることを全部やろうって言ったじゃん…!」

 

「全部やったよ。そして、決勝に進んだ。私たちは、やれることはやった…。」

 

 

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「じゃあなんで、学校がなくなっちゃうの…学校を守れないの…! そんなの、そんなの…!!」

 

「受け入れるしかない。学校は、無くなる。」

 

これまで学校存続のためにラブライブ大会を目指してきた千歌たちは、根本的な目標を失ってしまいます。

あれから千歌はどこか1人抱え込むような雰囲気がありましたが、

 

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「今は前を向こう。ラブライブ!はまだ終わってないんだから…」

「わかってる。」

 

このシーン。足早に歩く千歌に梨子は手をさし出しますが、それを振り切るように進む千歌。

これまで互いに手を伸ばし合う二人の姿がありましたが、今回は手を伸ばす梨子に千歌は応えてくれませんでした。

 

初見時、このシーン見たときめっちゃ辛かったんですよねー

あんなに仲が良かった二人なのに千歌だけがどんどん遠くに行ってしまうような感覚で何だか恐怖感もあったりしました。

 

放課後、統廃合は決まりましたがラブライブ!大会は待ってくれません。気持ちを切り替えて練習しようとする千歌たち。

ルビィは3年生にとって最後の大会だと言います。

 

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「絶対に、優勝したい!」

 

引っ込み事案なルビィがここまではっきりと言葉にしている、いいシーンですよね。

この子ほんと強くなったな…!

 

ですが、千歌の表情は暗いままです。

 

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「でも、そのつもりでいかないと…!」

 

…またやられかけました。

先ほど千歌に声をかけましたが、ここでも梨子は直接的な言葉を使わずに千歌を元気づけようとしているんですよね。

千歌のことを信じているんだと思っています

 

なんか7話を見る度に全く根拠はないですが、梨子メイン寄りの回が今後もあるんじゃないかと思うんですよね。

そりゃ推しのキャラなので贔屓というか見てみたいという願望があるからなのかもしれませんが、なんかそんな予感がする…ような?

 

しかもこの後のシーンでは曜も千歌のことを見てますね。

 

準備運動を始める千歌たちですが、千歌以外のメンバーは顔を映さない演出が良いですよね。このときどんな表情をしているのか、気になります

 

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募集終了のあの瞬間がフラッシュバックした千歌はついに、涙を流してしまいます。

自分でも涙を流しているのに気付かない様子。

 

奇跡を起こすまで泣かないと誓いましたが、ここ、涙が流れているのは片目だけなんですよね

何か意味はありそうですね。

 

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「やっぱり、私はちゃんと考えた方がいいと思う。本当にこのままラブライブの決勝に出るのか、それとも…」

 

統廃合阻止のために大会を目指してきた千歌たち。

学校が無くなることが確定した今、ラブライブ大会に出るべきか辞退すべきなのかという選択肢が生まれます。

出るべきだと口にしますが鞠莉に心を見透かされる千歌。

 

しかし、誰も「こうするべきだ」と口にしません。

みんな千歌の本当の答えを待っている様子に見えました

 

ここで流れた曲、『空も心も晴れるから』でしたね。

まさか1期BD曲を逆輸入するとは思ってもみなかったですし、しかも今回が初となる9人全員Ver.

驚いた人もたくさんいたんじゃないでしょうか。

本来この曲は2年生曲で本編とは全く絡みのない楽曲ですが、2年生が新Aqoursを結成した後に作られた曲という解釈が自分の中でありまして、それを今ここで9人が歌うということに大きな意味がありそうですね。

 

そしてもうひとつ、羽根です。

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よく見るとこれ、このときはうっすら透けていて半透明ですね。

 

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このとき初めて涙を流す鞠莉がとても印象的でした。

千歌たちや生徒たちの前では決して涙を流すことなく笑顔で、浦女の理事長として立ってきましたが、ここで大きな涙を流します

学校を救いたい気持ちは千歌に引けを取らないくらい鞠莉の中では大きいはずです。

あれだけ父親に交渉したりと、千歌同様に鞠莉は鞠莉の立場として足掻いてきたのに、学校を救えなかった。その辛い思いが伝わってくるようなシーンでしたね

 

翌日、千歌たちは屋上に集まります。

 

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「学校を救いたい! みんなと一緒に頑張ってきた、ここを…」

 

学校を救い、奇跡を起こすことで輝きが見つかると思っていた千歌。

これまで輝きたいと口にしてきましたが、一番の気持ちは学校ありきだということがわかります。

統廃合が決定した今、千歌は輝きが見つかるとは思えないと断言しますが、それを救ったのは浦女の生徒たちでした

 

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「だったら救って!ラブライブに出て、優勝して!」

「学校を存続させられたら…」

 

「それだけが学校を救うってこと?」

 

ラブライブで優勝してほしい!私たちのために!学校のために! 千歌たちにしかできないの!」

浦の星女学院スクールアイドルAqours。その名前をラブライブの歴史に、あの舞台に永遠に残してほしい!Aqoursと共に、浦の星女学院の名前を!」

 

 

「だから、輝いて!!」

 

…ここでもやられました。

最高に熱いシーンじゃないですか?

統廃合が決まった今、ラブライブ大会で優勝して浦女の名前を一生消えないものにすることが千歌たちに残された、千歌たちにしかできない学校を救うことなんですね。

 

μ’sは何も残していかなかった、ということに対して一生残るようにその名前を刻もうとするのがAqoursの歩む道なんじゃないかと思いました。

 

この言葉に千歌は

 

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「ぶっちぎりで優勝する! 相手なんか関係ない!アキバドームも、決勝も関係ない!優勝する! 優勝して、この学校の名前を、一生消えない思い出を作ろう!!」

 

完全に火がつきましたね。

優勝。しかもぶっちぎりでと言ってます。

 

たとえどんな凄いスクールアイドルが出場していても、その舞台が決勝大会でも千歌にとっては関係ないんですよね

優勝して名前を残す。そのためだけに千歌は再び突き進むことを誓います

今度は何と言うか、足掻くというニュアンスじゃない気が個人的にしています。

ただ前に進む。一切の迷いもなく突き進んでいくような感じでしょうかね

 

浦女のスクールアイドルとして大会に出て、みんなに知ってもらえるために今まで過程だった大会出場が今度は優勝という新たな目標として確立した瞬間です

果南のセリフでもありましたが、なんだか見てるこっちまで熱くなるような感覚がラブライブ!作品らしくて本当に大好きです!

 

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「ついに普通じゃない、本当の怪獣になっちゃうのかも。 千歌ちゃんは…!」

 

自分の中にある素直で大きな力をさらけ出した千歌はまさに怪獣のように止まることなく突き進んでいくのかもしれませんね。

半透明だった羽根も空に舞い上がると同時にAqoursを象徴する水色へと変化。

 Aqoursとしてのこれからの道ができたという意味にも思えました。

 

 

さて、第7話。6話から2週連続で泣かせにきますよねほんとw

統廃合は阻止できませんでしたが、大会で優勝して浦女とAqoursの名前消えないもにするため再び進み始めましたが、ここから最終話まで一気に駆け抜けていきそうな予感がしますね!

 

例のごとく、この記事書いてる時点で8話放送済みですが来週も見どころ満載でしたね

函館行きたいなぁ~

 

サンシャイン2期6話感想

こんにちは、みやです。

TVアニメ2期もそろそろ折り返し地点までやってきましたね。

第6話。ここまで心を揺さぶられる作品があるのかと思わせるような内容でした

リアルタイムで視聴しているとき正直声にでてしまいそうなくらい、ある意味歯を食いしばるように見ていました。本当にそれくらい大きな意味を持つ回でした。

 

今まで、どこまでも駄文で脈絡もなくマイペースで感想をここに書いてきましたが、6話にして頭の中を整理しながら文章にするという作業を感情が全て吹き飛ばしてしまうような感覚になりながらも、今こうやってカタカタやってます

 

 

物語はついに地区予選大会の会場が発表されるところからスタートしましたね

会場は前回大会と同じ場所です。

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一方、学校の入学希望者は現在57名。約束の期限まで残り1ヶ月もありません。

地区予選大会が実質のラストチャンスです

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沼津での練習中、ラブライブで全国大会出場が有力視されているグループのニュースを曜が見つけますが、そこにはSaint SnowAqoursの名前が。

Aqoursのコメントには「今後の成長に期待したい。」とのひとことがありました。

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「期待…」

 

千歌は静かにつぶやきますが、この期待という言葉は1期でも出てきましたね。

しかも今度は浦女の生徒たちだけでなく、大勢の人がAqoursに注目している、ということです。

千歌たち次第で入学希望者を一気に増加させるチャンスでもあるわけですが、それだけ地区予選が重大であることが伝わってきますよね

 

この後、善子がいつものように造作もないと振りまきますが、前回の物語を象徴するかのように梨子も善子に乗っかります

ここ、普通にギャグパートですが梨子がこんな前向きな発言するのってある意味成長でですよね。しかもめっちゃノリノリです。かわいいぞリリー。

 

それと、今回の地区予選は投票システムにより生徒数の少ない浦女は圧倒的に不利というビハインドの状態で挑まなくてはならないことも明かされました

 

その日の夜、果南は前回から大事そうに抱えていた1冊のノートを手にしますが表情は暗く、重いものでしたね

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「懐かしい…まだ持ってたんだ、それ」

 

「まさか、やるなんて言うんじゃないよね?」

 

「状況はわかっているでしょ? それに賭けるしかない。私、あの頃の気持ちと変わってないよ」

 

どうやらこのノートには2年前に3年生がAqoursとして活動していたときに使っていたダンスフォーメーションが描かれているのですが、果南は過去に鞠莉を怪我させてしまったことを悔み、そんな無茶を今度は千歌たちに押し付けるわけにはいかないと言い放ちます。

Aqoursとしてメンバーになったものの、果南の中では未だに向き合えない過去があることがはっきりしましたし、果南の持つ、誰かを大切に思う強い気持ちもこのシーンで読み取ることができますね

 

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「否定しないで。あの頃のことを。」

「私にとってはとても大切な思い出。だからこそ、やり遂げたい。あのとき夢見た、私たちのAqoursを完成させたい!」

 

このセリフ、鞠莉だからこそ言えることだよなぁと思いました

あの日起こったことが鞠莉と果南たちがすれ違ってしまった要因の一つにもなった出来事なのですが、それがあったからこそ今の関係がありAqoursがあるんですよね。

辛い現実でしたが、それを経てようやく手に入れたこの繋がりを鞠莉は大切にしたいんじゃないかと思いました。

過去に起こってしまったことから目を背けるのではなく、それを受け止め一歩踏み出すことで、あのとき求めていた自分たちの輝く姿が見つかるんです。

果南が鞠莉を大切に思うのと同じくらい鞠莉自身も果南のことが大切だから、過去の自分を責めてほしくないんじゃないのかなと。

だからこそ、鞠莉はこのノートを無駄にすることができなかったんです。「投げ捨てて」しまってはいけない、忘れてはいけない、今のAqoursと3年生たちのAqoursを繋ぐ鍵でありバトンなんだと感じました。

 

聖良との通話を経て、千歌は“Aqoursらしさ”を形にしたいとメンバーに打ち明けましたね。

そこでダイヤと鞠莉が例のフォーメーションの話を切り出します

千歌はその話を聞いて教えてほしいとお願いしますが、果南は賛成できない様子。

 

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「でも、それをやろうとして鞠莉は足を痛めた。それに、みんなの負担も大きいの。」

「今そこまでしてやる意味はあるの?」

 

「なんで? 果南ちゃん、今そこまでしなくていつするの?」

「最初に約束したよね? 精一杯足掻こうよ! ラブライブ!はすぐそこなんだよ!?」

 

「今こそ足掻いて、やれることはぜんぶやりたいんだよ!!」

 

果南の手を握る千歌。

このシーンの伊波さんの演技が光ります。

 

すごい、伝わってくるんですよね。千歌の心情が

微妙に声が上ずっていて、言葉と言葉の間の取り方、少し早口っぽく話すところが千歌の言ったAqoursらしさを形にできるかもしれない期待と、これを逃したくない必死さをこれでもかと表現していて、個人的にとても好きなシーンです

 

千歌の言葉を聞き、危険と判断すれば止めるという条件付きでノートを渡す果南ですが、千歌は大きく頷きます。

 

そして始まった猛練習。ボロボロになりながらも何度も挑戦する千歌。

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曜たちに心配されながらも、諦める様子はありません。

 

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「私ね、一番最初にここで歌ったときに思ったの。みんなが居なければ何もできなかったって。ラブライブ地区大会の時も、この前の予備予選の時も、みんなが一緒だったから頑張れた。」

「学校のみんなにも、町の人たちにも助けてもらって。…だから、ひとつくらい恩返ししたい。」

 

ここで千歌の思いが明かされました。みんながいなければ何もできない、自分はたくさんの人に助けてもらったと言う千歌。

このときの千歌の心情はどうなっていたんでしょうか?

恐らく、もがいてるんじゃないかと思いました

この時点ではできないことの不安感よりも答えを掴めるかもしれないチャンスと期待感で自信を奮い立たせているように感じました。しかし心の中ではみんなに助けてもらった自分が今度はみんなの期待に応えたいという気持ちが入り混じった状態なのかなと。

これが千歌の言う恩返しの形なんじゃないかと思いました。

期待したい自分と期待される自分。言葉は同じでも捉え方では二つの意味になるのかもしれません

 

 

その後も頑張って練習に励みます。

千歌の練習を見守る曜、梨子、果南の3人ですが曜と梨子は心配そうな様子。

果南は止めたら?と言いますが、言いだせない二人。

梨子は果南に言います。

 

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「千歌ちゃん、普通怪獣だったんです。」

 

「怪獣?」

 

「普通怪獣ちかちー。何でも普通で、いつもキラキラ輝いてる光を遠くから眺めてて。本当はすごい力があるのに…」

 

「自分は普通だって、いつも一歩退いて。」

 

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 「だから、自分の力で何とかしたいって思ってる。ただ見ているんじゃなくて、自分の手で。」

 

 普通怪獣「だった」と梨子は言ってますね。過去形。

てことは、今はもう普通怪獣じゃないということになりますよね

千歌の持つ大きな力を一番に目の当たりにしてきた梨子と曜だからこそ言える過去形

本人は気付いていませんが、二人にとって千歌は既に「普通」の殻を破っているんです。

千歌のことを良く知る果南は「怪獣?」と聞き返します。「普通」というワードを出していません。これもポイントですよね

この手伸ばす千歌のシーンやセリフは本当にいろんな解釈が含まれていますね

 

この言葉を聞いて、果南は明日の朝までにできなければ諦めてと言います。

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強く拳を握る千歌。できない悔しさと期待に応えられない不安感が押し寄せているように見えましたね。

 

諦めず夜中になっても必死に練習を続けますが、あと少しというところで上手くいかない千歌。

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「あー、もう!!」

「どこが駄目なんだろう、私…」

 

できない自分自身を責める千歌。

 

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「焦らないで。力を抜いて、練習通りに。」

「できるよ。絶対できる!」

 

「頑張って!」

「見てるから」

 

曜と梨子が千歌を励まします。

さらに1年生組からも応援され、千歌は再挑戦しますがまたしても上手くいかず。

 

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「なんでだろう… なんでできないんだろう… 梨子ちゃんも、曜ちゃんも、みんな、こんなに応援してくれているのに。」

 

「嫌だ。 …嫌だよ! 私、なにもしてないのに!なにもできてないのに!!」

 

できないこと。みんなの応援に応えられない自分に千歌は歯を食いしばりながらこう言いましたね。腕で目元が見えませんが自分はこのときの千歌は涙を流す寸前だったと思います。

1話で奇跡を起こすまで絶対に泣かないと決めた千歌ですが、ついに挫けそうになり涙を流しそうになりますが、ここでそれを止めたのは曜と梨子の言葉でした。

 

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「いまのAqoursができたのは、誰のおかげ? 最初にやろうって言ったのは誰?」

 

「それは…」

 

「千歌ちゃんがいたから私は、スクールアイドルを始めた。」

「私もそう。みんなだってそう。」

「他の誰でも、いまのAqoursは作れなかった。」

「千歌ちゃんが居たから、いまのAqoursがあるんだよ。そのことは、忘れないで」

 

「自分のことを普通だって思ってる人が、諦めずに挑み続ける。それができるって、凄いことよ! 凄い勇気が要ると思う!」

「そんな千歌ちゃんだから、みんな頑張ろうって思える。Aqoursをやってみようって、思えたんだよ!」

 

「恩返しだなんて思わないで。みんなワクワクしてるんだよ! 千歌ちゃんと一緒に、自分たちだけの輝きを、見つけられるのを。」

 

ここから最後まで6話最大の見どころであり怒涛の展開です。

正直、全シーンとセリフをピックアップしたいくらいです。

 

まず、自分がずっと思っていた2期では曜と梨子が千歌を支えたり背中を押して引っ張っていく描写が見たいという願いをこの回でも見せてくれました。

(今だから言えますが次の回でも見れましたね)

 

いまのAqoursを作り上げたには間違いなく千歌です。曜や梨子も、1年生や3年生たちを引き寄せたのは全て千歌の言葉や行動でした。

そもそも、「いまのみんながあるのは自分のおかげだ。エッヘン」なんてことを言える人間なんてそうは居ないんですよね。ましてや自分のことを普通だなんて言っている人間なら尚更です。

自分の持っている力の大きさに気付くの自身からではなく周りの人間からです。

普通という殻を被ってしまった千歌がそれを脱ぎ捨てるきっかけをくれたのは一番近くにいた曜と梨子の言葉と、それを同じように信じている仲間が居たからでした

そして頑張って練習しているのは千歌だけじゃないんです。善子の腕には湿布が貼ってあったりと、みんな猛練習しているとわかる描写もたまらないですよね

 

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「千歌、時間だよ! 準備はいい?」

 

千歌は大きく頷き、走りだします。

夜明け。太陽が顔を出しますが、この描写は2期1話と全く同じですね。

Aqoursがみんな一丸となり再び立ち上がるときに必ず太陽が彼女たちを照らしだします。

 

最後に笑顔を見せて果南は言います。

ここ、笑顔なんですよ… やられました。

 

あれだけ反対したり心配していた果南が笑って千歌を待っているんです

やはり鞠莉の言っていたように果南も千歌なら必ずやってのけると信じていたんです

みんなの言葉を聞いて、そして昔から千歌のことを見てきた果南は信じることができた。だからこそ笑顔で待っていられたんです

 

ずっと過去の事で悩んでいた果南。危険を伴うパフォーマンスやフォーメーションを千歌たちに押し付けてしまっているのではないかという気持ちが果南の中で残っていましたが、旧Aqoursの思いが千歌たちに託され、それを成功させたことで果南自身もきちんと過去の出来事と向き合うことができたからこそ、

 

「ありがとう。千歌」

 

と言えたんです。

 

そして挿入歌。「MIRACLE WAVE」。

千歌の練習していたのはロンダートからのバク転でしたね。

この曲もいろいろと思うところはありますが、ここでは割愛。

 

伊波さんがいってたように3rdライブでびっくりさせられるかもしれないですね…

 

 

披露後、千歌は言います。

 

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「私たち9人が見たこと、心を動かされたこと、目指したいこと。その素直な気持ちの中に輝きはきっとある!

 

「みんな信じてくれて、ありがとう!」

 

もう、最後のこの言葉でまたやられました。

千歌は普通であった自分が感じていた、こうなりたいという素直な気持ちの中に目指す輝きはあると気付きます。

それは9人全員が持ってる輝きなんですね。

初見のとき、ずっと暗い表情が続いていたので千歌の元気なこの笑顔が見れて嬉しかったですね!

 

…途中から泣きながら見ていたのは内緒ですw

 

 

さて、第6話。本当に最高の回でした。

この記事書くのに見直す度に毎回涙を浮かべていたのでめちゃくちゃ体力使いましたw

 

ぶっちゃけ6話でここまで泣かされるなんて全然思ってなかったんですけど、一気に物語が加速したような感覚もありました。

7話も視聴済みなので言えますが、かなり大きく進みましたよねー

 

残り約半分。Aqoursの物語はどうなるのか。最後までしっかり見届けたいですね。

サンシャイン2期5話感想

 こんにちは。大阪ファンミ楽しかったです、みやです

5話感想です。ついにきましたね、よしりこ回。

 

ほんと頭からケツまで「かわいい」のひとことでしたねw

しかし、ただキャラクターがかわいかっただけで終わらせないのがラブライブです。

よしりこ回ですが、やはり推しの回ということもあるので今回は梨子寄りで感想を書いていきたいと思います。

 

物語は善子が迷子の犬を拾ったが家では飼えないから梨子に預かってもらうことになるが、無事に飼い主が見つかり引き渡すもこの出会いは運命だという善子は梨子と共にもう一度犬に会いに行くが、というものでしたね。

 

始まりはまたしても雨。

2期では雨のシーンが非常に多いですよね。

雨が千歌たちの直面している壁を表しているようにも思えます。

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「雨降って地固まる」という言葉がありますよね。意味は揉め事など悪いことが起こったあとは、かえって基盤がしっかりしてよい状態になることのたとえ だそうです。

 

この言葉に当てはめるなら揉め事とは各話で起こる問題、課題です。

それを乗り越えた後には必ず各キャラの成長や前進が待っています。今回もこれに当てはめることはできる、かも?

 

さて、梨子は偶然にも犬を拾って面倒を見ている善子に出会い、少しの間飼うことをお願いされます。

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このシーンの犬から逃げる梨子、かわいいですよねーw

 

善子は梨子に「堕天使ヨハネにとって、神々の黄昏に匹敵する重大議決事項なの!」

とお願いしますが、いつも厨二的な発言をするとはいえ今回はどうやら普段以上に深刻そうな面持ちです。

しかも偶然梨子に会ったとはいえ犬が苦手なことは知っているのになぜ梨子にお願いしたのか。梨子の言葉通り家も近い曜にお願いしてもいいはずです。

自分にとっての善子は「運命」というキーワードがとても重要になってくると思っているのですが、これもそのうちのひとつだと思います。これはもう少し後で詳しく説明しますね

結局引き受けた梨子ですが、未だ触れることができませんが次第に犬のことが好きになっていく姿が描かれています

終いには犬に「ノクターン」という名前まで付けちゃいますね。

調べたりした人も多いかと思いますが、ノクターン夜想曲という意味の言葉です。

ショパンやリスト、ドビュッシーなどの作品で有名な正に梨子らしい名前の付け方です。梨子にとって心が大きく動いたシーンでは夜の描写が多いんですよね。

1期2話や10話などがそうですが、名前を決めた理由が自然と思い浮かんだ曲のことならノクターンを選ぶのもわかるような気がして良いですよねー

ちなみに善子の付けた「ライラプス」というのはギリシア神話に登場する犬の名前で、どんな獲物も逃さないと運命に定められている犬らしいです。

ここでも運命というキーワードが隠されていますね。

 

無事に飼い主が見つかり引き渡しますが、あんこ(ノクターン)と別れる際のシーンで右手をぺろりと舐められます

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今まで近くに犬がいただけで体の仰け反るくらい苦手だったのにこの距離まで近づくことができていますね。これだけでもずいぶん成長してますが、

 

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自分でも少し驚いたような表情をしていますね。

この演出においては「手」がキーワードです

 

その後、2人とも情緒不安定になるほどあんこのことが忘れられなくなりますが…

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梨子が茫然としながら描いたこの絵ですが、まぁ見事に逢田梨香子さんの画伯っぷりを思い出させてますよねw

初見のときは腹抱えて笑いましたが、これまで2期ではG'sマガジンなどでの設定がアニメの方に流用されたりしましたが(ルビィの裁縫設定とか)、梨子は元美術部で絵を描くのが好きという設定があったのにこれでその手のパターンは完全になくなったようですね…w

これ、作画班の方がりきゃこの絵を見てこんな画風かな?と考えて描いたのか本人が描いたのをそのまま模写したのか不明ですが、太眉に謎のケツ顎と破壊力抜群ですね…

(個人的な予想ですが本人絵じゃないような気もします。主に目の書き方の力強さがいつもより弱い気が… 間違ってたらファン失格ですね。どうしよ)

 

どうしてもあんこのことが諦めきれない善子はあんこに会いに行きます。梨子も同じく気になり同行しますが、あんこが家から出てくるまで善子は諦めず待つことを決めます。

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「どうして、運命なの?」

 

梨子が問いかけます。

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「堕天使って、居ると思う?」

「私さ、小さいころからすっごく運が悪かったの。外に出ればいつも雨に降られるし、転ぶし、何しても自分だけ上手くいかないし。」

「それで思ったの。きっと、私が特別だから見えない力が働いているんだって。」

 

「それで、堕天使?」

 

「…もちろん、堕天使なんて居るはずないって、それはもうなんとなく感じている。クラスじゃ言わないようにしているし。でもさ、本当にそういうの全くないのかなって。運命とか、見えない力とか。」

 

「そんなとき、出会ったの。何か見えない力で引き寄せられるようだった。これは絶対、偶然じゃなくて、何かに導かれてるんだって、そう思った。不思議な力が働いたんだって。」

 

ずっと運が悪かったからこそ自分のことを特別だと思うようになった善子。彼女の誰にも囚われないところはこの考えがルーツなのでしょうか。

このセリフにおいての何かに導かれたというのは善子にとってのAqoursという存在(スクールアイドル)なんじゃないかと思いました。

善子が初めてAqoursの存在を間近で見たのは3話のファーストライブでした。この日も大雨が降っていましたね。ずっと堕天使の部分を捨て切れず1人で苦悩していた時期で、知人の紹介でもなく、他の誰かから勧められたわけでのなく、まるでなにかの運命かのようにAqoursに出会った。

これって冒頭で雨の日に偶然出会ったあんこと似たような境遇なんですよね。善子はそれをあんことの出会いに重ねているから、ここまで運命という言葉を大事にしているんじゃないかと思いました。

犬を拾って面倒を見ることも、あんこを預けることになった相手が梨子なのも運命だと善子は考えていたからこその、夕暮れ時のあのシーンやセリフなんじゃないかと思います。

 

そして梨子は苦手だった犬を克服するためにしいたけに触れてみようと再びチャレンジします。

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「私ね、もしかしてこの世界に偶然て無いのかもって思ったの。」

 

「偶然は、ない?」

 

「いろんな人が、いろんな思いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて。運命のように出会う。全てに意味がある」

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「見えないだけで、きっと…!」

 

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「そう思えば、素敵じゃない?」

 

運命のように出会う。全てに意味がある。

このセリフ、梨子が言うからこその意味の大きさがありますよね

 

無事に犬が苦手だということを克服できた梨子はしいたけを優しくなでます。

梨子にとって心が向きあったり通じ合うときって「手」で触れるんですよね。ピアノをやっているという事からも、梨子にとっての手は重要な心を通わせるひとつの手段となっているんじゃないかとも思います。

そして目には見えない力、梨子のプロフィールでの自己紹介の好きな言葉に「心の目で見なければものごとはよく見ることが出来ない、肝心なことはいつも目に見えないんだ」というものがあります。星の王子様の一説ですね

なんだか、この言葉が好きな言葉であるのもこういう経緯があったからかな?と思えるような気がしていいですよね

こうやって推しが成長していく姿が見れると嬉しいですよね!

 

さてさて、第5話 よしりこ回でしたが2人のどちらか片方に寄るのではなくどちらも同じようにフォーカスが当てられていたのが良かったですし、今後重要になってくる限られた時間というのも表向きになってきました。

もう既に6話の放送は終了しているので、次がどんな展開になるのかは既に知っていますし、6話は涙なしには見れないほどの重要な回でしたね。

次回もだらだらと感想を書いていきたいと思います。