『最高のトキメキを 胸に焼きつけたい』~Aqours 3rdライブを前に~
こんにちは。シェフのみやです。
いよいよ今週末に迫った、“Aqours 3rd Live Tour WONDERFUL STORIES”
TVアニメ2期を経て千歌たちが輝きを目指して駆け抜けてきた日々。
そしてAqoursキャストのみなさんがファンミーティングや函館でのユニットライブで見せてくれたステージ。
このふたつが合わさることでツアータイトルでもある“WONDERFUL STORIES”が本当の意味を成すのではないかと思っています。
きっとこれまで見たことのない最高のステージになるんじゃないでしょうか?
さて突然ですが、みなさんは今回のツアーで「この曲が一番聴きたい!」という楽曲はありますか?
おそらく、聴きたい曲なんて多すぎて決められないよ!って方がほとんどだとは思いますが(自分もそうです…w)これだけは本気で向き合いたいという楽曲が2つだけあります。
今回はそのうちのひとつであり、TVアニメ2期挿入歌で一番好きな
『WATER BLUE NEW WORLD』についてのお話です。
今、自分がこの曲に対して思っていること、
考えてきたことを書いていきたいと思っています。
- 『WATER BLUE NEW WORLD』という曲について
- 【衣装について】新しい世界へ導かれた3人
- 【衣装について2】コンセプトは“白鳥の湖?”
- 【歌詞について】これまでのAqoursと、これからのAqours
- 【歌詞について2】WATER BLUE NEW WORLDにおける『渡る』
- 青い羽とそれぞれの“WATER BLUE”
- 自分の中に眠る、青い新たな世界
『WATER BLUE NEW WORLD』という曲について
まずは簡単にこの曲について振り返っていきたいと思います。
この曲は2期12話、Aqoursがラブライブ!大会決勝で披露した曲でしたね
衣装については後で触れますが、全体的に青を基調としたものになっており、衣装変えやHPT衣装などのようにラインが発光する演出が印象的でした。
また、ダンスシーンでは夜空をバックに雲の上で踊るシーンが描かれていて、これはSaint Snowも言っていた、決勝大会のアキバドームに立った際に感じた「雲の上にいるようだった」という言葉を表しているのだと思いますが、2期10話でAqoursが見た雲の上での描写にも繋がっているように感じています。
このシーンは以前の記事でAqoursが抱いた空想の世界だと書きましたが、個人的には12話への暗示のようにも思いますね。
【衣装について】新しい世界へ導かれた3人
この楽曲の特徴でもある衣装変えの演出について。
12話の感想記事でも書いたんですけど、改めて触れていきたいと思います。
サビ前で花丸、鞠莉、梨子の3人がロングスカートを脱ぎ捨て、それは青い羽根へ変わり新たな衣装に変化するこの演出ですが、なぜこの3人が選ばれたのか。何か共通点があるのか色々と考えていました
この3人の共通点といえば、ハリケーンブロッサムの組み合わせですが、アニメ本編において「誰かの手によって新しい世界へ連れてこられた人」のがこの3人に共通している部分なんじゃないかと思います。
「マルはずっとルビィちゃんと二人で図書室で本を読んでるだけで幸せだったけど、千歌ちゃんたちのおかげで、外の世界に出られてみんなと一緒ならいろんなことができるって、知ることができた。
花丸が12話で言ったこのセリフ。そして…
「私は果南とダイヤに出会っていろんなことを教わったよ。世界が広いこと、友だちといると時間が経つのも忘れるほど楽しいこと。ケンカの仕方に、仲直りの仕方。」
「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだひとつも知らないままだった。ずっとあの部屋から出てこられなかった」
こちらは10話で鞠莉が果南とダイヤに言ったセリフです。
二人とも明確に誰かのおかげで外の(新しい)世界を知ったことを言っています。
では、梨子はどうでしょうか?
梨子は千歌たちに出会ったことでスクールアイドルという新たな世界へと導かれ、その結果もう一度大好きなピアノと向き合うことができました。
12話で本音を口にした、梨子にとってスクールアイドルという道を選んだことが間違いではなかったことを確信へと変わったことの証明がこの『WATER BLUE NEW WORLD』にも描かれていると感じました。
花丸は1年生の手で、鞠莉は3年生の手によって衣装を変えられていますが、梨子は8人の手によって衣装が変わります。
このシーンが自分が『WATER BLUE NEW WORLD』が大好きになった最初のきっかけなんですよね。
千歌が梨子に言った「コンクールに出てほしい」という思いと、梨子が自分を変えるために一歩踏み出したとき、それを優しく見守り、送り出してくれたAqoursのみんながいてくれたことが彼女にとって大きな力になったと思うし、たとえ離れていてもみんなの想いはひとつに繋がっていることを歌った『想いよひとつになれ』のときのように、梨子にとって新しい世界を見つけることができたのは、千歌ひとりだけのおかげじゃないって。
みんながいてくれたからだということをこの演出が物語っているように思えて、
その中で梨子がこんなにも楽しそうな笑顔を浮かべながら歌っている姿を見ることができたことが本当に嬉しかったです…!
【衣装について2】コンセプトは“白鳥の湖?”
では今度は全員の衣装について。
この曲に関して、一番頭を捻ったのが衣装なのですが…
みなさんは『WATER BLUE NEW WORLD』衣装のコンセプトは何だと思いますか?
簡単にまとめると、
水色と白を基調としたバレエ衣装のようなデザインの千歌・ダイヤ・ルビィ
黒と水色を基調とした鳥の羽のようなデザインの曜・善子・果南
青と白を基調としたカントリーテイストなデザインで衣装が変化する梨子・花丸・鞠莉
となります。
そしてこれらのデザインから “白鳥の湖”を想像する人がけっこう多いんじゃないかなと思います。
確かに千歌・ダイヤ・ルビィ組の3人はバレエ衣装のようなデザインで、振り付けの一部にも鳥を思わせるような動きもあります。
さらに曜・善子・果南の3人の黒の入った衣装は同じく白鳥の湖に登場する黒鳥も連想できますね
梨子・花丸・鞠莉の3人はこの作品における白鳥へと姿を変えられたお姫様でしょうか?(鞠莉はティアラのようなものをかぶっていますし)
ですが、実際に白鳥の湖という作品のあらすじを見てみると、物語自体は関連付けるには少し難しいところはあるような気がします。
しかし、いずれも“本当の自分に変わること”は共通している部分になるので、何かしらの意図というものはあるはずだと思っています。
【歌詞について】これまでのAqoursと、これからのAqours
みなさん知っていましたか?
この曲、歌詞がめちゃくちゃいいんですよ…
では次に歌詞からこの曲に寄り添っていこうと思います
『WATER BLUE NEW WORLD』のパート分けは
全員パート以外はデュオトリオ別と学年別、ユニット別+(一部千歌ソロ)
の大きく分けて3パターンです
まず1コーラス目。
ここでは2期の物語を辿るような歌詞となっています
悔みたくなかった気持ちの先に
広がったセカイを泳いできたのさ
浦女の統廃合が決定し何度も挫けそうになるも、千歌たちは決して諦めませんでした。
何もしないで終わりたくない、やり残したことなど無いと言える日を迎えるために、これまで必死に頑張ってきたんですよね…
その想いがあったことで広がっていった世界。
Aqoursは手を取り合い、ひたすら足掻いて進み続けることで何かが変わることを知ります。
ずっとここにいたいと思ってるけど
きっと旅立ってくって分かってるんだよ
だからこの時を楽しくしたい最高のトキメキを 胸に焼きつけたいから
このパートでは3年生→1年生→2年生の順に歌われています
ここでは卒業を迎える3年生と、いずれ訪れる別れの時を知っていても、それでも悲しさを隠し切れない1年生、出会いと別れの両方を知る2年生だからこそ言える「今しかないこの瞬間を楽しいものにしたい」という強い気持ちがパート分けによって最大限に表現されているのがとても好きなんですよね
これは2コーラス目のAZALEAパートでも同様に歌われていますね
時代(とき)は今日も過ぎてくとめられないと
気がついた僕らは どこへ向かうの?
大丈夫! いつだって思い出せるよ
駆け抜けてきた すばらしい季節を
ここはこの曲の中でも特に大好きなパートで。
善子→梨子→鞠莉の順で歌われているのですが、在校生である善子と梨子は止めることのできない時間の流れに気づき、これから先どこへ向かうのか不安な気持ちに苛まれてしまいます。
しかし、ここで卒業を迎える3年生である鞠莉が真っ先に「大丈夫!」と強く答えてくれているんですよね
この関係性が本当に大好きで…
鞠莉が12話で果南たちに言った「この空は繋がってるよ。どんなに遠くてもずっと!」というセリフのように、鞠莉のどんなことがあっても後ろを向かない芯の強さも感じることができて、本当にお気に入りの歌詞のひとつです!
こうして歌詞を見ていくと、これまでAqoursが駆け抜けてきた“軌跡”と、これからAqoursが歩んでいく未来を歌ったのがこの『WATER BLUE NEW WORLD』なのではないかと思うようになりました。
Aqoursはこれまでたくさん頑張ってきましたよね。
輝きを目指してひたすら努力して、何度も大きな壁を前にしてもみんなで力を合わせてそれを乗り越えてきました。
そしてこの9人でしかできないことがあると知り、みんなで作り上げてきた大切な思い出の数々。
ですが、そんな日々は永遠に続くものではありません
イマはイマで昨日と違うよ
明日への途中じゃなく イマはイマだね
この瞬間のことが重なっては消えてく
ココロに刻むんだ WATER BLUE
止まることなく流れていく時間の中の更にその中にある、刹那的な瞬間のひとつひとつが、この曲における「イマ」です。
それを大切にして、忘れないように心に刻むことがAqoursの出したひとつの答えなのではないでしょうか。
ラブライブ大会にAqoursの名前を刻むように、Aqours自身もこの決勝大会のステージに立って歌うことができたこの瞬間を忘れないように胸に刻むことを決めたのが、この『WATER BLUE NEW WORLD』という曲に込めた思いなのかもしれません。
【歌詞について2】WATER BLUE NEW WORLDにおける『渡る』
先ほどの話題で、あえてサビの歌詞を避けていたのには理由があります。
ここからは個人的な見解なのですが、『WATER BLUE NEW WORLD』って2期における『MIRAI TICKET』なのではないかと思いました。
細かく言うと、ミラチケの更に次となる曲というか…
歌詞だけでも「新世界」「ミライ」といったワードが出てきますし、きっと何か関係というか、繋がりのようなものがあるんじゃないかな?と思っているのですが…
その中でも特に「あ、ここ繋がってるかも」と思ったところはサビにあります
MY NEW WORLD
新しい場所 探すときがきたよ
次の輝きへと海を渡ろう
夢が見たい想いは いつでも僕たちを
つないでくれるから笑って行こうイマを重ね そして ミライへ向かおう!
この、“海を渡ろう”という歌詞。
ひとこと“海を渡る”と言っていますが、海を渡るための手段は泳ぐことだけではありません。
空を飛ぶことも“海を渡る”とも言えるなぁと。
『MIRAI TICKET』でも同じくAqoursは海を渡ることを表した歌詞がありますが、この時点ではあくまで“船”という動力源を持ったものに乗って渡っていることになります。
しかし、『WATER BLUE NEW WORLD』では印象的な演出のひとつである、“羽”が描かれていることに大きな意味があるはずです。
Aqoursはついに翼を手に入れて、自分たちの力だけで海という「新世界」を渡ることができるようになるまで成長したんじゃないか、と思いました。
そしてもうひとつ。ダンスシーンのラストでVの字型に並ぶフォーメーションがあるのですが、これは渡り鳥は群れで長い距離を飛ぶ際にVの字になることを表しているのではないでしょうか?
また、船に乗ったままだと行き着く先はみんな同じ場所です。
鳥のように自分たちの力で飛ぶということは、行き先も自分で決めることができるということ。3年生がそれぞれの進路へ向かうように、これからAqoursはそれぞれの新しい場所を探し求めて空を飛んでいくことも表しているんだとも思います。
たくさんの輝きに囲まれてステージに立つAqours。
綺麗で眩しいくらいキラキラしていて、大好きなカットのひとつです
青い羽とそれぞれの“WATER BLUE”
では、最後に忘れてはならない青い羽について。
これまで羽は度々、物語の中で描かれてきました。特に1期では12話で千歌が白い羽根を受け取る描写などが印象的でしたね
Aqoursが決勝大会のステージで見せた羽は、彼女たちの象徴ともいえる綺麗な青い色をしていました
0から始めたAqoursが1になり、更にその先へたどり着くことはできるのか、探し求めていた輝きを見つけることができるのか、最後まで見守っていきたいとずっと思っていました。
そんなAqoursが、あの巨大なドームを埋め尽くすほどの青色に染め上げ、その想いは会場を突き抜けて街の人たちにまで届いたんですよね
彼女たちにとっての輝きがたくさんの人に届いた証拠でもあると感じました。
大きな壁に何度ぶち当たっても、精一杯足掻いて、努力を重ねてきましたが学校を守ることはできませんでした。しかし千歌たちは諦めることなく駆け抜けてきました。
もし、浦女を無事に存続させることができていたのなら、この決勝ステージでこの曲を披露することはなかったと思います。
今のAqoursにしか歌えないのがこの曲であり、その軌跡があって初めて『WATER BLUE NEW WORLD』という曲が命を宿すような気がします。
これまで千歌たちがたくさん悩んで、頑張ってきた姿を物語を通してずっと見てきました。何度も頑張れ!って応援もしてきました。
そうやってAqoursがいろんな想いを胸に抱いてきたことを自分たち視聴者はちゃんと知っていますから、心に響かない訳がないんですよ
夢にまでみた舞台で、これまで白だった羽を自分たちAqoursの色に染め上げ、ラブライブという歴史に名前だけじゃなくAqoursとしての輝きも刻むことができた。
そんな彼女たちの姿をこの目にすることができたことが、本当に嬉しいし、この曲が大好きな理由です。
そして、曲のタイトルにもなっている“WATER BLUE”というワード。
このWATER BLUEとは何色なのか、はたまたどんな意味なのか、これもずっと考えてきました。
畑亜紀さんがサンシャイン!!における“青”は複数の意味合いを持たせていると言っていたように、WATER BLUEとは色としての概念だけではなくて、別の捉え方もできると思いました。
そうやって考えていくうちに、9人それぞれの“WATER BLUE”があるんじゃないかと思うようになりました。
もし、少しでも「なるほど」と思ってくださった方がいましたら、ぜひ自分の推しにとっての“WATER BLUE”を考えてやってくれたら嬉しいです 笑
自分は梨子推しなので、推しの話にはなってしまうのですが梨子にとっての“WATER BLUE NEW WORLD”とはなんなのか考えてみました。
自分の中に眠る、青い新たな世界
梨子が物語の中で見た新しい世界とは何かを考えたとき、やはり一番に思うのはスクールアイドルの世界でした。
これまで全く関わったり興味を示したことのないスクールアイドルという未知の世界。
初めはもう一度ピアノに向き合うために始めたスクールアイドルでしたが、Aqoursとして千歌たちと過ごしていく中で、梨子はAqoursが今の自分の居場所であり、スクールアイドルを精一杯やりたいと言えるほどの存在へと変わっていきました。
ですが、梨子が千歌たちとスクールアイドルを始めるよりも前にひとつの世界を目にしているんです
それが1期2話の海の音を聴くために潜った海の中です。
そこは梨子の心情を現すかのように、光が届かないような真っ暗で深い青色に染まった世界でした。
しかし千歌たちと一緒に海の音が聴こえたとき、太陽の光が深い青に染まった海(世界)を照らし出しました
この作品における“海”はキャラクターの心情を表す表現として描かれている節はありますが、梨子にとっての海は、自分の中で眠っている世界なんじゃないでしょうか。
千歌たちとの出会いによって元々自分の中にあった世界が再び輝き始め、それが新しい(スクールアイドル“Aqours”としての)世界に生まれ変わるって、素敵なことだと自分は思います。それが梨子にとっての“WATER BLUE NEW WORLD”なのかもしれません
…さて、長々と書いてきましたがここまで読んでいただきありがとうございます
WATER BLUE NEW WORLDはアニメ挿入歌の中でも一番好きで、もっとこの曲について知りたいと思うようになった結果、いつかライブで披露されるときが来たら絶対に聴きたいとも思うようになりました
物語の中でも決勝大会で歌われた曲ともあって、ライブではどんな演出が用意されているのか楽しみでもあり、ある意味怖いです…
1stではアニメのダイジェスト映像により曲の良さがさらに引き立つ演出で感動したこともあって(未熟DREAMERとか…)今回もそういう感じになりそうな予感はしています。
直前の千歌たちが走っていくシーンとかやられたら、もう、ダメですよね…
いよいよ今週末です。
最高のトキメキを、Aqoursと一緒に胸に焼きつけましょう
それでは。
まるごと!楽しんだファンミーティング
どうも、こんにちは
シェフのみやです。
先日開催された “まるごとりかこファンミーティング” に参加されたシェフの皆さん、お疲れ様でした。
自分は第1部の公演に参加しましたが、結論から言うと本当に楽しい時間を過ごすことができました!
今回は初めてとなる実際に今活躍されている声優の方のイベントについての記事です
最後までお付き合いいただければ、と思います。
- まるごとりかこって何?
- 蓋を開けてみたら、いつものまるごとりかこだった
- 己の甘さを痛感した、りかこクイズ
- ファンミーティングというイベントのひとつの完成形
- ファンへの感謝を込めた最高のプレゼント
- こぼれ話
まるごとりかこって何?
さて、まずはこの“まるごとりかこファンミーティング”について少し説明しておきますね。
このイベントは声優の逢田梨香子さんの冠番組である“まるごとりかこ”の初となるイベントです。
前々からここで言っているように、自分は逢田梨香子さんの大ファンで、このイベントが発表されてから心待ちにしていたイベントでした
番組のコンセプトは
「逢田梨香子の良いトコロも悪いトコロもまるごとお届け。番組リスナーの皆さま(シェフ)からのレシピ(メール)により、逢田梨香子がおいしく料理されちゃうラジオ番組!」
というものです。
リスナーの皆さんからすればもう何とも思わないかもしれませんが、初見だとなかなか個性的なコンセプトの番組と思われるかもしれませんね 笑
この番組を毎週見ている方ではお馴染みですが、これがまた本当に面白い番組なんですよ…
今回はこの番組の初めてのイベントであり、公演名もファンミーティングということで参加者全員で料理しちゃうぞっていう感じのイベントでした。
細かな内容まで紹介すると長くなるので割愛ですが、Twitterなどでレポを書いてる人がいると思うので、気になる方はそれを探してみてください。
なのでここではレポ要素よりはあくまで自分が抱いた感想を多めにってことで話を進めていきますね。
※話題は第1部のみです
蓋を開けてみたら、いつものまるごとりかこだった
こんなタイトルですが、批判してるわけじゃないですよ?
むしろ逆です 笑
いよいよ開演。オープニングのBGMと共に逢田梨香子さんが舞台に登場…かと思いきや、まさかの客席後方の入り口から逢田さんが客席を縫うように舞台へ。
これはのっけから嬉しいサプライズでしたねー!
自分は後方の座席だったのですが、目の前を歩いていく彼女にいきなりテンションは最高潮でした!
第1部は逢田さんがデザインしたトレーナーを着て、おさげを三つ編みにした髪型でそれはもう…本当に可愛かったです…! 個人的におさげは好きな髪型なので。
そして、大まかな内容としては
・スタッフさんによる暴露話
・番組の裏話
・エスパー逢田の実演
・りかこクイズ
・シェフからのレシピ(ふつおた)
・お見送り
の6つほどでした。
早速、ただならぬ言葉が真ん中辺りに出てきていますが、この番組はコンセプト通りリスナーだけでなくスタッフさんからも良いように逢田梨香子さんが料理されるのが大きな特徴なんです 笑
こういった暴露話や過去に番組内でやった鞄の中に入るという謎すぎる企画の再演などがありましたが、会場は大盛り上がり。
逢田さんも困惑したり恥ずかしがっていましたが、とても楽しそうにしている姿が印象的でした。
自分はこれまでライブがメインのものしか参加したことがなく、こういうトークのみのイベントってどんな感じなのかな?って思っていましたが、終始楽しい時間しかなかったイベントだったと思います
用意されたコーナーも逢田さんのトークも毎週見ている番組と全然変わらない見慣れた“いつものまるごとりかこ”だったんですよね
公録のようなイメージに近いかもしれません
あの楽しい番組の世界観を生で見ているような、そんな感覚がありました!
己の甘さを痛感した、りかこクイズ
さて、このりかこクイズという、このイベントのメインとも言えるコーナー
逢田梨香子さんに関する○×形式のクイズに観客が挑戦するということだったのですが、正直な話、これまで逢田梨香子さんのインタビュー記事を何度も読み返したりしてきた自分にとって、このコーナーの趣旨を聞いたとき、
「こんなん俺にとっちゃ余裕やろ…これは優勝もろたなぁ…w」
そう、思いました。
若干ストーカーじみた危ない発言?ですが、割と自信はあった方だったんですよw
いざ出題。
いくつかピックアップすると、
・現在、逢田さんは右利きですが、昔は左利きだった
・逢田梨香子さんはO型ですが、母親もO型である
・愛用している歯磨き粉はGUMである
こんな問題ばかりでした。
わかるかこんなん!
…とツッコミたくなるような超難問に途中で敗退。
これまで言ったことのない初出し情報ばかりで、むしろよく途中まで正解してたなとも思います 笑
(昔のあだ名は知ってましたよ。 どや)
実力?もへったくれもない正に運ゲーと化した問題を用意するスタッフさんの意地悪さに笑ってしまいそうにもなりました 笑
しかし、最終問題。
好きなラーメンのトッピング第1位はもやしである
という問題。
これも知るかよ!ってな感じの問題ですが、逢田さんが出した正解は、
1位 酢
2位 もやし
3位 ご飯
との事。
酢とご飯はトッピングと言えるのかが今世紀最大の謎でしたが、この回答を出した逢田さんも大概やなぁと思っちゃいましたw
そんな感じで楽しく過ごした時間も終盤。
優勝者にはまさかの私物プレゼントということで羨ましすぎましたが、あの難問とじゃんけんを勝ち抜いた優勝者さん、おめでとうございます。
逢田さんがプレゼントする際に言った「売らないでね」に爆笑しました
家宝もんでしょうよw
どんな感じのイベントだったの?って思った方、終始こんな感じのめっちゃ楽しいイベントでした 笑
ファンミーティングというイベントのひとつの完成形
このイベントに参加してみて、スタッフさんからの暴露話にしろ、観客からの声にきちんと返答していたりと、逢田さんが本当に楽しそうにしている姿が見れたことがやっぱり印象深かったんですよね
本人はよく人見知りだとか緊張しいだとか言ってますが、話している時の口調とか仕草がよくライブとか生放送で仲間のみんなと接しているときに目にしたりする、たまに少しだけ口を滑らしたりというか、フランクな感じがすごい伝わってきたというか。
これって、心から楽しんでいるときに出る彼女の素の部分なんじゃないでしょうか?
自分は逢田梨香子さんのそういう部分がとても好きなので、自分たちファンと一緒に楽しんでいる感覚と同時に、砕けた口調や態度がすごい“友だち感覚”でいられるんですよね
まるで仲の良い友人とわちゃわちゃと遊んでいるような気分って言うんですかね、
このイベントを通じてより一層、彼女との距離感が近くなれたような気がしたのも凄く嬉しかったです!
ファンのみんなに楽しんでもらいたい。その気持ちが強いからこそ、番組タイトルにこだわりを持っていたり、ファンミーティングはこういうイベントにしたい!っていう逢田梨香子さんの想いが本当によく表れていたし、そのためには自分も楽しむぞ、という気持ちも伝わってきたイベントだと感じました
スタッフさんやファンからいじられることも多くて、いじけたり、恥ずかしがったりもしますが、それも応援してくれるみんなからのひとつの愛情ということも、きちんと彼女は理解してくれています。
それを改めて感じた自分がこのイベントに参加して良かったと心から思えた瞬間は、公演終了後に訪れました。
ファンへの感謝を込めた最高のプレゼント
このイベントには参加者全員への“おみやげ”というものがありました。
前々からこのおみやげがもらえることは公開されていましたが、どんなものなのかは当日までわからない状態でした。
このおみやげが自分にとって1番のプレゼントだと断言してもいいです。
逢田梨香子さんのことを知っていただくためにも、この記事を読んでくださっている方には是非とも見ていただきたいのですが、やはりこれは参加した人への最高のプレゼントだと思うので公開は控えさせていただきますが、簡単に言えば逢田梨香子さんからの想いのこもった言葉でした。
その中にあったひと言を、せめて、ちょっとだけ。
「思いやりが強くて、いつも一生懸命応援してくれるみんなのことが大好きです!」
この言葉を見た瞬間、いろんな気持ちがこみ上げてきて。
ここには確かに逢田梨香子さんの気持ちが綴られていました
直接、本人の口から聞いたものでもありませんが、応援しているファンへの感謝の気持ちをこのファンミーティングという場で改めて言葉にして届けてくれているんですよね
応援しているファンがいないと成立しないイベントで、最後の最後にファンへの「ありがとう」を言葉にして残してくれることが自分にとっては何より嬉しかったです
今日この日のために頑張って、そしてこの場所に居られたこと。
初の冠番組から生まれた番組初の単独イベントに参加できて本当に良かったと心から思えました!
さて、このファンミーティングの元となった魅力と面白さたっぷりのラジオ番組、「まるごとりかこ」は毎週木曜日の正午から配信中です。
尺も10分程度と短めなので空いた時間に見るのにも最適です!
まだ見たことないけど大丈夫かな?って方、
大丈夫です!過去の配信もバックナンバーで見れます
逢田梨香子さんのことあまり知らないけど面白いかな?って方、
大丈夫です!めっちゃ面白いです。
なんかシェフからのお便りが個性的すぎて無理…って方、
大丈夫です!逢田さんもよく困惑してますがたぶんそのうち慣れます
なのでみなさん、是非一度見てみてはいかがでしょうか??
では、番宣もできましたので今回はこの辺で。
こぼれ話
会場物販でブロマイドがあったのですが、シークレットの内の1種がまるごとりかこ公式マスコットのまるごくん(カワウソ)のブロマイドでして、しかも逢田梨香子さんの直筆サイン入りもあるとのことだったのですが、見事に当たって嬉しかったですw
Aqoursと遊んだ日々 Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING ~ Landing action Yeah!! ~ 感想
こんにちは、みやです
3/10,11に行われたラブライブ!サンシャイン!!Aqours クラブ活動 LIVE & FAN MEETING ~ Landing action Yeah!! ~ 千葉公演に参加された皆さん、お疲れさまでした
昨年の11月に開催された大阪公演から約4ヶ月間、国内と海外合わせて全9か所21公演という長いようで短かったファンミーティングもついに全日程が終了しましたね
自分は大阪公演2日目夜、福岡公演両部、千葉公演2日目夜の計4公演に現地参加し、他の国内公演のLVには全て参加してきました
ファンミを通してAqoursが自分たちファンに届けてくれたものは本当にたくさんあると思いますが、今回はファンミを通して感じたことをテーマ曲である『Landing action Yeah!!』と織り交ぜながら書いていこうと思います
- ファンミーティングを振り返る
- 『内浦から、素顔の私たちで会いに行きます。』
- Landing action Yeah!!はAqoursとファンを繋ぐ曲
- Aqoursとして駆け抜けた千葉公演
- ファンミーティングを通してAqoursが伝えたかったこととは
- ファンミーティングを通して自分がAqoursに伝えたいこと
ファンミーティングを振り返る
まずは簡単にファンミーティングを振り返ってみます。
先ほど書いたようにファンミーティングは昨年の11月から今年3月に渡り大阪、沼津、札幌、福岡、名古屋、千葉の6公演+海外のソウル、上海、台北の3公演が開催されました
特徴としては各公演でメインMCや衣装が変わったり、トークパートでは様々なコーナーが用意され、地方民が思わず反応してしまうようなご当地関連の話題など、その街により沿ったトークをやってくれたことがとても楽しかったですよね
個人的には“なりきりLanding action Yeah!!”と“イケメン選手権”のコーナーが好きでしたw
ライブパートでは『未来の僕らは知ってるよ』のショートver.や久しぶりに披露された楽曲に、会場のみんなで選ぶアンケート曲などがありましたね
これまでのライブ会場と違って箱が小さい分、2~3階席でも近い場所でライブを見ることができたんじゃないかと思います
他にも、Aqoursキャストとファンのみんなが接近できるお見送りなど非常に豪華な内容でした
…と、ここまでは皆さんからしたら、そんなもんわかっとるわいって感じですかね 笑
ではここから先は自分にとってのファンミというものは何だったのかを書いていきます
『内浦から、素顔の私たちで会いに行きます。』
まず自分にとってのファンミの感想を語る上で大切な言葉があります
ファンミのキャッチコピーを皆さんは覚えていますでしょうか?
それは、
「内浦から、素顔の私たちで会いに行きます。」
です。
自分はこのキャッチコピーが本当に大好きで、今こうしてファンミを振り返ってみるとキャラクターとしてだけでなくキャストとしても各地のファンに会いに来てくれてたんだと思えますし、特にトークパートではライブだけではなかなか目にすることのできない正にキャストの素顔を垣間見ることができました
来てくれるお客さんのために楽しませようとするものではなくて、お客さんを巻き込んでAqours自身も一緒に楽しもうという気持ちがより一層強かったのが、このファンミだと感じました
それはトークでもライブでも感じ取ることができましたし、何より公演後のキャストのブログやTwitter、インスタの投稿を読むとファンミに対してどれだけ楽しんでいたかがわかります。
2ndライブツアーでは名古屋、神戸、埼玉の3都市のみでしたが、ファンミは福岡から札幌まで、そして国内を飛び越えて海外までAqoursがファンのみんなに会いに来てくれましたね
普段は遠くてなかなか会いに行けない...という地方のファンたちにとって、自分たちの街にAqoursが会いに来てくれる!という事で、これ以上にないくらいの嬉しいイベントだったんじゃないでしょうか?
自分は地元の関西にAqoursが会いに来てくれることが本当に嬉しくて、現地参加することができて良かったと心から思いました!
そして、大阪ファンミに参加したことがきっかけでこのキャッチコピーが大好きになり、またあることに気付かされました。
それはファンミのテーマ曲とも言える『Landing action Yeah!!』に繋がります
Landing action Yeah!!はAqoursとファンを繋ぐ曲
Landing action Yeah!!(以下ランアク)はリリースされたときからずっと好きで、2ndライブで初披露されるより以前から密かにこの曲は今後、絶対に化けるだろうと確信していました
その期待は見事に現実となってくれたと思います
遠くから聞こえたよ ここにおいでって
誰の声かはわからない でも聞こえたよ
まだまだいっぱいあるんだ 話したいこと
待ってるだけじゃ伝わらない
だから…来たのさ!
この歌詞がランアクの中で一番好きなところなのですが、2ndツアーを走り抜けた後のAqoursの想いがこの歌詞に詰まっていると思いました。
そしてそれはファンミという形で再び、より多くの各地のファンが待つ場所に会いに行くことで更に意味を増すことになったと感じます
初めて自分が参加したファンミは開幕となる大阪公演であり、地元でした。
これは自分含め、知り合いのほとんどの人が口にしていたことなのですが、自分の地元で聴くランアクはやばいぞ、と。
まさしくその通りだったんです
自分の地元で聴くランアクのこの歌詞は今まで聴いていた中で比べ物にならないくらい感情が大きく揺さぶられました。
Aqoursのみんながたくさん伝えたいことがあったから、ここまで会いに来てくれた。
そしてそれを自分の良く知る場所で目の当たりにすることができた。そのことが本当に嬉しくて、大阪公演では大泣きしてしまって…笑
お見送りではキャストが目の前にいることが初めての経験だったのでめちゃくちゃ緊張したのですが、きちんと大阪まで来てくれてありがとう、と伝えることができたのは良かったなって今でも思います。
(実はお見送りの後、あまりの緊張に胃が痛くなってました。緊張で胃が痛くなるって本当にあるんですね…)
そして無事、大阪公演が終了。翌日からはひたすらに楽しかったなぁ、地元に来てくれて嬉しかったなぁ…と思い出に浸っていたのですが、同時にずっと心の中で「このままでいいのかなぁ」とモヤモヤしていました
もちろんAqoursにもう一度会いたいということもあったのですが、自分の中でAqoursがここまで会いに来てくれたのに、それで終わりにしたくないという気持ちが日に日に増していったのです
加えて当時はTVアニメ2期が放送していた時期。2期の物語を見てきた中でAqoursに伝えたいこともたくさん出てきました
そんなときに聴いたランアクでのこの歌詞で決心しました
次のライブの機会まで待ってるだけじゃ、今の自分の想いは伝わらない。だから今度はこっちからAqoursに会いに行こう!
これが自分にとっての長く楽しかったファンミの第二のスタートでした。
その気持ちが通じたのか連番者のお誘いを受け、この後の福岡公演と千葉公演の参加が決まりました
これでまたAqoursに会えるし、何より「ありがとう」を伝えられるということで、いざ福岡へ。
そこでランアクをみんなで歌ったときにまたひとつ気付かされました
一緒にJump!
もっと高くねJump!
やっと会えたと 歌いだしちゃえば
カラダがキモチがYeah!!
元気だよ楽しもうよ ここがいいねって
君の声ならうれしいな たくさん聞きたいな
わくわく知っちゃったみんな 仲間なんだと
確かめたくてたまらないよ
だから…来たのさ!
この曲ってAqoursからファンのみんなへ向けた歌詞と同時に逆にファンからAqoursに向けた歌詞のふたつの意味合いを持つところが大好きです。
特にこの歌詞の部分はそれを強く感じられるところで、「やっと会えた」をファン目線、「君の声ならうれしいな たくさん聞きたいな」をAqours目線で捉えるとファンにとってもAqoursにとってもこうして出会えて同じ空間、同じ時間を過ごすことがどれだけ楽しくて嬉しいことなのかがより一層伝わってきます。
そして逆もまた然りです。
この目線を入れ替えたとしても、各地のファンにAqoursが会いに行けたことの彼女たちの嬉しさと、そういった気持ち(君の声)がファンに伝わった瞬間の嬉しさも同じく伝わってくるんですよね
まさしくAqoursとファンを繋ぐ曲だと言えると思います
ファンミに参加したみんなも、LVで見てくれているみんなも全員が同じ好きを持った仲間だったんだと感じました
2ndツアー、そしてTVアニメ2期を経てAqoursとファンの繋がりはこのファンミを重ねる度に更に強く、確かなものになっていったんじゃないでしょうか?
Aqoursとして駆け抜けた千葉公演
そして迎えた千葉公演。
自分は2日目夜の千秋楽の参加でした。
個人的にこの千葉公演は絶対に、何が何でも参加したいという気持ちがありました
理由はこれまでたくさんの場所を駆け抜けてきたAqoursが見せる最後の公演だったからというのもあるのですが、それ以上に見たかったものがMCでした
自分は逢田梨香子さんの大ファンなので、彼女の務めるMCが聞けるこの千葉公演だけは絶対に行きたかったから、というのが最も大きかったんです
一番期待していたMCの好きなところをメンバーが暴露するコーナーが聞きたかったのですが、残念ながら2日目夜以外の公演でやっちゃったみたいで回収できなかったのが少し心残りでした…笑
いよいよ開演の時。
しかし会場内の空気はどこか不穏さを見せていました。何かしらのアクシデントがあったということだけを少し小耳に挟んではいたのですが、昼公演で鈴木愛奈さんが足を負傷してしまっていたことをこのとき知ります。
一気に不安感が押し寄せてくる中、ずっと祈りながら開演を待っていました
そして舞台から出てきたAqours。そこにはキャストに肩を貸してもらいながら登場した鈴木愛奈さんの姿がありました
その姿を見た瞬間、本当に安心しました…
残念ながら鈴木愛奈さんはライブパートには出演できないことになってしまいましたが、トークパートではめいっぱい楽しむ彼女の姿、そしてライブでは他のキャストがパートを補う形で精一杯のパフォーマンスを見せてくれましたね
そこにあったのは紛れもないAqoursとしての9人のステージでした。
改めてAqoursのチーム力というか、絆の強さを感じさせられた瞬間でした
逢田梨香子さんは自身のインスタでもこう言っています
「メンバーに何かあった時は、全力で手を差し伸べるのがAqoursだから。」
これがAqoursの大好きなところでもあるんですよね。
こういった姿が彼女たちの素顔の部分なんだな、とも思いました
お互いに手を取り合いながら一歩一歩力を合わせて進んでいく姿を見ていると、
Aqoursがこの9人で良かった
と心から思えてくるんです。
誰一人として欠けてはならないし、誰にも代わりは務まらない、この9人だからこそできること、見える景色があるんですよね
それをいつまでも応援していきたいと思えるから、今こうして本気になれるんです
そこにはAqours9人としてのステージがありました。
最後までAqoursとして駆け抜けたのが、このファンミだったと思います
ファンミーティングを通してAqoursが伝えたかったこととは
そしてライブパートも終盤、ランアクでは間奏のところでMCが言葉を投げかけてくれるのもファンミの特徴でもありますね
みんなの声を聞かせてほしいと精一杯歌ってくれていたAqoursに向けて、こちらも精一杯歌いました。
これで駆け抜けてきたファンミも終わりなんだな、と思っていた矢先に最後にみんなに歌ってほしい曲があると聞いたときは本当に驚きました。
実は幕張だけはセトリなどの情報を一切耳にしないで参加したのでこの曲が披露される
ということを全く知らなかったんです
その曲は『勇気はどこに?君の胸に!』TVアニメ2期11話ver.でしたね
…これには本当にやられました。
生で聴くのは初めてだったということもありましたし、やはりサビ後に入るCメロ部分が突き刺さりました
この曲をみんなで歌うことにどういった意味があるのか。
アニメ本編に沿ったものでもありますが、これまで約4カ月間に渡りAqoursと一緒にファン自身も共に駆け抜けてきた時間の最後に、「やり残したことなどない」と歌うことに大きな意味があるんじゃないでしょうか。
ランアクにしろ勇君にしろ、Aqoursと一緒に歌うということがこのファンミというものを表現しているように思えます。
歌を通じて一緒に楽しむ。同じ時間を過ごすことで、Aqoursにとっての「今日は遊ぼう」ということなのかもしれません
Aqoursはこのファンミを通して、自分たちとファンはいつも繋がっているから、という声を届けるために会いに来たんだということを伝えたかったんじゃないでしょうか。
ファンミーティングを通して自分がAqoursに伝えたいこと
最後にもうひとつ、忘れられないことがあります。
最後の逢田梨香子さんのMCで彼女はこんなことを言っていました。
ファンミはこれで終わりですが、これからも函館ユニットライブに3rdライブツアーもあります。またこうして皆さんに会いに行くから、というものでした
この言葉にまた自分は救われたような気がします。
正直、2期が終わって映画制作が決まってから、どうしてもサンシャイン!!というコンテンツの終わりを考えてしまう自分がいました。
そういったマイナスの考えはなるべくしないようにと思ってはいたのですが、やっぱりどうしても寂しいんですよ
こんなにも大好きで熱くなれることが終わってしまう、自分はあと何回Aqoursに会えるんだろうって考えたら、大げさかもしれませんが、辛くて仕方がなかったんです
ですが、今回のファンミ千秋楽のステージを見て、この言葉を聞いてAqoursはこの一瞬の時間を全力で楽しんでいるし、それを精一杯ファンに伝えようとしている。
こんな素敵なステージを見せてくれるAqoursのライブだって、函館に3rdも控えてるし、楽しいことだってまだまだあるんだって思ったら、そんな寂しさも吹き飛んでいたんですよね
トークもライブも全力で楽しみました。全てを出し切ったからこそ、これまで抱いていた気持ちもいい意味でリセットできて、またこれからAqoursを応援していこうという気持ちに背中を押してくれたような気がします
これから始まる新たなプロジェクトである“Hop! Step! Jump! Project!”も始動します
ファンミーティングはいったん終了してしまいすが、また再びAqoursが自分たちの街まで会いに来てくれる日を楽しみにして!待っていようかなと思います!
…さて、長くなってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございました!
Aqoursと一緒に遊んだファンミーティング、本当に楽しかったですよね。
まさか自分でも4公演も参加できるなんて最初は思ってもいませんでした…
見に行ける公演は全部参加しようと思って、頑張って足を運んでよかったなって思います!
海外公演に1度も参加できなったのは残念でしたが、最後まで走りきったと、妙に清々しい気持ちです
それでは次は函館でお会いしましょう。
サンシャイン2期12話感想
こんにちは。みやです
新年あけましておめでとうございます(今更)
昨年はこんな拙いブログに足を運んでくださる方がいたこと本当に嬉しい限りです
今年も引き続きどうぞよろしくお願い致します
さて、かなり日は開きましたがラブライブ!サンシャイン!!2期12話「光の海」の感想です
まず最初に言っておきますと、この回は個人的に2期の中で最も好きな回となりました
長くなっちゃうかもしれませんが、最後までお付き合いいただければと思っています。
感想に入る前にひとつ紹介しておきたいものがあります
みなさんもご存知だとは思いますが、これは12月20日発行の静岡新聞の1面広告です
自分もなんとか入手することができたのですが、ED曲『勇気はどこに?君の胸に!』のラストシーンに「憧れの舞台に行ってきます。浦の星女学院の名前を刻みに。」という言葉が載せられた1枚。
これを初めて見たときの衝撃は今でも忘れられないのですが、この言葉から12話ではラブライブ大会の決勝が描かれることがわかりましたね。
それだけ今回は並々ならぬ展開を見せるはずだという期待感を持って視聴しましたが、今こうして記事を書きながらこの吹き出しの言葉にグッときてます…
ついに千歌たちは夢の舞台である決勝大会に挑みます。
「行ってきます!」
これまで毎日早くから夜遅くまで練習を繰り返してきました。
それぞれの思いをひとつにして大会に向けて浦女に挨拶をしたAqours
「サイレントチェリーブロッサムナイトメア…!」
…さっきまで良いシーンだったのにいざ東京に着くとお決まりのギャグを挟んでいくラブライブらしい演出。ここら辺は見ていて、いつものラブライブだwと安心した部分でもありました
しっかり腕をホールドして繰り出すチキンウイングフェイスロック。
首ではなく目の部分をホールドしているのが良心的ですね
ほんとに推しの善子化が深刻ですが、これはこれで良し
(ちなみにチキンウイングフェイスロックという技のWikiがあるのでみなさん一度見てみてください。なかなか面白いですよ)
まず千歌たちが向かったのは神田明神。
大会前にこの場所を訪れるのはμ’sから受け継がれた伝統ですね
そしてこのシーン。浦女のみんなが書いてくれた絵馬を見つけますが、ここもシリーズでお決まりのキャストが書いたと思われる絵馬もいくつか。
ぱっと見では高槻かなこさんや諏訪ななかさんらしきものがありましねー
「私たちだけじゃない。みんな勝ちたくてここに集まってる…。」
そして同時に、そこには他のスクールアイドルたちも大会優勝を祈願して書いた絵馬もたくさんありました。
優勝したいと願っているのは何も千歌たちだけじゃない。
当たり前のことですが、この絵馬の数だけライバルが存在しているし、それぞれのスクールアイドルの物語があるということです
少し弱い声を上げる千歌ですが、Saint Snowの二人も応援に駆けつけてくれましたね
「ついに、ここまできましたね」
「ビビってたら負けちゃうわよ!」
再び神田明神でAqoursとSaint Snowが出会うという1期を彷彿とさせるシーンでしたね
夢にまでみた決勝ですが、これまで体験したことのない大きなステージを前に少し怖気づいてしまう1年生たち。
「アキバドームは、今までの会場とは違うずら」
「どんなところか、想像できない…」
「私も、あのステージで歌えたことが今でも信じられない」
「自分の視界、全てがキラキラ光る、まるで雲の上を漂っているようだった…!」
この聖良のセリフはなんとなくわかる気がするんですよねー
学生の頃に部活動などで観客がたくさんいる舞台に立った経験があるという方もいると思います。
僕の場合は普通に緊張してていまいち記憶に残ってない部分もありますが、演者として大きな舞台に立った時に見える景色って普段見てるものに比べて圧倒的に色味が増すというか、そんな感覚になった記憶があります
たぶん、これまで頑張ってきてようやくそこにたどり着いたからこその達成感と、その舞台に自分が立っているという事実が現実味を帯びないフワフワしたような心情に引き込むんだと勝手に思っています
ここのルビィと理亞の会話、いいですよね~!
楽しそうに話す二人を優しく見るダイヤと、仲の良い様子にちょっとムッとする善子がたまらなく好きですw
「素敵な笑顔ですね」
「はい!」
「初めて会ったとき、なんて弱々しいんだろうって思ってました。でも、今の皆さん」を見て思います。なんて頼もしいんだろうって」
「…勝ちたいですか?」
「千歌さんがいつか、私に聞きましたよね。ラブライブ、勝ちたいですか?」
「それと、誰のためのラブライブですか?」
初めて聖良がAqoursと出会ったのは東京のイベントに招待されたときでしたね。
勢いに乗っていたとはいえ、まだまだ未熟で、実力のあるグループばかりが集まるスクールアイドルのホーム的な場所でもある東京という地でのライブ。浦女のみんなや街の人たちの居ない離れた舞台を前にした千歌たちの姿は、今見返してみると確かに弱々しいところがあったように見えました。
それが今となっては格段に成長し、大舞台である大会決勝を目前にしていても。“いつものAqours”で居られる強さと笑顔が見受けられています
本当に頼もしくなりましたよね…!
不安な気持ちがあったとしても、Aqoursならやってくれるんじゃないかという期待がこのとき見ていて感じていました。
そして聖良からの勝ちたいかという問いかけ。
以前、千歌がこの問いかけをしたとき、聖良の中ではまだAqoursは弱いままだったのかもしれません。
しかし今は違います。
ここまでたどり着いた今の千歌ならこの答えを持っているはずですし、何のためにここまで頑張ってきたのか、10話で聖良は千歌たちの置かれた状況を知ってはいます。
今度はこちらから問いかけることで、揺らぎかけた千歌をSaint Snowの聖良として励ます、もう一度どうしたいのかを再確認させる一種のエールのように僕は感じました。
それの後押しが「誰のためのラブライブか」という最後のひと言なのかもしれません。
夜。千歌たちは1期で東京に来たときと同じ旅館に宿泊し、1期7話と同じ構図でシーンが描かれていましたね。
再び最下位、投票数0だったあの記憶がフラッシュバックします
ここまでは1期と同じですよね。
しかし、今回は3年生たちがいます。
「大丈夫!」
「信じましょう。今までやってきたことを」
「少なくとも、私はどこにも負けないって思ってるよ」
この3人の言葉でAqoursは救われたと言っても過言ではないと個人的に思っています。
ここに鞠莉たち3年生がいなかったら、千歌たちは100%全ての力が出せなかったんじゃないかと思うくらいに重要な描写だと感じました
それでもまだどこか不安の色が隠せない千歌に曜が動きましたね
唐突に始まった枕投げ。
これもラブライブ作品の伝統ですよねw
「いいデスねぇ~!」
いや、良くはないですけどねこれw
こんなときでも真っ先に闘争を始めるのが3年生というのも面白いですが、ここで曜が行動を見せるのが良いですよね。
言葉で勇気づけるのではなく、アクションで俯いていたみんなを笑顔にさせるという、曜だからこそ思いつく彼女なりの最大の励ましなんですよね
枕を投げるSEがたまにえげつない音になるのが気になりますが、やはりラブライブ!はこうでなくっちゃねw
このシーンは各キャラの表情が面白いです
あと、ダイヤの「あ~な~た~た~ち~!!!」がとても好きですね。このだんだん怒りのボルテージが上がっていく感じがw
ちなみにこの鳳明館さんは実在する旅館ですが、宿泊の際はまくら投げは控えましょうねw
ここからは2年生のシーン。
梨子はどこか複雑そうな表情を浮かべていましたね。
「行きたかった?音ノ木坂。」
「…ちょっぴりね。今だから確かめたいことや気持ちもあるんだけどね」
ピアノを克服できた梨子でしたが、もう一度音ノ木坂に行ってピアノの弾く必要って絶対あったと思うんですよね
このままでもいいのかもしれませんが、ここから先を歩んでいくためには無視してはいけないことだと僕も思っていました。
この様子に千歌は手を差し伸べます。
実際には集合前に自由行動で自分を見つめ直す時間を作るという提案をしただけですが、この提案こそが梨子にとっての大事なきっかけになっています
ここから先は涙なしには見れません
最後の最後まで名シーンでしたね
そして梨子は音ノ木坂へ。
何度も見てきた音楽室でピアノを弾きますが、曲は『想いよひとつになれ』でしたね
ピアノが思うように弾けなくなって悩んで、苦しんでいた梨子がこんなにも柔らかな表情で気持ちよくピアノを、この音ノ木坂で弾いてるんですよ…
梨子にとってここは、思うようにピアノが弾けなくなった場所でもあるんですよね
自分を見失った場所と言ってもいいかもしれません。彼女にとっては辛い思い出になった場所でもあるはずです
しかし、内浦に引っ越して千歌たちとスクールアイドルを始めて、またピアノが弾けるようになった。
でもそれで終わりじゃ駄目だったんだと思いました
辛いことや苦しいことがあったけど、それでもピアノを捨てなかったのは梨子はピアノが大好きだったから。
梨子が音ノ木坂に帰ってきて、ここでもう一度大好きなピアノを弾くということが、梨子に残されていた出すべき答えだったんだと感じました。
“梨子がもう一度音ノ木坂で楽しそうにピアノを弾く”というのが僕がずっと見てみたいと願っていた描写のひとつでした
だからこのシーンを見たときは本当に嬉しくて、やっと過去の自分ときちんと向き合って、桜内梨子として答えを出すことができたんだなって思えて、とても嬉しかったです
弾いた曲の『想いよひとつになれ』
これは梨子がずっと探していた“海の音”から生まれた曲です
1期では地区予選で9人で披露するはずだった曲ですが、千歌の願いで梨子はコンクールに出場しました。
たとえどんなに離れていても9人の心はひとつだというメッセージも含んだ曲です。
そんな曲をバックにそれぞれのメンバーの想いを千歌が聞いていくという演出が本当に良いんですよね…
「花丸ちゃんは、勝ちたい?」
「マルはずっとルビィちゃんと二人で図書室で本を読んでるだけで幸せだったけど、千歌ちゃんたちのおかげで、外の世界に出られてみんなと一緒ならいろんなことができるって、知ることができた。だから、勝ちたいずら!それが今、一番楽しいずら」
「千歌ちゃん、マルをスクールアイドルに誘ってくれて、ありがとう!」
ずっと本の世界にいた花丸でしたが、本を読んでる時が一番幸せだったけど今ではみんなとスクールアイドルをやることが一番楽しいとまで言ってるんです
それだけスクールアイドルをやって良かったと心から思っているんですね
この言葉を聞けたときはめっちゃ嬉しかったです…!
「ルビィは、1人じゃ何もできなかったのに、スクールアイドルになれてる。それだけでも嬉しい。もちろん、お姉ちゃんたちの最後の大会だし、勝ちたいって思ってるけど、」
「今は大好きなみんなと一緒に歌えることが、一番嬉しい!」
ずっと昔からスクールアイドルに憧れていたルビィ。あんなにも引っ込み思案だった以前のルビィが今ではこうしてそれを現実に変えています
それを可能にしたのは紛れもなく自分自身の意志ですよね
大好きなスクールアイドルとして、大好きなみんなと一緒にステージに立つことがルビィがなりたかった自分なんじゃないでしょうか。
「え? あんた馬鹿なの!?そんなの、勝ちたいに決まってるでしょ!世界中のリトルデーモンたちに私の力を知らしめるためによ!
クックックッ…ラブライブで勝利を手にするには我が力が不可欠」
「ま、仕方ない。もう少しAqoursとして堕天してやってもいいぞ…」
どこまでいっても、善子は善子ですよね。
自分の力を知らしめる。これはたくさんの人に“堕天使である津島善子(ヨハネ)という存在を知ってもらう”ということなんじゃないでしょうか
堕天使キャラに疑問を感じていた善子でしたが、ヨハネという自分を捨てることなく共に歩んでいくことを選んでいます。それこそが彼女の持つ力であり魅力なんですよね
それを全て解放できるのはAqoursとして居るときだと思います。
いつものように善子と呼ばれ突っ込みますが、そういう関係がまんざら嫌でもないような時折見せる笑顔がとてもいいですよねー
この一連のセリフは津島善子として堕天使ヨハネの意志を言葉にしているようで好きです
「急にどうしたの?私はせっかくここまで来たんだし、勝ちたいかな。でもそれ以上にに楽しみたい。鞠莉やダイヤとの最後のステージを楽しみたい。
本当は清清してんだけどね。やっとこれで終わりだって」
「だからこそ勝ちたい。今をもっともっと楽しみたいから…!」
果南たち3年生に残された時間はわずか。そして最後の大会です。
最後だからこそ悔いのないように、鞠莉やダイヤと一緒に歌える今を楽しむ。
口ではこれでやっと終わりだと言ってはいますが、本当は終わってほしくないんだと思います。
むしろ自分に言い聞かせてるようにも思えますね。これで終わりだ、と。
そのうえでの「だからこそ勝ちたい」なのでしょうね
「勝ちたいかって?理事長としての私は、全校生徒の為に勝たなければならないと思ってるよ。あんなにも愛されてる学校のためにも!」
「でも、少しだけワガママを言うと…私はAqoursとして勝ちたい!9人でこんなことできるなんて、なかなか無いよ!」
みんなが愛してくれた浦女の理事長として勝ちたいという強い意志を感じました。閉校祭を経て、今の鞠莉にのしかかるものはありませんね
これまで尽力してきた鞠莉のいうちょっとのワガママは、Aqoursの小原鞠莉としての強い願いのように感じます。最後には元気に「シャイニー!」する鞠莉を見ていつもの感じに戻ってきたことが嬉しくも思いました。
「もちろん勝ちたいですわ。浦の星全校生徒の思いを背負って来ましたから。勝ってみせますわ。」
「それと、Aqoursの黒澤ダイヤとして誠心誠意歌いたい。どこであろうと心をこめて歌を届けるのがスクールアイドルとしての、私の誇りですわ!」
ここの「Aqoursの黒澤ダイヤとして」ってセリフがめっちゃ好きなんですよね…!
生徒会長でもなく、Aqoursというスクールアイドルの1人として歌いたい、と。
1期では裏に回っていろんなことをしてきたダイヤですが、彼女の口からしっかりとこの意志を聞いたときはダイヤの持つスクールアイドルの絶対的な信念にも似たような重みも感じました。
心をこめて歌を届けるというのがダイヤの持つスクールアイドル像ということですね
3年生全員がはっきりと「勝ちたい」と口にしているのが熱いですよね。
「千歌ちゃん、どうしてここに?」
「なんとなく。見ておきたくて…」
「千歌ちゃんも?」
「え、じゃあ…」
「うん。だって、始まりはここだったから」
アキバでのこの場所が全ての始まりでしたね
そして今回も風が2人を導きます
このシーン、1期1話冒頭の再現だけでなくOSTが『Main theme of Lovelive! Sunshine!!』なのがもう、本当にズルいんですよ!
全ての始まりの地であった場所でサンシャインのメインテーマをぶち込んでくる演出には鳥肌立ちました。 ほんとずるい
「見つかるかな?私があの時見つけたいと思った輝き」
「きっと見つかるよ。もうすぐ、あと少しで…必ず!」
「…ラブライブ、勝ちたい?」
「もちろん。やっと一緒にできたことだもん。だからいいんだよ、いつもの千歌ちゃんで。未来のことに臆病にならなくて、いいんだよ」
「ひとりじゃないよ!千歌ちゃんは!」
やはり最後に千歌の背中を押すのは曜でしたね
曜もずっと前から千歌と一緒に何かをしたいと願っていましたが、ようやく一緒にスクールアイドルをやれることができたんですから、勝ちたいと願う気持ちもとても伝わってきますよね
千歌と一番最初にスクールアイドルを結成したのが曜です。そんな千歌の姿をずっと見て、共に駆け抜けてきた曜からの言葉こそが千歌の最後の大きなひと押しになったんですね
「あ、梨子ちゃん! ピアノ、弾けた?」
「…もちろん!」
ここで梨子も合流。11話での校門のシーンと全く同じ構図ですね
今回も梨子は影から二人のことを見ていたのかもしれませんね
「梨子ちゃんは、ラブライブ勝ちたい?」
「うん!私、自分が選んだ道が間違ってなかったって心の底から思えた。辛くてピアノから逃げた私を救ってくれた、千歌ちゃんたちとの出会いこそが軌跡だったんだって…
だから勝ちたい。ラブライブで勝ちたい!」
「この道で良かったんだって証明したい。今を精一杯全力で、心から!スクールアイドルをやりたい!」
梨子にとってピアノとスクールアイドルのどちらを選ぶかって物語内で描かれていた以上に悩んでたんだと思います。
ピアノが大好きだからこそ、本当にスクールアイドルをやって良かったのか、本当にスクールアイドル活動を経てピアノへもう一度向き合うことができるのかという不安感や焦り、疑心などいろんな考えが渦巻いていたんじゃないでしょうか?
だって梨子は音ノ木坂にいてもスクールアイドルの存在を知らないほどピアノに打ち込んでいたんです。そんな人間がこれまでに経験したことない歌やダンスを始めてまたピアノが弾けるようになるのか?という考えが少なからず心の隅にはあったのかもしれません
もともと海の音を聴くために引っ越して内浦まで来たこと自体も、もしかしたら梨子にとってはそれが正しいのかもわからなかったのかもしれません
そんな梨子が千歌に、Aqoursに出会い、スクールアイドルを始めた。
みんなの支えもあり、コンクールではもう一度ピアノを弾くことができた。
大好きになった浦女のために精一杯足掻いて、ラブライブではついに決勝まできた
これまでたくさんの経験をしてきた梨子が最後に音ノ木坂でまたピアノを弾いた。そしてようやく自分に答えを出せたんです
自分の選んだ道は間違ってなかった、千歌たちに出会えたことが軌跡が本物であると証明するために梨子は強く、はっきりと勝ちたいと言いましたね
最初の頃はスクールアイドルはあくまでピアノに向き合うための過程だったんです。それがいつしかピアノと同じくらい梨子の中でスクールアイドルというものが大きくなっていったんですね。そんな梨子が言う「スクールアイドルをやりたい!」という言葉には涙が止まりませんでした
実は12/30に行われたみんなで上映会のLVに参加していたのですが、逢田梨香子さんはこのときに「このシーンは何度もレコーディングし直した。妥協はしたくなかった」とおっしゃってました。
それくらい大事にしていたシーンなんですよね、ここは
自分にとってもこのシーンは本当に大切に思っています。
これも余談になりますが2期が始まる前に、2期ではこういうところが見たいという願望をずっと持っていまして、
それが前半でも言った梨子がもう一度(音ノ木坂で)楽しそうにピアノを弾く姿と、もうひとつが
“梨子がスクールアイドルをやりたいと言ってくれること”でした。
これまでピアノが大好きだった梨子にとってスクールアイドルはどれくらい大きなものになったのか。
それこそピアノを弾けるようになるための過程や手段だったのか?そう考えたとき、それは絶対にないと言いたかったんです
何かしらの形でスクールアイドルを捨てる、やめるかの答えを求められたとき、真っ向からやりたいと言えるくらい梨子の中でもスクールアイドルは大切なものになっていたという確信がずっと欲しかったんですよね
だからこそ、このシーンは自分が今まで心の底から見たいと願っていた桜内梨子の姿だったんです
…めちゃくちゃ嬉しかったです。
やっと答えをだせたんだなって思うと、これ以上に嬉しいことはありませんでした。
さて、文字だらけになっちゃったので戻します…
「千歌ちゃんは?」
「勝ちたい?」
「私も全力で勝ちたい!勝って、輝きを見つけてみせる!」
もう千歌に迷いはありませんね
これまで歩んできたことは嘘でも間違いでもありません
あとはただ突き進むのみのですね
0だったあの頃に感謝の「ありがとう」とこれから先に進むために「バイバイ」を言う千歌の姿が印象的でした
さぁ、ここからラストスパートです
駆け出すAqoursですがこのシーンの各セリフがめっちゃ好きなんですよね
見たこともない夢のステージを前にしてるのに溢れてくるようなワクワク感と何の迷いもなくみんな笑顔で突き進む姿がサンシャインらしくて本当に大好きですね!
「どの位走ったのかな?どこまで来たのかな?どこまで続くのかな。わからないけど、あの時と今思っている事、全てがあってここに辿り着けたんだと思う」
「雲の上だって、空を飛んでるみたいだって、思いっきり楽しもう!はじけよう!そして優勝しよう!
私達の輝きと証を見つけに!さぁ行くよ!」
OSTは2期のメインテーマ系ですね
この曲がまた期待感、高揚感に拍車をかけます
歩道橋で奥側の1,2年生の6人と手前の3年生3人が一緒になるというのは新旧Aqoursの合わさりを意識させるようないい演出ですね
お馴染みのかけ声もいつもより大きく、生き生きとしてるのも良いですね!
「0から1へ! 1から、その先へ!」
「Aqoursサンシャイン!!」
ついにやってきました決勝大会。
挿入歌は『WATER BLUE NEW WORLD』
この曲、2期挿入歌の中で一番好きな曲となりました。
ヤバいのひとことです。
ステージはまさに雲の上。そして満天の星空が広がっています
まずこの光景は2期10話の車で空を駆けるシーンと似てますよね
あれは非現実の空想の世界です
そんなイメージの世界がそのまま決勝ステージとリンクしているのがいい演出ですよね
衣装は青、白、黒がメインで各学年被りなしの3種類でしたね
モチーフは何かと考えましたが海とか水とか白鳥をイメージしたのですが、みなさんはどう感じましたでしょうか。
この曲は出だしからもう大好きなメロディでAqoursが決勝大会で披露するに相応しい曲だと思います
相変わらず歌詞もパート分けもやばいですよねこれ。
今は今で昨日と違うよ 明日への途中じゃなく今は今だね
この瞬間のことが 重なっては消えてく
心に刻むんだ WATER BLUE悔みなくなかった気持ちの先に 広がった世界を泳いできたのさ
「諦めない!」 言うだけでは叶わない
「動け!」 動けば変わるんだと知ったよずっとここにいたいと思ってるけど
きっと旅立ってくってわかってるんだよだからこの瞬間(とき)を楽しくしたい
最高のときめきを胸に焼き付けたいからMY NEW WORLD
新しい場所 探す時が来たよ
次の輝きへと海を渡ろう夢が見たい思いはいつでも僕たちを 繋いでくれるから笑っていこう
今を重ね そして ミライへ向かおう
ざっと聴きとってみましたが「ずっと~」を3年が、「きっと~」を1年生が担当してたりと物語を思い出させるのが良いでよね
そしてこの曲の見どころは何といっても衣装チェンジですよね!
ロングスカートが青い羽根に変わりますが、この衣装を着ているのが花丸、鞠莉、梨子の3人でした
この3人と言えばデュオトリオですが、それで分けたということでもなさそうです
それ以外に共通点を考えてみた結果ひとつ思ったのが、
“新しい世界に連れてこられた人(導かれた人)” です
というのも、この曲名には『NEW WORLD』というワードがあります
これがヒントになってると考えた結果、まず花丸はこの12話でもあったこのセリフ
「マルはずっとルビィちゃんと二人で図書室で本を読んでるだけで幸せだったけど、千歌ちゃんたちのおかげで、外の世界に出られてみんなと一緒ならいろんなことができるって、知ることができた。だから、勝ちたいずら!それが今、一番楽しいずら」
「千歌ちゃん、マルをスクールアイドルに誘ってくれて、ありがとう!」
ずっと本の世界にいた花丸がスクールアイドルに誘われて「外の世界に出られた」と言ってます。そして鞠莉は10話でのこのセリフです
「一度しか言わないから、良く聞いて。私は果南とダイヤに出会っていろんなことを教わったよ。世界が広いこと、友だちといると時間が経つのも忘れるほど楽しいこと。ケンカの仕方に、仲直りの仕方。」
「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだひとつも知らないままだった。ずっとあの部屋から出てこられなかった」
鞠莉も果南とダイヤが居なければずっとあの場所から出られなかった。「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだひとつも知らないままだった。ずっとあの部屋から出てこられなかった」と言ってます
そして最後に梨子。
梨子は千歌と曜に誘われて海の音を聴きに行きました。梨子はそこで確かに海の音を聴きましたね
直接的なセリフは無くても、千歌たちのおかげでスクールアイドルという世界に誘われましたし、変わることができた。一緒に聴いた海の音は『WATER BLUE』に直結していると思ったりもしています。
これが3人の共通点であるようにも思えます
そしてこの衣装チェンジを行うのが、花丸は1年生に、鞠莉は3年生に、そして梨子は8人全員によって衣装が変わります
この梨子と8人 というのはどうしても『想いよひとつになれ』を連想してしまします
みんなに囲まれて笑顔で歌う梨子の姿を見てると本当に嬉しくて嬉しくてもう…
そこもあって12話は個人的に本当に大好きで、大切な回なんですよね
やりきった、というような表情の千歌。
全てを出し切った最高のステージでした!!
さて、第12話。ついに決勝でのステージを終えたAqours
次回は結果発表であり最終回です。
ほんと12話は見どころあるし演出もめっちゃ良いし、正直、自分みたいな梨子推しの方は涙なしには見れなかったんじゃないでしょうか?
気付けば過去最長の内容になってしまいましたねw
見どころ多すぎてカットできないんですよ…w
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
最終話感想は…… 気長にお待ちください。
『Pianoforte Monologue』の視聴動画を見て
こんにちは。みやです
1月12日の昨日、ラブライブ!サンシャイン!!2期BD第3巻に付属するソロ楽曲の視聴動画が公開されましたね
第3巻は善子と梨子のソロ楽曲が収録されていますが、皆さんはもうご覧になられたでしょうか?
自分は梨子推しなのですが、視聴動画の公開を心待ちにしていました
そして、聴きました。『Pianoforte Monologue』
本当に、本当に良い曲でした。
思わず感動して涙を浮かべながら聴いていましたが、現時点で公開されている1コーラス分を聴いた上で感じた率直な感想を簡単にここで書いていきたいと思います
『Pianoforte Monologue』という曲名について
まずは曲名に使われた“Pinanoforte”と“Monologue”という2つの単語がどういったものか見ていきます。
Pianoforte(ピアノフォルテ)とは、皆さんご存知のピアノの正式名称です。
そして他にも、音楽における強弱記号でピアノフォルテ(pf)というものがあるそうです。
調べてみると最初をピアノ(弱く、小さく)の音で直後にフォルテ(強く、大きく)の音で演奏する奏法ということらしいです
これは梨子の経験した挫折(p)とそれを乗り越えた今の強い思い(f)を表していると読み取れるんじゃないかとも思いました。
次にMonologue(モノローグ)ですが、モノローグとは独白を意味する言葉で、演劇などにおいて人物が1人独立して台詞を言うことだそうです。要するに“独り言”です
ですが、単に独り言といってもボソボソと呟くような独り言ではなさそうですね。
ここに梨子らしさが表現されていると自分は思います
Aqoursのみんながいてくれたからこうしてもう一度大好きなピアノを弾くことができたという梨子の感謝の気持ちは決して小さくはなく、強く大きいもののはずです。
でも、それを声を大にして話すんじゃなく、独り言くらいの言葉になってしまっても、その中に持ってる気持ちは確かなものだと感じました
そしてもうひとつ、モノローグということは対話ではありません。
ということは、誰かに向けたメッセージではなく梨子自身の思いの全てがこの曲における歌詞(モノローグ)になっているんじゃないかと思いました
誰かのためにではなく、梨子の気持ちをピアノの旋律に乗せて自由に、真っ直ぐに歌うというのがこの曲のコンセプトなのかもしれません
歌詞について
ではその歌詞を見ていきます
聴きとりが間違っていたらすみません…
私のなか 流れ出した
音がたくさんあるの
綺麗なだけじゃなくて でもねどこか優しい音が
新しいユメとナミダ 溶け合った協奏曲(コンチェルト)
ずっとずっと眠ってたの 心の熱い願い
目覚めてってあの日 きっと呼ばれてたと気がついた
1人で向かう鍵盤だけど 感じるひとりじゃない
気持ちはいつも繋がってるね 信じることができるから
なんでも恐れずやってみようと決められる
強くなれるの
いつも言ってますが歌詞が本当にいいのがラブライブの好きなところなんですが、サビのところがとてもグッときます。
「1人で向かう鍵盤だけど 感じるひとりじゃない」
というのがめっちゃ好きで、これって『想いよひとつになれ』を彷彿とさせますね
たとえその場にいるのがたった自分1人であっても、どれだけ離れていても強い気持ちで繋がっていると、“みんな”と“自分”を信じることができるから、恐れず前に踏み出せるんですよね
1期の頃の辛い表情を浮かべていた梨子を見てきた自分からすれば、こんなにも優しくて力強く歌える梨子が何よりも嬉しくて、頼もしくて、また大好きなピアノを弾けるようになって良かったねって言いたくなるんです。
だからこの曲を聴いたとき、梨子のことを応援してきて良かったって、もっとこのキャラクターのことを知りたいなって思えました。
フルで聴けたとき、改めて考察していきたいですね
3巻は来月のリリースですが、毎日聴いて待っていようと思います。
サンシャイン2期11話感想
こんにちは。みやです
例のごとく2期11話感想いきます
何やら準備に勤しむ千歌たち2年生
手作りの大きなアーチには閉校祭の文字がありましたね
学園祭ならぬ、閉校が決まった浦女の最後のお祭り行事が行われることに。
「学校のみんなが言ってくれたんだよ!閉校祭をやりたいって!」
この企画を考えたのはよしみたちをはじめとした浦女の生徒たちってのが良かったですよね
千歌たちだけじゃなく生徒のみんなも浦女が大好きなのが伝わってきました。
在校生であり理事長でもある鞠莉にとってこれほど嬉しいことはありません
もちろん鞠莉は承認印を大きく振りかぶり快諾。全校生徒で作るお祭りがスタートします
鞠莉の「ほんと、この学校って良い生徒ばっかりだよね!」というセリフの後に微笑むダイヤの表情も印象的でした
ダイヤも生徒会長なので鞠莉のこの言葉に共感するところがあるから嬉しかったんでしょうね
ここからは閉校祭準備に追われる各キャラの描写が描かれていましたね
ドタバタしてるところがなんだか懐かしくもありAqoursらしさもあっていいですよね
背の丈順に並んだとこが3姉妹感あって好きですw
結局、鞠莉の許可も得て泊りがけで準備をすることに。
「最後なんだもん。許してよ」
「誰も許さないなんて言ってませんわ。最初からそのつもりでしたから」
1期の頃に比べてダイヤもほんと物腰が柔らかくなりましたよね
生徒会長でもありつつ浦女のいち生徒としてこの閉校祭を楽しもうとしている姿が感じられますね
「スクールアイドル部でーす!よろしくお願いしまーす!あなたも、あなたも!スクールアイドルやってみませんかー!?」
このシーンは1期からずっと見てるとほんと刺さりますよね
1話で千歌がやっていたことを曜が同じようにして見せます。
あと少しで学校が終わってしまうというときに、全ての始まりだった入学式を思い出すようなシーンを入れてくる辺りがとても好きですねー
「私ね、千歌ちゃんに憧れてたんだ。千歌ちゃんが見てるものが見たいんだって。ずっと同じ景色が見てたいんだって。」
「このまま、みんなでおばあちゃんになるまでやろっか!」
「…うん!」
こんなにも近くで笑い合う二人を見たのは本当に久しぶりですよね
ずっと小さいころから仲良しだった二人ですが、曜の本音が語られていました
運動神経が良くて衣装も作れて明るく人気者の曜が、自分のことを普通だと言っていた千歌に憧れを抱いていたんですね
一見なんでも器用にこなせるふうに見えますが、曜はAqoursの中で最も不器用で女の子らしいところがあると自分は思っています。
1期11話でも曜にフォーカスを当てられていましたが、自身の口から千歌に直接思っていることを告げたのが今回ですね
得意分野である飛び込みはプロ級だったり、得意なことに特化した人間って見える景色が限定されがちなように思います。
しかし、全くの0の状態から自分にとって本当に好きなことが見つかったとき、それを追い求めて頑張っているときに見える景色ってどんな些細なことでも新鮮に映ることってありませんか?
それってすごいワクワクするし楽しいですよね。
もちろん曜も最初から何でもできるような人間じゃなかったはずです。それを経験したからこそ、千歌がスクールアイドルが好きになって頑張っている姿を見て、曜も大好きな千歌と一緒にその景色が見たい。楽しみたいとずっと思っていたんじゃないでしょうか。
ここであえて会話に入っていかない梨子も彼女のキャラクターが出ている気がしますね
さて、いよいよ閉校祭当日。
控え目に言って最高です。 …最高です
この衣装はルビィも作っていましたがどこか見覚えがあるなと思ったのですが、鹿角姉妹が着ていたお店の制服に似てますよね。
ルビィはそこから参考にしたのかもしれないですね
梨子と校内を見て回ろうとする千歌ですが用事があるとのことで断られます。この少しムッとした表情がかわいいですよねー
千歌推しの皆さんはこんな顔されたら耐えられますか?僕は無理です。用事なんかすっぽかしますね
「こんなのやってたんだ」
(こんなのってなかなかズバッと言うなぁ…w)
善子は得意?の占いコーナーをやりますが、誰もきてくれないよう。
なんだかんだ言いつつも花丸も梨子も善子に付き合っている優しさがほんわかしますね。
「あ!じゃあ、Aqoursを占ってください。この先、どんな未来が待ってるか」
「それなら占うまでもありません。全リトルデーモンが囁いています。Aqoursの未来は…!」
このセリフのあと、みなさんは何て言ったと思いますかね?
ここもいろんな推測ができそうですが、あえてその後の描写を省くところに意味はあるはずですが。
「それにしても、変わってないわね。ここも」
「うん。匂いもあの頃のまま」
閉校祭には美渡、志満姉も来ていましたね
どうやら二人とも浦女の卒業生のようですね
この変わらない匂いって言葉もなんかわかる気がします
自分も卒業後に母校に足を運んだことがありますが、その場所の匂いって本当にあるんですよね。
比喩表現ですが、匂いは思い出みたいなものじゃないでしょうか?
二人とも浦女が今でも好きでいてくれてる様子なのがなんだか嬉しいですね
よしみたちからのサプライズ。
千歌も思わず涙ぐみますが、これはSDSを思い出しますよね、これ…
「楽しい時間というのは、いつもあっという間で」
「そこにいる誰もが、この時間がずーっと続けばいいのにって思ってるのに」
「でも、やっぱり終わりは来て」
「時が戻らないこと。もう一度同じ時間を繰り返せないことが、とても寂しく思えるけど、」
「同時に、やっぱりどうなるか分からない明日の方がちょっぴり楽しみでもあって」
「ああ、これが時が進んでいくってことなんだなぁって実感できるずら」
「そして気付く。きっと二度と同じ時はないから、このときが楽しいって思えるのかな。今こうしていることがたった一度きりだってわかっているから、全力になれる」
「いつか終わりが来ることを、みんなが知っているから。終わりが来てもまた、明日が来ることを知っているから」
「未来に向けて、歩きださなきゃいけないから。みんな、笑うのだろう!」
このシーンの一連のセリフは本当に大切なので全て抜粋してます
このセリフや二度と同じ時間を過ごすことができない今だからこそ全力になれるというのはみら僕が思い浮かびますし、僕光のあの言葉も連想されますね
これらの言葉を言い換えるなら、みら僕の「光る風になろう」という歌詞がこれなんじゃないかと思います。
楽しい時間は二度と繰り返せることはないけど、それでもやってくる明日から目を背けたりすることなく今あるこの時間を本気で、全力で楽しむことがAqoursとしての答えなのかもしれません
「今日集まった人を見て私は改めて思いました。この学校がどれだけ愛されていたか、どれだけこの街にとって、みんなにとって、大切なものだったか」
「だから、この閉校祭は私にとって、何よりも幸せで…私にとって何よりも暖かくて…」
「ごめんなさい。ごめんなさい…ごめんなさい…もう少し頑張れれば、もう少し…!」
鞠莉はずっと内に秘めていた思いを告白します
浦女の現理事長として、この学校に係わる全ての人の思いを背負って必死に頑張ってきたのは彼女です
廃校が決まったということは、浦女の生徒だけでなく美渡姉たちのようにOGにとってのふるさとでもある場所を守ることができなかったということです
そう考えると、鞠莉に課せられた責任の重さは計り知れないものですよね
なのにみんなは笑顔でこの閉校祭を楽しんでくれていました。そのことが本当に嬉しかったのと同時にとてつもなく悔しかったはずです
ですが、みんなは優しく大きな声でAqoursを応援してくれています
その姿を見た鞠莉は彼女らしく最高に明るく楽しい歌をみんなで歌おうと笑いましたね
ここでEDが入ります、が
初見時、既に涙をこらえながら見ていたのですがサビ後でいつもと違う聴き覚えのあるメロディが流れてきてハッとしたまま『勇気はどこに?君の胸に!』のCメロへ。
なんとAqoursだけじゃなく他の生徒たちみんな歌ってくれるという演出
これにはほんとやられました…
この曲の中でも好きな歌詞がCメロの部分なのですが、それを噛みしめながら聴くと思わず涙が出てしまいました
酒井監督によるとこのシーンはかなりギリギリで完成されたそうですが、このシーンを作ってくださったことに感謝したいです。
これをAqours以外の人たちが歌ってくれたことが、Aqoursへの、責任を背負い込んでしまってた鞠莉へ対する最大のエールなんですね
燃え尽きたキャンプファイヤーの木枠がラストのシーンですが、ここでセリフが一切入らないのもグッとくる演出です。
さて、11話。浦女のみんなと作る思い出の閉校祭を描かれていましたが前回に引き続き物語の最後に向けてさらに大きく進んだ回でもありました
この記事を書いてる今、日付変わって30日です
最終話の放送日なんですよね…
ついにこの日がやってきてしましました
頑張って13話放送日までに12話まで感想記事を書きたいと思っていたのですが、間に合わなかったですね…w
12話に関しては自分が最も見たかったシーンが描かれていたり大会決勝の回ということもあって書き始めてもめちゃくちゃ時間がかかりそうなのが目に見えているというかw
もしこのいつもつたない感想を見てくださる方がいましたら、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです!
2期が終わればアニメ感想だけでなくいろんな書きたいことがあるのでそちらもつくっていけたらなぁと思っている所存です。
それではみなさん、いよいよ最終話です
最後までしっかり見届けましょうね。来年もよろしくお願いします
サンシャイン2期10話感想
こんにちは。みやです
さて、今回は第10話。物語も佳境を迎えようとしています
前回は函館編ということで黒澤姉妹や鹿角姉妹中心に描かれていましたが10話は3年生に焦点が当てられていましたね
3年生たちがまだ子どもだった頃から物語はスタートします。
家を抜け出し、星を見に来た鞠莉たち
これ、似たようなものを昔持ってましたw 懐かしいなー
小学校の頃に教材として使っていたような気がします
しかし空は曇天。挙句の果てに雨まで降ってきます
「雨…」
「そんな! これじゃお祈りできませんわ! これじゃあ…」
「来たのに… せっかく来たのに…」
思わず涙を浮かべる鞠莉。
久しぶりに雨の描写が描かれていたような気がしますが3年生にとって雨は印象深いシーンで描かれていることが多いですよね
落ち込む鞠莉に果南は早見盤に星の絵を描いて励まします。
この時思ったのが、果南の公式プロフィールの趣味に天体観測ってありますよね
初めてこの設定を見たとき意外とロマンチックな趣味を持ってるんだなーとを思ったのですが、もしかしたらこの出来事が果南の天体観測が好きという設定の理由になったんじゃないかとも思いました
「ずっと一緒にいられますように…」
場面は変わり現在。鞠莉は小さな声で祈ります。
あのときの星座早見盤を今でも大切に持っていましたね
ここまでで出てきた印象的なワードは「星」です
さてOP明け
千歌がなにやら一筆したためていましたねー
お年玉をもらうことに必死な千歌。
書道が得意な設定がここで描かれていますが、なんと、もう年が明けていましたねw
貴重な晴れ着です。
ちなみにこの着物、伊波杏樹さんが成人式で着ていた晴れ着と似たようなデザインになっているとかどうとか。細かいですねー
いざ新年初の練習にとりかかる千歌たち。そこにはなんと…
「あけましておめでとうございます」
Saint Snowの二人が。このシーンにはテンション上がりました!
函館での件からSaint Snowともより仲が深まっている様子がうかがえますし、こうやって再び登場してくれたのが嬉しいですよね
「ではみなさん、」
「あけましておめでとうございまーす!!」
なぜこのシーンを取り上げたか
理由は簡単です。かわいいからです。
個人的に果南がお気に入りですねー 梨子は殿堂入り。
Saint SnowはAqoursの練習に付き合うために内浦まで駆けつけてくれたようですね
「良い学校ですね。私たちと同じ丘の上なんですね」
「うん!海も見えるし!」
「でも、無くなっちゃうんだけどね」
ここで聖良も浦女が自分たちの学校と共通しているところがあることに気付きます。
校舎の中も他の生徒たちも見ていないのに景色だけで良い学校と言えるのが聖良も自分の学校が好きだからということが表現されています。
そして浦女が廃校になることもここで初めて知るような描写がありました
「今年の春、統廃合になるの。だから、ここは3月でジ・エンド」
「そうなの!?」
「でも、ラブライブで頑張って、生徒が集まれば…」
「ですよね。私たちもずっとそう思って来たんですけど」
このシーンは個人的にお気に入りです。
千歌たちが必死の思いで廃校阻止のためにあれだけ足掻いてきましたが、廃校が決まり涙を流していたのに、優勝して浦女の名前を残すという確固たる目標を前にした今ではどのキャラも落ち込んだりしていません。だから笑顔でいられるんですね
千歌たちは浦女の生徒たちが優勝して名前を残してほしいと言ってくれたことを聖良にも言います
「最高の仲間じゃないですか! 素敵です!」
ここでこう言える聖良がとても好きです。
今のAqoursがあるのは浦女の仲間たちの言葉があったからと言っても過言ではないですが、このセリフが聖良の“Aqoursというスクールアイドル”はこうなんだと決定付けた瞬間を表していると個人的に思っています。それは12話に繋がっているんじゃないかとも思いました
この後の理亞と1年生の絡みもいいでよね~
本当に仲が良くて、今ではお互いに立派な友だちとなっていますよね
「こうして時って進んでいくんだね」
意味深な発言。この言葉が意味するものとはなんでしょうか
鬼のようなトレーニングメニューを終え、鞠莉は統合先の学校の理事を務めるよう両親に薦められます。
「理事にはならないよ。私ね、この学校を卒業したらパパが薦めるイタリアの大学に通うの。」
「だから、あと3カ月。ここにいられるのも。」
μ’sでは3年生は卒業後どうするのか語られていませんでしたが、ここで進路の話が明確に発言されたのはこれまでになかった展開だったのでびっくりした。
スクールアイドルにとっての宿命でもある卒業という要素が出てきます
Aqoursがこの9人で居られるのに残された時間は3カ月。これはいくら足掻いても決して先延ばしにすることができない事です。
「イタリアかぁ…」
「そうね。きっとそうなるのかなーってどこかでは思ってたけど、」
「実際、本当になるとね…」
「あと、3か月もないんだよね」
今までは廃校阻止と大会で優勝して浦女の名前を残す事を目標に話が進んできてきましたが、改めて卒業という問題に千歌たちは直面します。
今まで話題に出たとはいえ、ほとんどノータッチに近い扱われ方をしてきましたよね
名前を残すとはいえ、浦女も、これまで一緒に頑張ってきた仲間でさえ無くなってしまう事になります
「Aqoursは、どうなるの?」
「3年生、卒業したら」
「わかんない。本当に考えてない。なんかね、ラブライブが終わるまでは、決勝で結果が出るまでは、そこから先のことは考えちゃいけない気がするんだ。」
「全身全霊、すべての思いをかけて、ラブライブ決勝に出て優勝して、ずっと探していた輝きを見つけて。」
「それが、学校のみんなと、卒業する鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさんに対する礼儀だと思う」
今は先の事を考えず、目の前にあるラブライブ大会優勝だけを見つめて優勝を果たすことが自分たちの礼儀だと千歌は言います
目標と現実をきちんと理解して向き合った上でのこの言葉に千歌も大きく成長したなと実感しました
場面は再び3年生
ここは淡島内にあるトンネルですね
星空の装飾は鞠莉たちが付けたのかもしれませんね
「実は私も、東京の大学に推薦が決まりましたの」
「私は海外でダイビングのインストラクターの資格、ちゃんと取りたいんだ」
鞠莉だけでなく、果南とダイヤも卒業後の進路についてどうするかが明かされました。
3人とも卒業後の進路はバラバラ。簡単に会うことが難しくなります
これだけ仲のいい3人でも、進路のことについて誰にも話してなかったのは千歌が海辺で話したことに通じているようにも思えますね。
ダイヤの「相変わらずですわね。お互い」というセリフは、たとえ卒業後に離れ離れになったとしても3人の関係はいつまでも変わらないということを表現しているようにも感じています
この後の果南のハグも、離れてしまってもずっと友だちであることを表しているのではないでしょうか
「一度しか言わないから、良く聞いて。私は果南とダイヤに出会っていろんなことを教わったよ。」
「世界が広いこと、友だちといると時間が経つのも忘れるほど楽しいこと。ケンカの仕方に、仲直りの仕方。」
「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだひとつも知らないままだった。ずっとあの部屋から出てこられなかった」
「あの日から3人いれば何でもできるって。今の気持ちがあれば、大丈夫だって。そう思えた! Thank you!」
鞠莉から果南たちに送る感謝の気持ち。
個人的に3年生たちの共通のキーワードとして「時間」が自分の中にあるのですが、あのとき鞠莉を連れ出した瞬間から鞠莉の時間が動き出したんじゃないかと思います。
実際に自分の目で外の世界を目の当たりにして飛び込んでみることで初めて知ることができるそこには楽しくて素敵な世界があるということ。
これは鞠莉たちだけじゃありません。千歌たち2年生がスクールアイドルを始めたことにも言えますね。
早見盤に落ちる水滴は、今度は鞠莉の涙ではありませんでしたね
またしてもここで雨が降ってきます
子どもの頃のあのときと同じ展開ですね。
繰り返しと捉えるのが普通ですが、星を見ることができないまま止まってしまった時間が再び動き始めたと捉えてみるのも面白い気がします
「これで、終わりで良いの?」
「このまま、あのときと同じで流れ星にお祈りできなくていいの?」
「探しに行こうよ! 私たちだけの星を!」
さあ、ここで果南が煽りたてます
このまま終わらせようとしないところがいかにもサンシャインっぽいですよね
10話サブタイトルの“シャイニーを探して”というのは1期10話“シャイ煮はじめました”の対比となっているのは言うまでもなくですが、このサブタイトルにおけるシャイ煮(シャイニー)はもちろん“輝き”のことですよね
1期10話が言葉を変えるなら、ついに9人揃ってAqoursの物語が始まり、輝き始めたという意味でのシャイ煮はじめました。
2期10話では、私たちだけの星という輝きを探す、シャイニーを探して ということになっているんですね。面白いです
果南は千歌たちを星を探しに誘います
余談ですが、果南が千歌の名前を呼ぶときの「千歌ぁー」っていうのが好きなのは自分だけでしょうかw
さて、ここからのシーンは個人的にとても好きです
サンシャインらしいというか、毎回見る度にまっしぐらに進むような清々しさに似た感覚になるんですよねー
「Too late! 準備、オーライ?」
この荒々しい運転はまさかと思ったらまさかの鞠莉が運転してましたねw
外は雨ですが鞠莉たちは星を探しに車を走らせます
このシーンで使われているBGMといえば、1話や3話などで使われていた通称2期メインテーマ系統のものです(勝手にそう呼んでるだけです)
これ、本当に大好きな曲でこれを聴きたいがためにOSTをフラゲしてまで買おうとしてるくらい好きなんですよね
これ以上ワクワクする気持ちになれるのかと言えるほどの高揚感、期待感に満ちたメロディ。
まさにAqoursを象徴するような曲ですよね
印象的なのは太陽が昇るシーンと雨が上がるシーンで使われていることですが、言い換えれば、輝きを目指そうと千歌たち9人の心がひとつになる瞬間を描かれたのがこの曲が使用される上での共通点のように思えます。
Aqoursの思いを乗せた車はやがて空へと走りだします
虹のような光が生まれて…
車は雲を突き抜け満天の星空へ。
このシーンは見ての通りイメージの世界ですね。非現実ということです
しかしここで「なんで車が空飛んでんだよwありえねーだろ」というツッコミは野暮です。言葉は悪いですが完全に筋違いです
注目したいのは効果音もセリフも全く入ってないところがまずひとつ
それが空想の景色を表現していますね。BGMを際立たせているようにも思えました。
この9人でなら自分たちの星(輝き)を見つけられるという思いの強さが現実の世界を超えて空へと向かうということじゃないでしょうか。
自分たちの輝きがそこにある場所、まさにAqoursが目指す舞台というのが雲の上に広がる満天の星空ということのように感じました
そしてもうひとつ。
この風景、今ならどこかで見たことあるんじゃないでしょうか?
雲の上で星空が広がる景色。
12話挿入歌の『WATER BLUE NEW WORLD』がまさにこのシーンですよね
そう考えると、この描写には大きな意味があるということがわかりますね
「何をお祈りするつもりだった?」
「いつか必ず、また一緒になれるようにって。でも、無理なのかな…」
「なれるよ!絶対一緒になれるって、信じてる!」
「この雨だって、全部流れ落ちたら必ず星が見えるよ。だから晴れるまで、もっと…もっと遊ぼう!」
1話から頻繁に描かれてきた雨の描写ですが、その全てはこのシーンに帰結したように思っています。これまで幾度となくAqoursの前に立ちふさがる壁のように雨の存在がありましたが、ようやくここでそれが全て流れ落ちた先に輝きがあるという答えが出てきましたね。
このセリフを聞いたとき『未熟DREAMER』を思い浮かべた方も多いんじゃないでしょうか?
このように10話ってAqours楽曲を連想させるような描写やセリフがいくつかありますよね。他にも、自分は雲上を突き抜けて車が走るシーンは『SKY JOURNEY』、先ほどの千歌と鞠莉の会話シーンでは大好きな曲の『P.S.の向こう側』も連想したりしました
こういった楽曲を踏まえて考察していくのも面白そうですね。
「凄い…本当に晴れた」
千歌に手を重ねる8人。そしてついに雨雲は消え星空が見えました。
これは9人の力があれば奇跡を起こせるということなんじゃないでしょうか
そして千歌は願います。
「見つかりますように。輝きが、私たちだけの輝きが、見つかりますように」
そこには9つの自分たちだけの星が描かれていました。
さて、第10話。
前回に引き続き最終回か?とツッコミを入れたくなるような気持ちのいい終わり方でしたね
毎週この出来でぶつけてこられたら、こちらの体力が持たないですけど毎週見事に倒されるこの感覚がある意味たまらないですw
ライブなどがなくても千歌たちの中で大きな変化が生まれたとても大事な回でした
それと同時に卒業の話など、確実に物語の終わりへと向かってきていますね
残り3話。ここからは本当の意味でラストスパートです
終わりを迎えるのは悲しくて寂しいですが、Aqoursの軌跡をしっかり見届けていきたいですね