サンシャイン2期7話感想
こんにちは。2年生上映会に行きたいです。みやです
ラブライブ!サンシャイン!!2期第7話感想です。
Aqoursのすべてをぶつけた地区予選ですが、結果は見事通過。ついに夢にまで見た決勝出場が決まりましたね。
これまで大きな壁にぶつかりながらも、千歌たちは奇跡を起こしました
決勝進出に喜ぶAqoursですが、このシーン、左の隅には決勝進出を逃したのであろう他のスクールアイドルたちの姿も描かれていますね
自分の記憶が間違っていなければですが、「敗者」の姿が描かれたシーンってシリーズ初な気がします。サンシャインでは間違いなく今回が初めてだと思うのですが…
Aqoursは以前にこの会場で敗退を経験しています。
この作品の主役なので決勝進出が決まって自分も嬉しかったのですが、勝者がいればもちろん敗者も居るという当たり前のことなのですけど、このシーンで改めて感じたりしました。次の大会でもしこのスクールアイドルが決勝に進んでいたりしたら熱いよなぁ…とも思ったりします。
決勝はアキバドーム。未だ見たことのないステージに期待で胸を膨らませる千歌たち。
梨子はもっと良い曲を作りたい、曜はもっともっと元気なダンスをしようと意気込みます。さらに予選のライブ映像が配信され、Aqoursのライブの再生回数はどんどん増えていく様子が描かれていましたね。
「これだけの人が見て、私たちを応援してくれた。」
「あ、じゃあ、入学希望者も…!」
これだけ多くの人たちがAqoursを応援してくれていることがわかりましたが、肝心の入学希望者はどうなっているのか。千歌はドキドキしながらも期待の入り混じったような声色で聞きます。
鞠莉はここで携帯がフリーズしてるだけだよね?と言いますが、初見時このセリフでめちゃくちゃ焦ったのを覚えています。
正直、嫌な予感しかしなかったですw
浦女に戻って入学希望者を確認しますが…
現在80人。
ライブ動画の再生回数は増え続けているのに対し、入学希望者はなかなか増えないという現状でした。
タイムリミットまで残り4時間。しかし鞠莉の交渉もあって翌日の朝5時まで期限を延ばしてもらうことに。
この時点で入学希望者は86人。少しづつ増えていってますが、千歌はただ待つだけじゃいられない様子でしたね
駅前で声かけしたり今からライブをやろうと提案したり、とにかく足掻こうとする千歌の姿が印象的でした。
ですが今はただ今日の自分たちのステージを信じて、このまま学校で最後まで見守ることに。
時計を見つめる7人、パソコンで入学希望者の様子を見るルビィ、おっさん座りの善子
今こうやって見てみると座り方もキャラの特徴出てますね、これ
思わずパソコンの調子が悪いんじゃないかと言いだす善子ですが、3年生たちはかなり落ち着いた様子が描かれていました。
「STOP…壊れていないわ」
「これが現実なのですわ。これだけの人が、浦の星の名前を知っても、」
「たとえ街が綺麗で、人が優しくても、わざわざここまで通おうとは思わない」
今回、個人的に3年生たちはかなり落ち着いている印象が強いです。
学校存続がかかっているのにもかかわらず、常に現実を受け止めているといった感じでしょうか。
正直、他の学年から「どうしてそんなに落ち着いていられるの?」と言われてもおかしくないくらいだと思います。
鞠莉たち3年生が一番浦女に長くいたし、統廃合阻止のために最初にAqoursを結成したのですから、当然浦女に対しての思い入れは千歌に負けないくらいあるはずです。しかし、MIRACLE WAVEで旧Aqoursができなかった事を千歌に託し、9人のAqoursとなって持てる力と思いの強さのすべてを注ぎ込み、正真正銘のラストチャンスという舞台で3年生たちは最高のパフォーマンスをしたのではないでしょうか。
さらに千歌たちよりも前から浦女でスクールアイドルをやってきたからこそ、頑張って名前を知ってもらってもなかなか興味を示してくれる人が現れないことも、もしかしたら過去に経験しているのかもしれませんし、一番上の学年の3人が焦っていたら示しがつかない、というのもあるのかも知れません。
すべてをやりきったからこその落ち着きなのかなぁと自分は思いました
この後で果南もやれることはやったと口にしていますし。
ここで1年生たちは夕飯の買い出しに出かけます。田舎といえど夜中の1時に制服姿で出歩いていいのか…? 笑
「まったく、世話が焼けるったらありゃしない。」
「仕方ないずら。今のAqoursを作ったのは、千歌ちゃんたち2年生の3人。」
「その前のAqoursを作ったのは、お姉ちゃんたち3年生の3人だもん」
「責任、感じているずらよ」
「そんなもん、感じなくてもいいのに。 少なくとも私は、感謝しか…」
1年生組3人におけるAqoursでの立ち位置って何なのでしょうね。
これは1期の頃から疑問というか考えていたのですが、みなさんはどう捉えているのか気になってたりします。
今のAqoursがあるのは千歌たち2年生。旧Aqoursを作ったのは3年生。じゃあ1年生は?となると、どうしても盛り上げ役、引き立て役、ギャグ要員という方向に転びやすい難しいポジションですよね。
そもそも、立ち位置だとか役割がないといけない理由というのも無いのですが、物語が進んでいく中で“この9人じゃないといけない”ところが必ずあるはずだとは思うのですが、個人的にはまだ明確な答えは見つかってないです
この3人にしかできないことってあるんじゃないかと。
それは今後のストーリー次第でわかるのかもしれませんが、この会話から少なくとも1年生組の間ではお互いに支え合う関係というのが固まっていますね
「だからマルたちが面倒みるずら。それが仲間ずら」
「だね。 なんか良いなぁ、そういうの。支え合ってる気がする」
2期になって1年生だけで自分たちのことを話す場面が初めて描かれたような気がします。
1期から見てると、なんか大人になったなぁ…というか、きちんと自分たちで考えて、互いを理解していってるんだなぁと思ったり
てか、善子のボソっと刺さる言葉をいうのが卑怯なんですよねw
1期13話の楽屋で1年生がメイクしてるときのセリフとかもう、ね、あれは駄目です。
場面は再び理事長室に。
この時点で入学希望者は94人。約束の時間まで1時間を切っています
外は既に夜が明け、陽が昇り始めています。
千歌、曜、果南の3人は学校のプールで自身の思いを叫びましたね
「おーい! 浦の星は、良い学校だぞー!」
「おーい! 絶対後悔させないぞー!」
「みんないい子ばっかだぞーっ!」
「私がー! 保証するー!!」
…やられました。
いや、このシーンですよ…
一番ズシンときました。このセリフを梨子が言うのがもう、アカンですよだって
東京から引っ越してきた昔からの浦女の生徒でない梨子がこの学校は良いところだと叫べるんです。
それは間違いなく千歌たちAqoursに出会って、浦女で毎日過ごして、この内浦という街が本当に素敵な場所だと目で、肌で直接感じた梨子だからこそ、このたった「保証する」という言葉だけで大きな意味になるんです。
梨子ってAqoursの中で一番入学希望者に近い存在でもあると自分は思っているのですが、内浦や浦女を全く知らない0の状態から千歌たちに出会って、街や学校の良さと魅力を知った唯一の存在なんです。
そんな梨子がここまで変わりました。過程は違えど、浦女に入学した子なら梨子のように笑顔になれたりもするんじゃないかと思います。
だからこそ、浦女存続のためにひたすら頑張ろうとする千歌のように、浦女のために何か自分にできることはないかと奮闘する梨子の姿が描かれていても面白かったんじゃないかなーとも実は思ってたりします。
少し話が逸れますが、自分もこれまで4回くらい沼津や内浦に足を運んだことがあります。
だからなんだって話かもしれませんが、自分も梨子みたいに何も知らない状態で実際に街に足を運んでみると、その街の良さを知ることができて今では何も知らない人に「沼津はいいところだよ」と自信を持って言えるのが、なんだかアニメとリアルがリンクしているよなーとも思います。
このまま続けると長くなるので話を戻しますw
この後、「私の保証は間違いない」と自信たっぷりに言いますが、最初はピアノのスランプで悩み、浮かない表情をしていた梨子がここまでAqoursとして活動することで本来持っていたであろう明るさを取り戻し、笑顔を見せているのがなんだか嬉しかったです
そしてタイムリミット直前。ついに入学希望者は98人
あと2人まできましたが時刻は間もなく5時。
千歌は最後の最後まで届くと声にして待ちますが…
「募集終了…?」
そこには募集終了の文字が。
統廃合阻止はできませんでした
これ以上は鞠莉であっても交渉できない限界の状態です。
「駄目だよ… だって、私たちまだ足掻いてない。精一杯足掻こうって約束したじゃん… やれることを全部やろうって言ったじゃん…!」
「全部やったよ。そして、決勝に進んだ。私たちは、やれることはやった…。」
「じゃあなんで、学校がなくなっちゃうの…学校を守れないの…! そんなの、そんなの…!!」
「受け入れるしかない。学校は、無くなる。」
これまで学校存続のためにラブライブ大会を目指してきた千歌たちは、根本的な目標を失ってしまいます。
あれから千歌はどこか1人抱え込むような雰囲気がありましたが、
「今は前を向こう。ラブライブ!はまだ終わってないんだから…」
「わかってる。」
このシーン。足早に歩く千歌に梨子は手をさし出しますが、それを振り切るように進む千歌。
これまで互いに手を伸ばし合う二人の姿がありましたが、今回は手を伸ばす梨子に千歌は応えてくれませんでした。
初見時、このシーン見たときめっちゃ辛かったんですよねー
あんなに仲が良かった二人なのに千歌だけがどんどん遠くに行ってしまうような感覚で何だか恐怖感もあったりしました。
放課後、統廃合は決まりましたがラブライブ!大会は待ってくれません。気持ちを切り替えて練習しようとする千歌たち。
ルビィは3年生にとって最後の大会だと言います。
「絶対に、優勝したい!」
引っ込み事案なルビィがここまではっきりと言葉にしている、いいシーンですよね。
この子ほんと強くなったな…!
ですが、千歌の表情は暗いままです。
「でも、そのつもりでいかないと…!」
…またやられかけました。
先ほど千歌に声をかけましたが、ここでも梨子は直接的な言葉を使わずに千歌を元気づけようとしているんですよね。
千歌のことを信じているんだと思っています
なんか7話を見る度に全く根拠はないですが、梨子メイン寄りの回が今後もあるんじゃないかと思うんですよね。
そりゃ推しのキャラなので贔屓というか見てみたいという願望があるからなのかもしれませんが、なんかそんな予感がする…ような?
しかもこの後のシーンでは曜も千歌のことを見てますね。
準備運動を始める千歌たちですが、千歌以外のメンバーは顔を映さない演出が良いですよね。このときどんな表情をしているのか、気になります
募集終了のあの瞬間がフラッシュバックした千歌はついに、涙を流してしまいます。
自分でも涙を流しているのに気付かない様子。
奇跡を起こすまで泣かないと誓いましたが、ここ、涙が流れているのは片目だけなんですよね
何か意味はありそうですね。
「やっぱり、私はちゃんと考えた方がいいと思う。本当にこのままラブライブの決勝に出るのか、それとも…」
統廃合阻止のために大会を目指してきた千歌たち。
学校が無くなることが確定した今、ラブライブ大会に出るべきか辞退すべきなのかという選択肢が生まれます。
出るべきだと口にしますが鞠莉に心を見透かされる千歌。
しかし、誰も「こうするべきだ」と口にしません。
みんな千歌の本当の答えを待っている様子に見えました
ここで流れた曲、『空も心も晴れるから』でしたね。
まさか1期BD曲を逆輸入するとは思ってもみなかったですし、しかも今回が初となる9人全員Ver.
驚いた人もたくさんいたんじゃないでしょうか。
本来この曲は2年生曲で本編とは全く絡みのない楽曲ですが、2年生が新Aqoursを結成した後に作られた曲という解釈が自分の中でありまして、それを今ここで9人が歌うということに大きな意味がありそうですね。
そしてもうひとつ、羽根です。
よく見るとこれ、このときはうっすら透けていて半透明ですね。
このとき初めて涙を流す鞠莉がとても印象的でした。
千歌たちや生徒たちの前では決して涙を流すことなく笑顔で、浦女の理事長として立ってきましたが、ここで大きな涙を流します
学校を救いたい気持ちは千歌に引けを取らないくらい鞠莉の中では大きいはずです。
あれだけ父親に交渉したりと、千歌同様に鞠莉は鞠莉の立場として足掻いてきたのに、学校を救えなかった。その辛い思いが伝わってくるようなシーンでしたね
翌日、千歌たちは屋上に集まります。
「学校を救いたい! みんなと一緒に頑張ってきた、ここを…」
学校を救い、奇跡を起こすことで輝きが見つかると思っていた千歌。
これまで輝きたいと口にしてきましたが、一番の気持ちは学校ありきだということがわかります。
統廃合が決定した今、千歌は輝きが見つかるとは思えないと断言しますが、それを救ったのは浦女の生徒たちでした
「だったら救って!ラブライブに出て、優勝して!」
「学校を存続させられたら…」
「それだけが学校を救うってこと?」
「ラブライブで優勝してほしい!私たちのために!学校のために! 千歌たちにしかできないの!」
「浦の星女学院スクールアイドルAqours。その名前をラブライブの歴史に、あの舞台に永遠に残してほしい!Aqoursと共に、浦の星女学院の名前を!」
「だから、輝いて!!」
…ここでもやられました。
最高に熱いシーンじゃないですか?
統廃合が決まった今、ラブライブ大会で優勝して浦女の名前を一生消えないものにすることが千歌たちに残された、千歌たちにしかできない学校を救うことなんですね。
μ’sは何も残していかなかった、ということに対して一生残るようにその名前を刻もうとするのがAqoursの歩む道なんじゃないかと思いました。
この言葉に千歌は
「ぶっちぎりで優勝する! 相手なんか関係ない!アキバドームも、決勝も関係ない!優勝する! 優勝して、この学校の名前を、一生消えない思い出を作ろう!!」
完全に火がつきましたね。
優勝。しかもぶっちぎりでと言ってます。
たとえどんな凄いスクールアイドルが出場していても、その舞台が決勝大会でも千歌にとっては関係ないんですよね
優勝して名前を残す。そのためだけに千歌は再び突き進むことを誓います
今度は何と言うか、足掻くというニュアンスじゃない気が個人的にしています。
ただ前に進む。一切の迷いもなく突き進んでいくような感じでしょうかね
浦女のスクールアイドルとして大会に出て、みんなに知ってもらえるために今まで過程だった大会出場が今度は優勝という新たな目標として確立した瞬間です
果南のセリフでもありましたが、なんだか見てるこっちまで熱くなるような感覚がラブライブ!作品らしくて本当に大好きです!
「ついに普通じゃない、本当の怪獣になっちゃうのかも。 千歌ちゃんは…!」
自分の中にある素直で大きな力をさらけ出した千歌はまさに怪獣のように止まることなく突き進んでいくのかもしれませんね。
半透明だった羽根も空に舞い上がると同時にAqoursを象徴する水色へと変化。
Aqoursとしてのこれからの道ができたという意味にも思えました。
さて、第7話。6話から2週連続で泣かせにきますよねほんとw
統廃合は阻止できませんでしたが、大会で優勝して浦女とAqoursの名前消えないもにするため再び進み始めましたが、ここから最終話まで一気に駆け抜けていきそうな予感がしますね!
例のごとく、この記事書いてる時点で8話放送済みですが来週も見どころ満載でしたね
函館行きたいなぁ~