サンシャイン2期12話感想
こんにちは。みやです
新年あけましておめでとうございます(今更)
昨年はこんな拙いブログに足を運んでくださる方がいたこと本当に嬉しい限りです
今年も引き続きどうぞよろしくお願い致します
さて、かなり日は開きましたがラブライブ!サンシャイン!!2期12話「光の海」の感想です
まず最初に言っておきますと、この回は個人的に2期の中で最も好きな回となりました
長くなっちゃうかもしれませんが、最後までお付き合いいただければと思っています。
感想に入る前にひとつ紹介しておきたいものがあります
みなさんもご存知だとは思いますが、これは12月20日発行の静岡新聞の1面広告です
自分もなんとか入手することができたのですが、ED曲『勇気はどこに?君の胸に!』のラストシーンに「憧れの舞台に行ってきます。浦の星女学院の名前を刻みに。」という言葉が載せられた1枚。
これを初めて見たときの衝撃は今でも忘れられないのですが、この言葉から12話ではラブライブ大会の決勝が描かれることがわかりましたね。
それだけ今回は並々ならぬ展開を見せるはずだという期待感を持って視聴しましたが、今こうして記事を書きながらこの吹き出しの言葉にグッときてます…
ついに千歌たちは夢の舞台である決勝大会に挑みます。
「行ってきます!」
これまで毎日早くから夜遅くまで練習を繰り返してきました。
それぞれの思いをひとつにして大会に向けて浦女に挨拶をしたAqours
「サイレントチェリーブロッサムナイトメア…!」
…さっきまで良いシーンだったのにいざ東京に着くとお決まりのギャグを挟んでいくラブライブらしい演出。ここら辺は見ていて、いつものラブライブだwと安心した部分でもありました
しっかり腕をホールドして繰り出すチキンウイングフェイスロック。
首ではなく目の部分をホールドしているのが良心的ですね
ほんとに推しの善子化が深刻ですが、これはこれで良し
(ちなみにチキンウイングフェイスロックという技のWikiがあるのでみなさん一度見てみてください。なかなか面白いですよ)
まず千歌たちが向かったのは神田明神。
大会前にこの場所を訪れるのはμ’sから受け継がれた伝統ですね
そしてこのシーン。浦女のみんなが書いてくれた絵馬を見つけますが、ここもシリーズでお決まりのキャストが書いたと思われる絵馬もいくつか。
ぱっと見では高槻かなこさんや諏訪ななかさんらしきものがありましねー
「私たちだけじゃない。みんな勝ちたくてここに集まってる…。」
そして同時に、そこには他のスクールアイドルたちも大会優勝を祈願して書いた絵馬もたくさんありました。
優勝したいと願っているのは何も千歌たちだけじゃない。
当たり前のことですが、この絵馬の数だけライバルが存在しているし、それぞれのスクールアイドルの物語があるということです
少し弱い声を上げる千歌ですが、Saint Snowの二人も応援に駆けつけてくれましたね
「ついに、ここまできましたね」
「ビビってたら負けちゃうわよ!」
再び神田明神でAqoursとSaint Snowが出会うという1期を彷彿とさせるシーンでしたね
夢にまでみた決勝ですが、これまで体験したことのない大きなステージを前に少し怖気づいてしまう1年生たち。
「アキバドームは、今までの会場とは違うずら」
「どんなところか、想像できない…」
「私も、あのステージで歌えたことが今でも信じられない」
「自分の視界、全てがキラキラ光る、まるで雲の上を漂っているようだった…!」
この聖良のセリフはなんとなくわかる気がするんですよねー
学生の頃に部活動などで観客がたくさんいる舞台に立った経験があるという方もいると思います。
僕の場合は普通に緊張してていまいち記憶に残ってない部分もありますが、演者として大きな舞台に立った時に見える景色って普段見てるものに比べて圧倒的に色味が増すというか、そんな感覚になった記憶があります
たぶん、これまで頑張ってきてようやくそこにたどり着いたからこその達成感と、その舞台に自分が立っているという事実が現実味を帯びないフワフワしたような心情に引き込むんだと勝手に思っています
ここのルビィと理亞の会話、いいですよね~!
楽しそうに話す二人を優しく見るダイヤと、仲の良い様子にちょっとムッとする善子がたまらなく好きですw
「素敵な笑顔ですね」
「はい!」
「初めて会ったとき、なんて弱々しいんだろうって思ってました。でも、今の皆さん」を見て思います。なんて頼もしいんだろうって」
「…勝ちたいですか?」
「千歌さんがいつか、私に聞きましたよね。ラブライブ、勝ちたいですか?」
「それと、誰のためのラブライブですか?」
初めて聖良がAqoursと出会ったのは東京のイベントに招待されたときでしたね。
勢いに乗っていたとはいえ、まだまだ未熟で、実力のあるグループばかりが集まるスクールアイドルのホーム的な場所でもある東京という地でのライブ。浦女のみんなや街の人たちの居ない離れた舞台を前にした千歌たちの姿は、今見返してみると確かに弱々しいところがあったように見えました。
それが今となっては格段に成長し、大舞台である大会決勝を目前にしていても。“いつものAqours”で居られる強さと笑顔が見受けられています
本当に頼もしくなりましたよね…!
不安な気持ちがあったとしても、Aqoursならやってくれるんじゃないかという期待がこのとき見ていて感じていました。
そして聖良からの勝ちたいかという問いかけ。
以前、千歌がこの問いかけをしたとき、聖良の中ではまだAqoursは弱いままだったのかもしれません。
しかし今は違います。
ここまでたどり着いた今の千歌ならこの答えを持っているはずですし、何のためにここまで頑張ってきたのか、10話で聖良は千歌たちの置かれた状況を知ってはいます。
今度はこちらから問いかけることで、揺らぎかけた千歌をSaint Snowの聖良として励ます、もう一度どうしたいのかを再確認させる一種のエールのように僕は感じました。
それの後押しが「誰のためのラブライブか」という最後のひと言なのかもしれません。
夜。千歌たちは1期で東京に来たときと同じ旅館に宿泊し、1期7話と同じ構図でシーンが描かれていましたね。
再び最下位、投票数0だったあの記憶がフラッシュバックします
ここまでは1期と同じですよね。
しかし、今回は3年生たちがいます。
「大丈夫!」
「信じましょう。今までやってきたことを」
「少なくとも、私はどこにも負けないって思ってるよ」
この3人の言葉でAqoursは救われたと言っても過言ではないと個人的に思っています。
ここに鞠莉たち3年生がいなかったら、千歌たちは100%全ての力が出せなかったんじゃないかと思うくらいに重要な描写だと感じました
それでもまだどこか不安の色が隠せない千歌に曜が動きましたね
唐突に始まった枕投げ。
これもラブライブ作品の伝統ですよねw
「いいデスねぇ~!」
いや、良くはないですけどねこれw
こんなときでも真っ先に闘争を始めるのが3年生というのも面白いですが、ここで曜が行動を見せるのが良いですよね。
言葉で勇気づけるのではなく、アクションで俯いていたみんなを笑顔にさせるという、曜だからこそ思いつく彼女なりの最大の励ましなんですよね
枕を投げるSEがたまにえげつない音になるのが気になりますが、やはりラブライブ!はこうでなくっちゃねw
このシーンは各キャラの表情が面白いです
あと、ダイヤの「あ~な~た~た~ち~!!!」がとても好きですね。このだんだん怒りのボルテージが上がっていく感じがw
ちなみにこの鳳明館さんは実在する旅館ですが、宿泊の際はまくら投げは控えましょうねw
ここからは2年生のシーン。
梨子はどこか複雑そうな表情を浮かべていましたね。
「行きたかった?音ノ木坂。」
「…ちょっぴりね。今だから確かめたいことや気持ちもあるんだけどね」
ピアノを克服できた梨子でしたが、もう一度音ノ木坂に行ってピアノの弾く必要って絶対あったと思うんですよね
このままでもいいのかもしれませんが、ここから先を歩んでいくためには無視してはいけないことだと僕も思っていました。
この様子に千歌は手を差し伸べます。
実際には集合前に自由行動で自分を見つめ直す時間を作るという提案をしただけですが、この提案こそが梨子にとっての大事なきっかけになっています
ここから先は涙なしには見れません
最後の最後まで名シーンでしたね
そして梨子は音ノ木坂へ。
何度も見てきた音楽室でピアノを弾きますが、曲は『想いよひとつになれ』でしたね
ピアノが思うように弾けなくなって悩んで、苦しんでいた梨子がこんなにも柔らかな表情で気持ちよくピアノを、この音ノ木坂で弾いてるんですよ…
梨子にとってここは、思うようにピアノが弾けなくなった場所でもあるんですよね
自分を見失った場所と言ってもいいかもしれません。彼女にとっては辛い思い出になった場所でもあるはずです
しかし、内浦に引っ越して千歌たちとスクールアイドルを始めて、またピアノが弾けるようになった。
でもそれで終わりじゃ駄目だったんだと思いました
辛いことや苦しいことがあったけど、それでもピアノを捨てなかったのは梨子はピアノが大好きだったから。
梨子が音ノ木坂に帰ってきて、ここでもう一度大好きなピアノを弾くということが、梨子に残されていた出すべき答えだったんだと感じました。
“梨子がもう一度音ノ木坂で楽しそうにピアノを弾く”というのが僕がずっと見てみたいと願っていた描写のひとつでした
だからこのシーンを見たときは本当に嬉しくて、やっと過去の自分ときちんと向き合って、桜内梨子として答えを出すことができたんだなって思えて、とても嬉しかったです
弾いた曲の『想いよひとつになれ』
これは梨子がずっと探していた“海の音”から生まれた曲です
1期では地区予選で9人で披露するはずだった曲ですが、千歌の願いで梨子はコンクールに出場しました。
たとえどんなに離れていても9人の心はひとつだというメッセージも含んだ曲です。
そんな曲をバックにそれぞれのメンバーの想いを千歌が聞いていくという演出が本当に良いんですよね…
「花丸ちゃんは、勝ちたい?」
「マルはずっとルビィちゃんと二人で図書室で本を読んでるだけで幸せだったけど、千歌ちゃんたちのおかげで、外の世界に出られてみんなと一緒ならいろんなことができるって、知ることができた。だから、勝ちたいずら!それが今、一番楽しいずら」
「千歌ちゃん、マルをスクールアイドルに誘ってくれて、ありがとう!」
ずっと本の世界にいた花丸でしたが、本を読んでる時が一番幸せだったけど今ではみんなとスクールアイドルをやることが一番楽しいとまで言ってるんです
それだけスクールアイドルをやって良かったと心から思っているんですね
この言葉を聞けたときはめっちゃ嬉しかったです…!
「ルビィは、1人じゃ何もできなかったのに、スクールアイドルになれてる。それだけでも嬉しい。もちろん、お姉ちゃんたちの最後の大会だし、勝ちたいって思ってるけど、」
「今は大好きなみんなと一緒に歌えることが、一番嬉しい!」
ずっと昔からスクールアイドルに憧れていたルビィ。あんなにも引っ込み思案だった以前のルビィが今ではこうしてそれを現実に変えています
それを可能にしたのは紛れもなく自分自身の意志ですよね
大好きなスクールアイドルとして、大好きなみんなと一緒にステージに立つことがルビィがなりたかった自分なんじゃないでしょうか。
「え? あんた馬鹿なの!?そんなの、勝ちたいに決まってるでしょ!世界中のリトルデーモンたちに私の力を知らしめるためによ!
クックックッ…ラブライブで勝利を手にするには我が力が不可欠」
「ま、仕方ない。もう少しAqoursとして堕天してやってもいいぞ…」
どこまでいっても、善子は善子ですよね。
自分の力を知らしめる。これはたくさんの人に“堕天使である津島善子(ヨハネ)という存在を知ってもらう”ということなんじゃないでしょうか
堕天使キャラに疑問を感じていた善子でしたが、ヨハネという自分を捨てることなく共に歩んでいくことを選んでいます。それこそが彼女の持つ力であり魅力なんですよね
それを全て解放できるのはAqoursとして居るときだと思います。
いつものように善子と呼ばれ突っ込みますが、そういう関係がまんざら嫌でもないような時折見せる笑顔がとてもいいですよねー
この一連のセリフは津島善子として堕天使ヨハネの意志を言葉にしているようで好きです
「急にどうしたの?私はせっかくここまで来たんだし、勝ちたいかな。でもそれ以上にに楽しみたい。鞠莉やダイヤとの最後のステージを楽しみたい。
本当は清清してんだけどね。やっとこれで終わりだって」
「だからこそ勝ちたい。今をもっともっと楽しみたいから…!」
果南たち3年生に残された時間はわずか。そして最後の大会です。
最後だからこそ悔いのないように、鞠莉やダイヤと一緒に歌える今を楽しむ。
口ではこれでやっと終わりだと言ってはいますが、本当は終わってほしくないんだと思います。
むしろ自分に言い聞かせてるようにも思えますね。これで終わりだ、と。
そのうえでの「だからこそ勝ちたい」なのでしょうね
「勝ちたいかって?理事長としての私は、全校生徒の為に勝たなければならないと思ってるよ。あんなにも愛されてる学校のためにも!」
「でも、少しだけワガママを言うと…私はAqoursとして勝ちたい!9人でこんなことできるなんて、なかなか無いよ!」
みんなが愛してくれた浦女の理事長として勝ちたいという強い意志を感じました。閉校祭を経て、今の鞠莉にのしかかるものはありませんね
これまで尽力してきた鞠莉のいうちょっとのワガママは、Aqoursの小原鞠莉としての強い願いのように感じます。最後には元気に「シャイニー!」する鞠莉を見ていつもの感じに戻ってきたことが嬉しくも思いました。
「もちろん勝ちたいですわ。浦の星全校生徒の思いを背負って来ましたから。勝ってみせますわ。」
「それと、Aqoursの黒澤ダイヤとして誠心誠意歌いたい。どこであろうと心をこめて歌を届けるのがスクールアイドルとしての、私の誇りですわ!」
ここの「Aqoursの黒澤ダイヤとして」ってセリフがめっちゃ好きなんですよね…!
生徒会長でもなく、Aqoursというスクールアイドルの1人として歌いたい、と。
1期では裏に回っていろんなことをしてきたダイヤですが、彼女の口からしっかりとこの意志を聞いたときはダイヤの持つスクールアイドルの絶対的な信念にも似たような重みも感じました。
心をこめて歌を届けるというのがダイヤの持つスクールアイドル像ということですね
3年生全員がはっきりと「勝ちたい」と口にしているのが熱いですよね。
「千歌ちゃん、どうしてここに?」
「なんとなく。見ておきたくて…」
「千歌ちゃんも?」
「え、じゃあ…」
「うん。だって、始まりはここだったから」
アキバでのこの場所が全ての始まりでしたね
そして今回も風が2人を導きます
このシーン、1期1話冒頭の再現だけでなくOSTが『Main theme of Lovelive! Sunshine!!』なのがもう、本当にズルいんですよ!
全ての始まりの地であった場所でサンシャインのメインテーマをぶち込んでくる演出には鳥肌立ちました。 ほんとずるい
「見つかるかな?私があの時見つけたいと思った輝き」
「きっと見つかるよ。もうすぐ、あと少しで…必ず!」
「…ラブライブ、勝ちたい?」
「もちろん。やっと一緒にできたことだもん。だからいいんだよ、いつもの千歌ちゃんで。未来のことに臆病にならなくて、いいんだよ」
「ひとりじゃないよ!千歌ちゃんは!」
やはり最後に千歌の背中を押すのは曜でしたね
曜もずっと前から千歌と一緒に何かをしたいと願っていましたが、ようやく一緒にスクールアイドルをやれることができたんですから、勝ちたいと願う気持ちもとても伝わってきますよね
千歌と一番最初にスクールアイドルを結成したのが曜です。そんな千歌の姿をずっと見て、共に駆け抜けてきた曜からの言葉こそが千歌の最後の大きなひと押しになったんですね
「あ、梨子ちゃん! ピアノ、弾けた?」
「…もちろん!」
ここで梨子も合流。11話での校門のシーンと全く同じ構図ですね
今回も梨子は影から二人のことを見ていたのかもしれませんね
「梨子ちゃんは、ラブライブ勝ちたい?」
「うん!私、自分が選んだ道が間違ってなかったって心の底から思えた。辛くてピアノから逃げた私を救ってくれた、千歌ちゃんたちとの出会いこそが軌跡だったんだって…
だから勝ちたい。ラブライブで勝ちたい!」
「この道で良かったんだって証明したい。今を精一杯全力で、心から!スクールアイドルをやりたい!」
梨子にとってピアノとスクールアイドルのどちらを選ぶかって物語内で描かれていた以上に悩んでたんだと思います。
ピアノが大好きだからこそ、本当にスクールアイドルをやって良かったのか、本当にスクールアイドル活動を経てピアノへもう一度向き合うことができるのかという不安感や焦り、疑心などいろんな考えが渦巻いていたんじゃないでしょうか?
だって梨子は音ノ木坂にいてもスクールアイドルの存在を知らないほどピアノに打ち込んでいたんです。そんな人間がこれまでに経験したことない歌やダンスを始めてまたピアノが弾けるようになるのか?という考えが少なからず心の隅にはあったのかもしれません
もともと海の音を聴くために引っ越して内浦まで来たこと自体も、もしかしたら梨子にとってはそれが正しいのかもわからなかったのかもしれません
そんな梨子が千歌に、Aqoursに出会い、スクールアイドルを始めた。
みんなの支えもあり、コンクールではもう一度ピアノを弾くことができた。
大好きになった浦女のために精一杯足掻いて、ラブライブではついに決勝まできた
これまでたくさんの経験をしてきた梨子が最後に音ノ木坂でまたピアノを弾いた。そしてようやく自分に答えを出せたんです
自分の選んだ道は間違ってなかった、千歌たちに出会えたことが軌跡が本物であると証明するために梨子は強く、はっきりと勝ちたいと言いましたね
最初の頃はスクールアイドルはあくまでピアノに向き合うための過程だったんです。それがいつしかピアノと同じくらい梨子の中でスクールアイドルというものが大きくなっていったんですね。そんな梨子が言う「スクールアイドルをやりたい!」という言葉には涙が止まりませんでした
実は12/30に行われたみんなで上映会のLVに参加していたのですが、逢田梨香子さんはこのときに「このシーンは何度もレコーディングし直した。妥協はしたくなかった」とおっしゃってました。
それくらい大事にしていたシーンなんですよね、ここは
自分にとってもこのシーンは本当に大切に思っています。
これも余談になりますが2期が始まる前に、2期ではこういうところが見たいという願望をずっと持っていまして、
それが前半でも言った梨子がもう一度(音ノ木坂で)楽しそうにピアノを弾く姿と、もうひとつが
“梨子がスクールアイドルをやりたいと言ってくれること”でした。
これまでピアノが大好きだった梨子にとってスクールアイドルはどれくらい大きなものになったのか。
それこそピアノを弾けるようになるための過程や手段だったのか?そう考えたとき、それは絶対にないと言いたかったんです
何かしらの形でスクールアイドルを捨てる、やめるかの答えを求められたとき、真っ向からやりたいと言えるくらい梨子の中でもスクールアイドルは大切なものになっていたという確信がずっと欲しかったんですよね
だからこそ、このシーンは自分が今まで心の底から見たいと願っていた桜内梨子の姿だったんです
…めちゃくちゃ嬉しかったです。
やっと答えをだせたんだなって思うと、これ以上に嬉しいことはありませんでした。
さて、文字だらけになっちゃったので戻します…
「千歌ちゃんは?」
「勝ちたい?」
「私も全力で勝ちたい!勝って、輝きを見つけてみせる!」
もう千歌に迷いはありませんね
これまで歩んできたことは嘘でも間違いでもありません
あとはただ突き進むのみのですね
0だったあの頃に感謝の「ありがとう」とこれから先に進むために「バイバイ」を言う千歌の姿が印象的でした
さぁ、ここからラストスパートです
駆け出すAqoursですがこのシーンの各セリフがめっちゃ好きなんですよね
見たこともない夢のステージを前にしてるのに溢れてくるようなワクワク感と何の迷いもなくみんな笑顔で突き進む姿がサンシャインらしくて本当に大好きですね!
「どの位走ったのかな?どこまで来たのかな?どこまで続くのかな。わからないけど、あの時と今思っている事、全てがあってここに辿り着けたんだと思う」
「雲の上だって、空を飛んでるみたいだって、思いっきり楽しもう!はじけよう!そして優勝しよう!
私達の輝きと証を見つけに!さぁ行くよ!」
OSTは2期のメインテーマ系ですね
この曲がまた期待感、高揚感に拍車をかけます
歩道橋で奥側の1,2年生の6人と手前の3年生3人が一緒になるというのは新旧Aqoursの合わさりを意識させるようないい演出ですね
お馴染みのかけ声もいつもより大きく、生き生きとしてるのも良いですね!
「0から1へ! 1から、その先へ!」
「Aqoursサンシャイン!!」
ついにやってきました決勝大会。
挿入歌は『WATER BLUE NEW WORLD』
この曲、2期挿入歌の中で一番好きな曲となりました。
ヤバいのひとことです。
ステージはまさに雲の上。そして満天の星空が広がっています
まずこの光景は2期10話の車で空を駆けるシーンと似てますよね
あれは非現実の空想の世界です
そんなイメージの世界がそのまま決勝ステージとリンクしているのがいい演出ですよね
衣装は青、白、黒がメインで各学年被りなしの3種類でしたね
モチーフは何かと考えましたが海とか水とか白鳥をイメージしたのですが、みなさんはどう感じましたでしょうか。
この曲は出だしからもう大好きなメロディでAqoursが決勝大会で披露するに相応しい曲だと思います
相変わらず歌詞もパート分けもやばいですよねこれ。
今は今で昨日と違うよ 明日への途中じゃなく今は今だね
この瞬間のことが 重なっては消えてく
心に刻むんだ WATER BLUE悔みなくなかった気持ちの先に 広がった世界を泳いできたのさ
「諦めない!」 言うだけでは叶わない
「動け!」 動けば変わるんだと知ったよずっとここにいたいと思ってるけど
きっと旅立ってくってわかってるんだよだからこの瞬間(とき)を楽しくしたい
最高のときめきを胸に焼き付けたいからMY NEW WORLD
新しい場所 探す時が来たよ
次の輝きへと海を渡ろう夢が見たい思いはいつでも僕たちを 繋いでくれるから笑っていこう
今を重ね そして ミライへ向かおう
ざっと聴きとってみましたが「ずっと~」を3年が、「きっと~」を1年生が担当してたりと物語を思い出させるのが良いでよね
そしてこの曲の見どころは何といっても衣装チェンジですよね!
ロングスカートが青い羽根に変わりますが、この衣装を着ているのが花丸、鞠莉、梨子の3人でした
この3人と言えばデュオトリオですが、それで分けたということでもなさそうです
それ以外に共通点を考えてみた結果ひとつ思ったのが、
“新しい世界に連れてこられた人(導かれた人)” です
というのも、この曲名には『NEW WORLD』というワードがあります
これがヒントになってると考えた結果、まず花丸はこの12話でもあったこのセリフ
「マルはずっとルビィちゃんと二人で図書室で本を読んでるだけで幸せだったけど、千歌ちゃんたちのおかげで、外の世界に出られてみんなと一緒ならいろんなことができるって、知ることができた。だから、勝ちたいずら!それが今、一番楽しいずら」
「千歌ちゃん、マルをスクールアイドルに誘ってくれて、ありがとう!」
ずっと本の世界にいた花丸がスクールアイドルに誘われて「外の世界に出られた」と言ってます。そして鞠莉は10話でのこのセリフです
「一度しか言わないから、良く聞いて。私は果南とダイヤに出会っていろんなことを教わったよ。世界が広いこと、友だちといると時間が経つのも忘れるほど楽しいこと。ケンカの仕方に、仲直りの仕方。」
「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだひとつも知らないままだった。ずっとあの部屋から出てこられなかった」
鞠莉も果南とダイヤが居なければずっとあの場所から出られなかった。「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだひとつも知らないままだった。ずっとあの部屋から出てこられなかった」と言ってます
そして最後に梨子。
梨子は千歌と曜に誘われて海の音を聴きに行きました。梨子はそこで確かに海の音を聴きましたね
直接的なセリフは無くても、千歌たちのおかげでスクールアイドルという世界に誘われましたし、変わることができた。一緒に聴いた海の音は『WATER BLUE』に直結していると思ったりもしています。
これが3人の共通点であるようにも思えます
そしてこの衣装チェンジを行うのが、花丸は1年生に、鞠莉は3年生に、そして梨子は8人全員によって衣装が変わります
この梨子と8人 というのはどうしても『想いよひとつになれ』を連想してしまします
みんなに囲まれて笑顔で歌う梨子の姿を見てると本当に嬉しくて嬉しくてもう…
そこもあって12話は個人的に本当に大好きで、大切な回なんですよね
やりきった、というような表情の千歌。
全てを出し切った最高のステージでした!!
さて、第12話。ついに決勝でのステージを終えたAqours
次回は結果発表であり最終回です。
ほんと12話は見どころあるし演出もめっちゃ良いし、正直、自分みたいな梨子推しの方は涙なしには見れなかったんじゃないでしょうか?
気付けば過去最長の内容になってしまいましたねw
見どころ多すぎてカットできないんですよ…w
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
最終話感想は…… 気長にお待ちください。