みやのひとりごと

すきなことをまったりと。

サンシャイン2期8,9話感想(前編)

どうも、みやです。

 

今回は第8話、9話と2週にかけて函館編ということで前編と後編に分割して感想を書いていこうと思います。

 

北海道地区の地区大会にゲストで招待されたAqours

地元のスクールアイドルからも写真をお願いされたりと、決勝進出を決めたグループが注目されている事を改めて感じる千歌たち

 

北海道はSaint Snowの出身地。楽屋を訪れた千歌たちは久しぶりにSaint  Snowの二人に再会しましたね。

 

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「今日は楽しんでってくださいね。皆さんと決勝で戦うのは、まだ先ですから」

 

「はい、そのつもりです。」

 

善子や花丸にも突っ込まれていましたが相当な自信を持った様子の聖良。

なのですが、この会話で面白いのは千歌が「そのつもりです」と即答したことです

 

楽しんでいくことへの返答かもしれませんが、ここは決勝で戦うことへの返答な気がしますね。

1期の頃から成長したから、決勝に進出したから、というよりは千歌の中では前回のセリフであったように、ぶっちぎりで優勝するという確固たる目標が出来上がったからこその「そのつもり」なのかもしれませんねー

 

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「もしかして、また見せつけようとしてるんじゃないの?自分たちの実力を」

 

「いえいえ!大意はありません。それにもう、皆さんは何をしても動揺したりしない。」

 

「どういう意味ですの?」

 

聖良にやたら突っかかる果南とダイヤ。そういえば今回3年生とSaint Snowが直接会うのは初めてでしたね。

初対面でいきなりこの喧嘩腰とはなかなか…w

 

聖良はAqoursに対して優勝候補とも言ってます。今では対等なライバルとして認識されているようですね。熱い展開です

千歌は握手を求められますが手汗を拭く描写が細かいというか、やはりまだ緊張している部分はあるみたいでした

 

さて地区大会本番。Saint Snowの出番です。

 

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このワンカットだけでもそれぞれの心情が垣間見えますね

リラックスした表情の聖良に対し理亞は少し力んでるような表情にも見えますね

 

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「びっくりしたね…」

「まさか、あんなことになるなんて…」

 

「これがラブライブなんだね」

「一度ミスをすると、立ち直るのは本当に難しい」

 

結果、Saint Snowはまさかの敗退。これには自分も驚きました。

そしてこの梨子のセリフがまた印象的です。

これまでピアノのコンクールという舞台を経験してきた梨子にとってミスからの復帰がどれだけ難しいか理解しているのでしょう

 

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「あんな二人、今まで見たことない」

「あれじゃあ、動揺して歌えるわけないよ…」

 

「それにちょっと、ケンカしてたみたい…」

 

本番、まさかの転倒。

どうやら今までにないくらい本調子じゃなかった様子のSaint Snow

しかも二人はケンカをしていたとのこと。

 

なぜケンカしていたんでしょうか?

現段階ではまだ理由は明かされていませんね

 

 

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「なんか落ち着くね、ここ」

「内浦と同じ空気を感じる。」

 

「そっか、海が目の前にあって、潮の香りがする街で、坂の上にある学校で。」

 

「繋がってないようで、どこかで繋がってるものね、みんな」

 

ここ、良いシーンですよねー

内浦が大好きな千歌たちが初めて訪れた街で地元と同じ空気を感じてるんです。このセリフを引き立てるシーンがこの後にありますね。

 

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このシーンも個人的にお気に入りなんですよね、

きちんと座って靴を脱いで、ちゃんと端に寄せて置くっていう何気ないシーンですけど、こんな丁寧でゆっくり描くてのは、黒澤姉妹の育ちの良さを表すと同時に時間をかけて描くことでルビィの中で気がかりなことがあったり色々と考えている、悩んでいる心情を表しているように思えます。

あと、靴を見てあっ!と気付く描写は恐らく見覚えのある靴があったからじゃないでしょうか。良く見てんなこの子

 

たまたま立ち寄った店がSaint Snowの実家という巡りあわせですが、もしかしたらこれも偶然ではないのかもしれませんね

 

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「街並みも、素敵ですね。落ち着いてて、ロマンチックで。」

 

「ありがとうございます。私も理亞もここが大好きで、大人になったら二人でこの店を継いで暮らしていきたいねって。」

 

…やられました。

さっき言ってたのはこのシーンのことなのですが、聖良たち鹿角姉妹も自分たちの住む町のことが大好きなんですよね。この点はAqoursと全く一緒ですよね

キャラのタイプや目標、夢は違えどSaint Snowも地元が大好きな函館にある学校のスクールアイドルなんです

これこそ「繋がってないようでどこかで繋がっている」ということなんじゃないかなって思います

 

ここでダイヤは昨日の地区予選の話を切り出し、聖良は「いえ、でも…」と返しますが遮るように理亞が食べたら出ていくよう言いましたね。

聖良は何を言おうとしたのでしょうか。でも、何なんでしょう?

 

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「ごめんなさい、まだちょっと昨日の事引っかかってるみたいで…」

ラブライブですからね。ああいうこともあります。私は後悔してません。だから理亞も、きっと次は…」

 

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「嫌!何度言っても同じ!私は続けない。スクールアイドルは…Saint Snowはもう終わり!」

 

「本当にいいの?あなたはまだ1年生。来年だってチャンスは…」

「いい。だからもう関係ないから。ラブライブも、スクールアイドルも!」

 

大会での敗退を聖良は後悔していないと口にします。「ラブライブですからね」というのは、これまで何度も大会という舞台で失敗をしてしまったスクールアイドルたちを聖良は見てきたことがあるから、ということなのかもしれませんね

Saint Snowはもう終わりと言う理亞。この言葉にルビィは何か感じたようでしたね

 

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「自信、なくしちゃったのかな」

 

「違うと思う。聖良さんがいなくなっちゃうから、お姉ちゃんと一緒に続けられないのが嫌なんだと思う。」

「お姉ちゃんがいないなら、もう続けたくないって…」

 

今までこういった類のセリフはほぼほぼ口にされてきませんでしたが、同じ妹としての立場であるルビィしか理亞の心情を感じられなかったのですね

 

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「お姉ちゃんも決勝が終わったら…」

 

「私は十分、満足していますわ。果南さんと鞠莉さん、2年生や1年生のみなさん。そして何よりルビィと一緒にスクールアイドルをやることができた。」

「それでラブライブの決勝です。アキバドームです。夢のようですわ…」

 

ぎゅっと手を握り締めながら話すダイヤ。

今こうしてルビィや他のメンバーたちとスクールアイドルをやれていることに満足しているのは本心ですが、やはり終わりを迎えたくない気持ちもあることが伝わってきます。

 

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「ルビィを置いていかないで…」

 

二人で大好きなアイドルの雑誌を読む。

二人で衣装を作ったり曲を歌ったりする。

 

ルビィにとってダイヤと好きなことを共有できていた頃の楽しい思い出があるからこそ、一度はスクールアイドルから離れてしまったダイヤと再び同じスクールアイドルとして居られる今がルビィにとって大切でずっと望んでいた時間なんですよね

しかし、それもたった1度きりの時間です。自分を置いて居なくなってしまうことが辛いルビィですがダイヤも同じ気持ちのはずです

 

ですがダイヤはルビィのこの言葉に直接的な返答をしていません

優しくルビィを撫で、大会が終わった後はどうするか聞きます

 

あくまで自分からは何も言ってないんですよね

まだ1年だからスクールアイドルを続けろとも、こうしろとも言ってません

すべてルビィ自身に答えを決めさせています

 

この部分では先ほどの鹿角姉妹のやり取りと違う点ですね。

 

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「今はラブライブ決勝のことしか考えないようにしていますし。ただ、ただ…」

 

何か言おうとして場面が変わります。

聖良も自宅でのセリフの中で「いえ、でも…」と言ってたシーンがあります

 

この後にダイヤはこのセリフの続きを言いますが、結局二人とも言いたかったことは何なのか。ダイヤの答えはこうです

 

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「…ただ、あなたが私にスクールアイドルになりたいって言ってきたとき、あのとき凄く嬉しかったのです。私の知らないところで、ルビィはこんなにも1人で一生懸命考えて、自分の足で答えに辿りついたんだって」

 

これって1期4話の淡島神社でのシーンのことですよね

ルビィはあのとき何と言ったか後に回収されるのかと思っていましたが結局描かれなかった部分を2期のここで持ってきましたね

ルビィや理亞がお姉ちゃんのことが大好きなように、姉であるダイヤも妹という存在が大好きで大切なんです

そんな妹が一歩づつ成長していく姿を目の当たりにできたことが姉としては何よりも嬉しいんですね

 

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「私の姉様の方が上。美人だし歌もダンスも一級品だし。」

「日本舞踊だったら人に教えられるくらいだし、お琴もできるし!」

「でも、私の姉様の方が上!」

 

「やっぱり、聖良さんのこと大好きなんだね」

 

言い合う二人。お姉ちゃん大好き大会の開幕です

ルビィは少しおどおどしつつも姉のことになるとここまでムキになるのも、ダイヤのことが好きなのが伝わってきますね

 

物語とは関係ないですが、理亞よりルビィの方が身長高いのが個人的に好きです

 

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「それでね、ルビィ、お姉ちゃんと話してわかったの。嬉しいんだって」

「お姉ちゃんがいなくても、別々でも、頑張ってお姉ちゃんの力なしでルビィが何かできたら嬉しいんだって。」

 

「きっと、聖良さんもそうなんじゃないかな」

 

この足元だけを映すシーンがいいですね

自分の足で答えに辿りついたというダイヤのセリフをさらに印象付けるような描写です

 

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「姉様がいなくても1人でできるって、安心してって。…なのに、最後の大会だったのに…!」

 

「じゃあ、最後にしなければいいんじゃないかな?」

 

このルビィのセリフが個人的に8話の中で一番好きです。

これまでの物語やダイヤの言葉を聞いてルビィの成長を感じてきましたが、このセリフが一番自分の中で「こいつ変わったな」と思わせるものでした

前向きすぎますよね、だって。

ひと昔前の引っ込み思案だったルビィでは考えられなかったようなセリフです。

 

理亞にとって聖良との最後の大会が終わり、これ以上は一緒に歌えない状況の中、それを真っ向からぶち破る、最後にしないという選択肢

なんというかAqoursらしい考え方だと思います。

 

大好きなお姉ちゃんに思いを伝えたい一心で最後と決められた現実を超えて更に一歩進みだす、ルビィにしかできない提案です

理亞の手を取り走り出すルビィに理亞もようやく笑顔を浮かべます

 

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「歌いませんか?一緒に曲を。お姉ちゃんに送る曲を作って、この光の中で、もう一度…!」

 

クリスマスツリーの前で一緒に曲を作ることを決めたルビィと理亞。

まさかの次回も函館回でしたが、ここから二人が羽ばたくための物語がスタートします

 

このまま第9話に続きます。

 

 

サンシャイン2期7話感想

こんにちは。2年生上映会に行きたいです。みやです

ラブライブ!サンシャイン!!2期第7話感想です。

 

Aqoursのすべてをぶつけた地区予選ですが、結果は見事通過。ついに夢にまで見た決勝出場が決まりましたね。

これまで大きな壁にぶつかりながらも、千歌たちは奇跡を起こしました

 

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決勝進出に喜ぶAqoursですが、このシーン、左の隅には決勝進出を逃したのであろう他のスクールアイドルたちの姿も描かれていますね

自分の記憶が間違っていなければですが、「敗者」の姿が描かれたシーンってシリーズ初な気がします。サンシャインでは間違いなく今回が初めてだと思うのですが…

 

Aqoursは以前にこの会場で敗退を経験しています。

この作品の主役なので決勝進出が決まって自分も嬉しかったのですが、勝者がいればもちろん敗者も居るという当たり前のことなのですけど、このシーンで改めて感じたりしました。次の大会でもしこのスクールアイドルが決勝に進んでいたりしたら熱いよなぁ…とも思ったりします。

 

決勝はアキバドーム。未だ見たことのないステージに期待で胸を膨らませる千歌たち。

梨子はもっと良い曲を作りたい、曜はもっともっと元気なダンスをしようと意気込みます。さらに予選のライブ映像が配信され、Aqoursのライブの再生回数はどんどん増えていく様子が描かれていましたね。

 

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「これだけの人が見て、私たちを応援してくれた。」

 

「あ、じゃあ、入学希望者も…!」

 

これだけ多くの人たちがAqoursを応援してくれていることがわかりましたが、肝心の入学希望者はどうなっているのか。千歌はドキドキしながらも期待の入り混じったような声色で聞きます。

鞠莉はここで携帯がフリーズしてるだけだよね?と言いますが、初見時このセリフでめちゃくちゃ焦ったのを覚えています。

正直、嫌な予感しかしなかったですw

 

浦女に戻って入学希望者を確認しますが…

 

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現在80人。

ライブ動画の再生回数は増え続けているのに対し、入学希望者はなかなか増えないという現状でした。

 

イムリミットまで残り4時間。しかし鞠莉の交渉もあって翌日の朝5時まで期限を延ばしてもらうことに。

この時点で入学希望者は86人。少しづつ増えていってますが、千歌はただ待つだけじゃいられない様子でしたね

駅前で声かけしたり今からライブをやろうと提案したり、とにかく足掻こうとする千歌の姿が印象的でした。

ですが今はただ今日の自分たちのステージを信じて、このまま学校で最後まで見守ることに。

 

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時計を見つめる7人、パソコンで入学希望者の様子を見るルビィ、おっさん座りの善子

今こうやって見てみると座り方もキャラの特徴出てますね、これ

 

思わずパソコンの調子が悪いんじゃないかと言いだす善子ですが、3年生たちはかなり落ち着いた様子が描かれていました。

 

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「STOP…壊れていないわ」

 

「これが現実なのですわ。これだけの人が、浦の星の名前を知っても、」

 

「たとえ街が綺麗で、人が優しくても、わざわざここまで通おうとは思わない」

 

今回、個人的に3年生たちはかなり落ち着いている印象が強いです。

学校存続がかかっているのにもかかわらず、常に現実を受け止めているといった感じでしょうか。

正直、他の学年から「どうしてそんなに落ち着いていられるの?」と言われてもおかしくないくらいだと思います。

 

鞠莉たち3年生が一番浦女に長くいたし、統廃合阻止のために最初にAqoursを結成したのですから、当然浦女に対しての思い入れは千歌に負けないくらいあるはずです。しかし、MIRACLE WAVEで旧Aqoursができなかった事を千歌に託し、9人のAqoursとなって持てる力と思いの強さのすべてを注ぎ込み、正真正銘のラストチャンスという舞台で3年生たちは最高のパフォーマンスをしたのではないでしょうか。

さらに千歌たちよりも前から浦女でスクールアイドルをやってきたからこそ、頑張って名前を知ってもらってもなかなか興味を示してくれる人が現れないことも、もしかしたら過去に経験しているのかもしれませんし、一番上の学年の3人が焦っていたら示しがつかない、というのもあるのかも知れません。

すべてをやりきったからこその落ち着きなのかなぁと自分は思いました

この後で果南もやれることはやったと口にしていますし。

 

ここで1年生たちは夕飯の買い出しに出かけます。田舎といえど夜中の1時に制服姿で出歩いていいのか…? 笑

 

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「まったく、世話が焼けるったらありゃしない。」

 

「仕方ないずら。今のAqoursを作ったのは、千歌ちゃんたち2年生の3人。」

「その前のAqoursを作ったのは、お姉ちゃんたち3年生の3人だもん」

「責任、感じているずらよ」

 

「そんなもん、感じなくてもいいのに。 少なくとも私は、感謝しか…」

 

1年生組3人におけるAqoursでの立ち位置って何なのでしょうね。

これは1期の頃から疑問というか考えていたのですが、みなさんはどう捉えているのか気になってたりします。

今のAqoursがあるのは千歌たち2年生。旧Aqoursを作ったのは3年生。じゃあ1年生は?となると、どうしても盛り上げ役、引き立て役、ギャグ要員という方向に転びやすい難しいポジションですよね。

そもそも、立ち位置だとか役割がないといけない理由というのも無いのですが、物語が進んでいく中で“この9人じゃないといけない”ところが必ずあるはずだとは思うのですが、個人的にはまだ明確な答えは見つかってないです

この3人にしかできないことってあるんじゃないかと。

それは今後のストーリー次第でわかるのかもしれませんが、この会話から少なくとも1年生組の間ではお互いに支え合う関係というのが固まっていますね

 

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「だからマルたちが面倒みるずら。それが仲間ずら」

 

「だね。 なんか良いなぁ、そういうの。支え合ってる気がする」

 

2期になって1年生だけで自分たちのことを話す場面が初めて描かれたような気がします。

1期から見てると、なんか大人になったなぁ…というか、きちんと自分たちで考えて、互いを理解していってるんだなぁと思ったり

てか、善子のボソっと刺さる言葉をいうのが卑怯なんですよねw

1期13話の楽屋で1年生がメイクしてるときのセリフとかもう、ね、あれは駄目です。

 

 

場面は再び理事長室に。

この時点で入学希望者は94人。約束の時間まで1時間を切っています

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外は既に夜が明け、陽が昇り始めています。

千歌、曜、果南の3人は学校のプールで自身の思いを叫びましたね

 

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「おーい! 浦の星は、良い学校だぞー!」

「おーい! 絶対後悔させないぞー!」

 

「みんないい子ばっかだぞーっ!」

 

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「私がー! 保証するー!!」

 

 

…やられました。

いや、このシーンですよ…

 

一番ズシンときました。このセリフを梨子が言うのがもう、アカンですよだって

東京から引っ越してきた昔からの浦女の生徒でない梨子がこの学校は良いところだと叫べるんです。

それは間違いなく千歌たちAqoursに出会って、浦女で毎日過ごして、この内浦という街が本当に素敵な場所だと目で、肌で直接感じた梨子だからこそ、このたった「保証する」という言葉だけで大きな意味になるんです。

梨子ってAqoursの中で一番入学希望者に近い存在でもあると自分は思っているのですが、内浦や浦女を全く知らない0の状態から千歌たちに出会って、街や学校の良さと魅力を知った唯一の存在なんです。

そんな梨子がここまで変わりました。過程は違えど、浦女に入学した子なら梨子のように笑顔になれたりもするんじゃないかと思います。

 

だからこそ、浦女存続のためにひたすら頑張ろうとする千歌のように、浦女のために何か自分にできることはないかと奮闘する梨子の姿が描かれていても面白かったんじゃないかなーとも実は思ってたりします。

 

少し話が逸れますが、自分もこれまで4回くらい沼津や内浦に足を運んだことがあります。

 

だからなんだって話かもしれませんが、自分も梨子みたいに何も知らない状態で実際に街に足を運んでみると、その街の良さを知ることができて今では何も知らない人に「沼津はいいところだよ」と自信を持って言えるのが、なんだかアニメとリアルがリンクしているよなーとも思います。

 

このまま続けると長くなるので話を戻しますw

 

この後、「私の保証は間違いない」と自信たっぷりに言いますが、最初はピアノのスランプで悩み、浮かない表情をしていた梨子がここまでAqoursとして活動することで本来持っていたであろう明るさを取り戻し、笑顔を見せているのがなんだか嬉しかったです

 

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そしてタイムリミット直前。ついに入学希望者は98人

あと2人まできましたが時刻は間もなく5時。

 

千歌は最後の最後まで届くと声にして待ちますが…

 

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「募集終了…?」

 

そこには募集終了の文字が。

統廃合阻止はできませんでした

これ以上は鞠莉であっても交渉できない限界の状態です。

 

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「駄目だよ… だって、私たちまだ足掻いてない。精一杯足掻こうって約束したじゃん… やれることを全部やろうって言ったじゃん…!」

 

「全部やったよ。そして、決勝に進んだ。私たちは、やれることはやった…。」

 

 

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「じゃあなんで、学校がなくなっちゃうの…学校を守れないの…! そんなの、そんなの…!!」

 

「受け入れるしかない。学校は、無くなる。」

 

これまで学校存続のためにラブライブ大会を目指してきた千歌たちは、根本的な目標を失ってしまいます。

あれから千歌はどこか1人抱え込むような雰囲気がありましたが、

 

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「今は前を向こう。ラブライブ!はまだ終わってないんだから…」

「わかってる。」

 

このシーン。足早に歩く千歌に梨子は手をさし出しますが、それを振り切るように進む千歌。

これまで互いに手を伸ばし合う二人の姿がありましたが、今回は手を伸ばす梨子に千歌は応えてくれませんでした。

 

初見時、このシーン見たときめっちゃ辛かったんですよねー

あんなに仲が良かった二人なのに千歌だけがどんどん遠くに行ってしまうような感覚で何だか恐怖感もあったりしました。

 

放課後、統廃合は決まりましたがラブライブ!大会は待ってくれません。気持ちを切り替えて練習しようとする千歌たち。

ルビィは3年生にとって最後の大会だと言います。

 

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「絶対に、優勝したい!」

 

引っ込み事案なルビィがここまではっきりと言葉にしている、いいシーンですよね。

この子ほんと強くなったな…!

 

ですが、千歌の表情は暗いままです。

 

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「でも、そのつもりでいかないと…!」

 

…またやられかけました。

先ほど千歌に声をかけましたが、ここでも梨子は直接的な言葉を使わずに千歌を元気づけようとしているんですよね。

千歌のことを信じているんだと思っています

 

なんか7話を見る度に全く根拠はないですが、梨子メイン寄りの回が今後もあるんじゃないかと思うんですよね。

そりゃ推しのキャラなので贔屓というか見てみたいという願望があるからなのかもしれませんが、なんかそんな予感がする…ような?

 

しかもこの後のシーンでは曜も千歌のことを見てますね。

 

準備運動を始める千歌たちですが、千歌以外のメンバーは顔を映さない演出が良いですよね。このときどんな表情をしているのか、気になります

 

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募集終了のあの瞬間がフラッシュバックした千歌はついに、涙を流してしまいます。

自分でも涙を流しているのに気付かない様子。

 

奇跡を起こすまで泣かないと誓いましたが、ここ、涙が流れているのは片目だけなんですよね

何か意味はありそうですね。

 

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「やっぱり、私はちゃんと考えた方がいいと思う。本当にこのままラブライブの決勝に出るのか、それとも…」

 

統廃合阻止のために大会を目指してきた千歌たち。

学校が無くなることが確定した今、ラブライブ大会に出るべきか辞退すべきなのかという選択肢が生まれます。

出るべきだと口にしますが鞠莉に心を見透かされる千歌。

 

しかし、誰も「こうするべきだ」と口にしません。

みんな千歌の本当の答えを待っている様子に見えました

 

ここで流れた曲、『空も心も晴れるから』でしたね。

まさか1期BD曲を逆輸入するとは思ってもみなかったですし、しかも今回が初となる9人全員Ver.

驚いた人もたくさんいたんじゃないでしょうか。

本来この曲は2年生曲で本編とは全く絡みのない楽曲ですが、2年生が新Aqoursを結成した後に作られた曲という解釈が自分の中でありまして、それを今ここで9人が歌うということに大きな意味がありそうですね。

 

そしてもうひとつ、羽根です。

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よく見るとこれ、このときはうっすら透けていて半透明ですね。

 

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このとき初めて涙を流す鞠莉がとても印象的でした。

千歌たちや生徒たちの前では決して涙を流すことなく笑顔で、浦女の理事長として立ってきましたが、ここで大きな涙を流します

学校を救いたい気持ちは千歌に引けを取らないくらい鞠莉の中では大きいはずです。

あれだけ父親に交渉したりと、千歌同様に鞠莉は鞠莉の立場として足掻いてきたのに、学校を救えなかった。その辛い思いが伝わってくるようなシーンでしたね

 

翌日、千歌たちは屋上に集まります。

 

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「学校を救いたい! みんなと一緒に頑張ってきた、ここを…」

 

学校を救い、奇跡を起こすことで輝きが見つかると思っていた千歌。

これまで輝きたいと口にしてきましたが、一番の気持ちは学校ありきだということがわかります。

統廃合が決定した今、千歌は輝きが見つかるとは思えないと断言しますが、それを救ったのは浦女の生徒たちでした

 

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「だったら救って!ラブライブに出て、優勝して!」

「学校を存続させられたら…」

 

「それだけが学校を救うってこと?」

 

ラブライブで優勝してほしい!私たちのために!学校のために! 千歌たちにしかできないの!」

浦の星女学院スクールアイドルAqours。その名前をラブライブの歴史に、あの舞台に永遠に残してほしい!Aqoursと共に、浦の星女学院の名前を!」

 

 

「だから、輝いて!!」

 

…ここでもやられました。

最高に熱いシーンじゃないですか?

統廃合が決まった今、ラブライブ大会で優勝して浦女の名前を一生消えないものにすることが千歌たちに残された、千歌たちにしかできない学校を救うことなんですね。

 

μ’sは何も残していかなかった、ということに対して一生残るようにその名前を刻もうとするのがAqoursの歩む道なんじゃないかと思いました。

 

この言葉に千歌は

 

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「ぶっちぎりで優勝する! 相手なんか関係ない!アキバドームも、決勝も関係ない!優勝する! 優勝して、この学校の名前を、一生消えない思い出を作ろう!!」

 

完全に火がつきましたね。

優勝。しかもぶっちぎりでと言ってます。

 

たとえどんな凄いスクールアイドルが出場していても、その舞台が決勝大会でも千歌にとっては関係ないんですよね

優勝して名前を残す。そのためだけに千歌は再び突き進むことを誓います

今度は何と言うか、足掻くというニュアンスじゃない気が個人的にしています。

ただ前に進む。一切の迷いもなく突き進んでいくような感じでしょうかね

 

浦女のスクールアイドルとして大会に出て、みんなに知ってもらえるために今まで過程だった大会出場が今度は優勝という新たな目標として確立した瞬間です

果南のセリフでもありましたが、なんだか見てるこっちまで熱くなるような感覚がラブライブ!作品らしくて本当に大好きです!

 

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「ついに普通じゃない、本当の怪獣になっちゃうのかも。 千歌ちゃんは…!」

 

自分の中にある素直で大きな力をさらけ出した千歌はまさに怪獣のように止まることなく突き進んでいくのかもしれませんね。

半透明だった羽根も空に舞い上がると同時にAqoursを象徴する水色へと変化。

 Aqoursとしてのこれからの道ができたという意味にも思えました。

 

 

さて、第7話。6話から2週連続で泣かせにきますよねほんとw

統廃合は阻止できませんでしたが、大会で優勝して浦女とAqoursの名前消えないもにするため再び進み始めましたが、ここから最終話まで一気に駆け抜けていきそうな予感がしますね!

 

例のごとく、この記事書いてる時点で8話放送済みですが来週も見どころ満載でしたね

函館行きたいなぁ~

 

サンシャイン2期6話感想

こんにちは、みやです。

TVアニメ2期もそろそろ折り返し地点までやってきましたね。

第6話。ここまで心を揺さぶられる作品があるのかと思わせるような内容でした

リアルタイムで視聴しているとき正直声にでてしまいそうなくらい、ある意味歯を食いしばるように見ていました。本当にそれくらい大きな意味を持つ回でした。

 

今まで、どこまでも駄文で脈絡もなくマイペースで感想をここに書いてきましたが、6話にして頭の中を整理しながら文章にするという作業を感情が全て吹き飛ばしてしまうような感覚になりながらも、今こうやってカタカタやってます

 

 

物語はついに地区予選大会の会場が発表されるところからスタートしましたね

会場は前回大会と同じ場所です。

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一方、学校の入学希望者は現在57名。約束の期限まで残り1ヶ月もありません。

地区予選大会が実質のラストチャンスです

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沼津での練習中、ラブライブで全国大会出場が有力視されているグループのニュースを曜が見つけますが、そこにはSaint SnowAqoursの名前が。

Aqoursのコメントには「今後の成長に期待したい。」とのひとことがありました。

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「期待…」

 

千歌は静かにつぶやきますが、この期待という言葉は1期でも出てきましたね。

しかも今度は浦女の生徒たちだけでなく、大勢の人がAqoursに注目している、ということです。

千歌たち次第で入学希望者を一気に増加させるチャンスでもあるわけですが、それだけ地区予選が重大であることが伝わってきますよね

 

この後、善子がいつものように造作もないと振りまきますが、前回の物語を象徴するかのように梨子も善子に乗っかります

ここ、普通にギャグパートですが梨子がこんな前向きな発言するのってある意味成長でですよね。しかもめっちゃノリノリです。かわいいぞリリー。

 

それと、今回の地区予選は投票システムにより生徒数の少ない浦女は圧倒的に不利というビハインドの状態で挑まなくてはならないことも明かされました

 

その日の夜、果南は前回から大事そうに抱えていた1冊のノートを手にしますが表情は暗く、重いものでしたね

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「懐かしい…まだ持ってたんだ、それ」

 

「まさか、やるなんて言うんじゃないよね?」

 

「状況はわかっているでしょ? それに賭けるしかない。私、あの頃の気持ちと変わってないよ」

 

どうやらこのノートには2年前に3年生がAqoursとして活動していたときに使っていたダンスフォーメーションが描かれているのですが、果南は過去に鞠莉を怪我させてしまったことを悔み、そんな無茶を今度は千歌たちに押し付けるわけにはいかないと言い放ちます。

Aqoursとしてメンバーになったものの、果南の中では未だに向き合えない過去があることがはっきりしましたし、果南の持つ、誰かを大切に思う強い気持ちもこのシーンで読み取ることができますね

 

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「否定しないで。あの頃のことを。」

「私にとってはとても大切な思い出。だからこそ、やり遂げたい。あのとき夢見た、私たちのAqoursを完成させたい!」

 

このセリフ、鞠莉だからこそ言えることだよなぁと思いました

あの日起こったことが鞠莉と果南たちがすれ違ってしまった要因の一つにもなった出来事なのですが、それがあったからこそ今の関係がありAqoursがあるんですよね。

辛い現実でしたが、それを経てようやく手に入れたこの繋がりを鞠莉は大切にしたいんじゃないかと思いました。

過去に起こってしまったことから目を背けるのではなく、それを受け止め一歩踏み出すことで、あのとき求めていた自分たちの輝く姿が見つかるんです。

果南が鞠莉を大切に思うのと同じくらい鞠莉自身も果南のことが大切だから、過去の自分を責めてほしくないんじゃないのかなと。

だからこそ、鞠莉はこのノートを無駄にすることができなかったんです。「投げ捨てて」しまってはいけない、忘れてはいけない、今のAqoursと3年生たちのAqoursを繋ぐ鍵でありバトンなんだと感じました。

 

聖良との通話を経て、千歌は“Aqoursらしさ”を形にしたいとメンバーに打ち明けましたね。

そこでダイヤと鞠莉が例のフォーメーションの話を切り出します

千歌はその話を聞いて教えてほしいとお願いしますが、果南は賛成できない様子。

 

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「でも、それをやろうとして鞠莉は足を痛めた。それに、みんなの負担も大きいの。」

「今そこまでしてやる意味はあるの?」

 

「なんで? 果南ちゃん、今そこまでしなくていつするの?」

「最初に約束したよね? 精一杯足掻こうよ! ラブライブ!はすぐそこなんだよ!?」

 

「今こそ足掻いて、やれることはぜんぶやりたいんだよ!!」

 

果南の手を握る千歌。

このシーンの伊波さんの演技が光ります。

 

すごい、伝わってくるんですよね。千歌の心情が

微妙に声が上ずっていて、言葉と言葉の間の取り方、少し早口っぽく話すところが千歌の言ったAqoursらしさを形にできるかもしれない期待と、これを逃したくない必死さをこれでもかと表現していて、個人的にとても好きなシーンです

 

千歌の言葉を聞き、危険と判断すれば止めるという条件付きでノートを渡す果南ですが、千歌は大きく頷きます。

 

そして始まった猛練習。ボロボロになりながらも何度も挑戦する千歌。

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曜たちに心配されながらも、諦める様子はありません。

 

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「私ね、一番最初にここで歌ったときに思ったの。みんなが居なければ何もできなかったって。ラブライブ地区大会の時も、この前の予備予選の時も、みんなが一緒だったから頑張れた。」

「学校のみんなにも、町の人たちにも助けてもらって。…だから、ひとつくらい恩返ししたい。」

 

ここで千歌の思いが明かされました。みんながいなければ何もできない、自分はたくさんの人に助けてもらったと言う千歌。

このときの千歌の心情はどうなっていたんでしょうか?

恐らく、もがいてるんじゃないかと思いました

この時点ではできないことの不安感よりも答えを掴めるかもしれないチャンスと期待感で自信を奮い立たせているように感じました。しかし心の中ではみんなに助けてもらった自分が今度はみんなの期待に応えたいという気持ちが入り混じった状態なのかなと。

これが千歌の言う恩返しの形なんじゃないかと思いました。

期待したい自分と期待される自分。言葉は同じでも捉え方では二つの意味になるのかもしれません

 

 

その後も頑張って練習に励みます。

千歌の練習を見守る曜、梨子、果南の3人ですが曜と梨子は心配そうな様子。

果南は止めたら?と言いますが、言いだせない二人。

梨子は果南に言います。

 

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「千歌ちゃん、普通怪獣だったんです。」

 

「怪獣?」

 

「普通怪獣ちかちー。何でも普通で、いつもキラキラ輝いてる光を遠くから眺めてて。本当はすごい力があるのに…」

 

「自分は普通だって、いつも一歩退いて。」

 

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 「だから、自分の力で何とかしたいって思ってる。ただ見ているんじゃなくて、自分の手で。」

 

 普通怪獣「だった」と梨子は言ってますね。過去形。

てことは、今はもう普通怪獣じゃないということになりますよね

千歌の持つ大きな力を一番に目の当たりにしてきた梨子と曜だからこそ言える過去形

本人は気付いていませんが、二人にとって千歌は既に「普通」の殻を破っているんです。

千歌のことを良く知る果南は「怪獣?」と聞き返します。「普通」というワードを出していません。これもポイントですよね

この手伸ばす千歌のシーンやセリフは本当にいろんな解釈が含まれていますね

 

この言葉を聞いて、果南は明日の朝までにできなければ諦めてと言います。

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強く拳を握る千歌。できない悔しさと期待に応えられない不安感が押し寄せているように見えましたね。

 

諦めず夜中になっても必死に練習を続けますが、あと少しというところで上手くいかない千歌。

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「あー、もう!!」

「どこが駄目なんだろう、私…」

 

できない自分自身を責める千歌。

 

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「焦らないで。力を抜いて、練習通りに。」

「できるよ。絶対できる!」

 

「頑張って!」

「見てるから」

 

曜と梨子が千歌を励まします。

さらに1年生組からも応援され、千歌は再挑戦しますがまたしても上手くいかず。

 

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「なんでだろう… なんでできないんだろう… 梨子ちゃんも、曜ちゃんも、みんな、こんなに応援してくれているのに。」

 

「嫌だ。 …嫌だよ! 私、なにもしてないのに!なにもできてないのに!!」

 

できないこと。みんなの応援に応えられない自分に千歌は歯を食いしばりながらこう言いましたね。腕で目元が見えませんが自分はこのときの千歌は涙を流す寸前だったと思います。

1話で奇跡を起こすまで絶対に泣かないと決めた千歌ですが、ついに挫けそうになり涙を流しそうになりますが、ここでそれを止めたのは曜と梨子の言葉でした。

 

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「いまのAqoursができたのは、誰のおかげ? 最初にやろうって言ったのは誰?」

 

「それは…」

 

「千歌ちゃんがいたから私は、スクールアイドルを始めた。」

「私もそう。みんなだってそう。」

「他の誰でも、いまのAqoursは作れなかった。」

「千歌ちゃんが居たから、いまのAqoursがあるんだよ。そのことは、忘れないで」

 

「自分のことを普通だって思ってる人が、諦めずに挑み続ける。それができるって、凄いことよ! 凄い勇気が要ると思う!」

「そんな千歌ちゃんだから、みんな頑張ろうって思える。Aqoursをやってみようって、思えたんだよ!」

 

「恩返しだなんて思わないで。みんなワクワクしてるんだよ! 千歌ちゃんと一緒に、自分たちだけの輝きを、見つけられるのを。」

 

ここから最後まで6話最大の見どころであり怒涛の展開です。

正直、全シーンとセリフをピックアップしたいくらいです。

 

まず、自分がずっと思っていた2期では曜と梨子が千歌を支えたり背中を押して引っ張っていく描写が見たいという願いをこの回でも見せてくれました。

(今だから言えますが次の回でも見れましたね)

 

いまのAqoursを作り上げたには間違いなく千歌です。曜や梨子も、1年生や3年生たちを引き寄せたのは全て千歌の言葉や行動でした。

そもそも、「いまのみんながあるのは自分のおかげだ。エッヘン」なんてことを言える人間なんてそうは居ないんですよね。ましてや自分のことを普通だなんて言っている人間なら尚更です。

自分の持っている力の大きさに気付くの自身からではなく周りの人間からです。

普通という殻を被ってしまった千歌がそれを脱ぎ捨てるきっかけをくれたのは一番近くにいた曜と梨子の言葉と、それを同じように信じている仲間が居たからでした

そして頑張って練習しているのは千歌だけじゃないんです。善子の腕には湿布が貼ってあったりと、みんな猛練習しているとわかる描写もたまらないですよね

 

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「千歌、時間だよ! 準備はいい?」

 

千歌は大きく頷き、走りだします。

夜明け。太陽が顔を出しますが、この描写は2期1話と全く同じですね。

Aqoursがみんな一丸となり再び立ち上がるときに必ず太陽が彼女たちを照らしだします。

 

最後に笑顔を見せて果南は言います。

ここ、笑顔なんですよ… やられました。

 

あれだけ反対したり心配していた果南が笑って千歌を待っているんです

やはり鞠莉の言っていたように果南も千歌なら必ずやってのけると信じていたんです

みんなの言葉を聞いて、そして昔から千歌のことを見てきた果南は信じることができた。だからこそ笑顔で待っていられたんです

 

ずっと過去の事で悩んでいた果南。危険を伴うパフォーマンスやフォーメーションを千歌たちに押し付けてしまっているのではないかという気持ちが果南の中で残っていましたが、旧Aqoursの思いが千歌たちに託され、それを成功させたことで果南自身もきちんと過去の出来事と向き合うことができたからこそ、

 

「ありがとう。千歌」

 

と言えたんです。

 

そして挿入歌。「MIRACLE WAVE」。

千歌の練習していたのはロンダートからのバク転でしたね。

この曲もいろいろと思うところはありますが、ここでは割愛。

 

伊波さんがいってたように3rdライブでびっくりさせられるかもしれないですね…

 

 

披露後、千歌は言います。

 

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「私たち9人が見たこと、心を動かされたこと、目指したいこと。その素直な気持ちの中に輝きはきっとある!

 

「みんな信じてくれて、ありがとう!」

 

もう、最後のこの言葉でまたやられました。

千歌は普通であった自分が感じていた、こうなりたいという素直な気持ちの中に目指す輝きはあると気付きます。

それは9人全員が持ってる輝きなんですね。

初見のとき、ずっと暗い表情が続いていたので千歌の元気なこの笑顔が見れて嬉しかったですね!

 

…途中から泣きながら見ていたのは内緒ですw

 

 

さて、第6話。本当に最高の回でした。

この記事書くのに見直す度に毎回涙を浮かべていたのでめちゃくちゃ体力使いましたw

 

ぶっちゃけ6話でここまで泣かされるなんて全然思ってなかったんですけど、一気に物語が加速したような感覚もありました。

7話も視聴済みなので言えますが、かなり大きく進みましたよねー

 

残り約半分。Aqoursの物語はどうなるのか。最後までしっかり見届けたいですね。

サンシャイン2期5話感想

 こんにちは。大阪ファンミ楽しかったです、みやです

5話感想です。ついにきましたね、よしりこ回。

 

ほんと頭からケツまで「かわいい」のひとことでしたねw

しかし、ただキャラクターがかわいかっただけで終わらせないのがラブライブです。

よしりこ回ですが、やはり推しの回ということもあるので今回は梨子寄りで感想を書いていきたいと思います。

 

物語は善子が迷子の犬を拾ったが家では飼えないから梨子に預かってもらうことになるが、無事に飼い主が見つかり引き渡すもこの出会いは運命だという善子は梨子と共にもう一度犬に会いに行くが、というものでしたね。

 

始まりはまたしても雨。

2期では雨のシーンが非常に多いですよね。

雨が千歌たちの直面している壁を表しているようにも思えます。

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「雨降って地固まる」という言葉がありますよね。意味は揉め事など悪いことが起こったあとは、かえって基盤がしっかりしてよい状態になることのたとえ だそうです。

 

この言葉に当てはめるなら揉め事とは各話で起こる問題、課題です。

それを乗り越えた後には必ず各キャラの成長や前進が待っています。今回もこれに当てはめることはできる、かも?

 

さて、梨子は偶然にも犬を拾って面倒を見ている善子に出会い、少しの間飼うことをお願いされます。

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このシーンの犬から逃げる梨子、かわいいですよねーw

 

善子は梨子に「堕天使ヨハネにとって、神々の黄昏に匹敵する重大議決事項なの!」

とお願いしますが、いつも厨二的な発言をするとはいえ今回はどうやら普段以上に深刻そうな面持ちです。

しかも偶然梨子に会ったとはいえ犬が苦手なことは知っているのになぜ梨子にお願いしたのか。梨子の言葉通り家も近い曜にお願いしてもいいはずです。

自分にとっての善子は「運命」というキーワードがとても重要になってくると思っているのですが、これもそのうちのひとつだと思います。これはもう少し後で詳しく説明しますね

結局引き受けた梨子ですが、未だ触れることができませんが次第に犬のことが好きになっていく姿が描かれています

終いには犬に「ノクターン」という名前まで付けちゃいますね。

調べたりした人も多いかと思いますが、ノクターン夜想曲という意味の言葉です。

ショパンやリスト、ドビュッシーなどの作品で有名な正に梨子らしい名前の付け方です。梨子にとって心が大きく動いたシーンでは夜の描写が多いんですよね。

1期2話や10話などがそうですが、名前を決めた理由が自然と思い浮かんだ曲のことならノクターンを選ぶのもわかるような気がして良いですよねー

ちなみに善子の付けた「ライラプス」というのはギリシア神話に登場する犬の名前で、どんな獲物も逃さないと運命に定められている犬らしいです。

ここでも運命というキーワードが隠されていますね。

 

無事に飼い主が見つかり引き渡しますが、あんこ(ノクターン)と別れる際のシーンで右手をぺろりと舐められます

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今まで近くに犬がいただけで体の仰け反るくらい苦手だったのにこの距離まで近づくことができていますね。これだけでもずいぶん成長してますが、

 

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自分でも少し驚いたような表情をしていますね。

この演出においては「手」がキーワードです

 

その後、2人とも情緒不安定になるほどあんこのことが忘れられなくなりますが…

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梨子が茫然としながら描いたこの絵ですが、まぁ見事に逢田梨香子さんの画伯っぷりを思い出させてますよねw

初見のときは腹抱えて笑いましたが、これまで2期ではG'sマガジンなどでの設定がアニメの方に流用されたりしましたが(ルビィの裁縫設定とか)、梨子は元美術部で絵を描くのが好きという設定があったのにこれでその手のパターンは完全になくなったようですね…w

これ、作画班の方がりきゃこの絵を見てこんな画風かな?と考えて描いたのか本人が描いたのをそのまま模写したのか不明ですが、太眉に謎のケツ顎と破壊力抜群ですね…

(個人的な予想ですが本人絵じゃないような気もします。主に目の書き方の力強さがいつもより弱い気が… 間違ってたらファン失格ですね。どうしよ)

 

どうしてもあんこのことが諦めきれない善子はあんこに会いに行きます。梨子も同じく気になり同行しますが、あんこが家から出てくるまで善子は諦めず待つことを決めます。

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「どうして、運命なの?」

 

梨子が問いかけます。

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「堕天使って、居ると思う?」

「私さ、小さいころからすっごく運が悪かったの。外に出ればいつも雨に降られるし、転ぶし、何しても自分だけ上手くいかないし。」

「それで思ったの。きっと、私が特別だから見えない力が働いているんだって。」

 

「それで、堕天使?」

 

「…もちろん、堕天使なんて居るはずないって、それはもうなんとなく感じている。クラスじゃ言わないようにしているし。でもさ、本当にそういうの全くないのかなって。運命とか、見えない力とか。」

 

「そんなとき、出会ったの。何か見えない力で引き寄せられるようだった。これは絶対、偶然じゃなくて、何かに導かれてるんだって、そう思った。不思議な力が働いたんだって。」

 

ずっと運が悪かったからこそ自分のことを特別だと思うようになった善子。彼女の誰にも囚われないところはこの考えがルーツなのでしょうか。

このセリフにおいての何かに導かれたというのは善子にとってのAqoursという存在(スクールアイドル)なんじゃないかと思いました。

善子が初めてAqoursの存在を間近で見たのは3話のファーストライブでした。この日も大雨が降っていましたね。ずっと堕天使の部分を捨て切れず1人で苦悩していた時期で、知人の紹介でもなく、他の誰かから勧められたわけでのなく、まるでなにかの運命かのようにAqoursに出会った。

これって冒頭で雨の日に偶然出会ったあんこと似たような境遇なんですよね。善子はそれをあんことの出会いに重ねているから、ここまで運命という言葉を大事にしているんじゃないかと思いました。

犬を拾って面倒を見ることも、あんこを預けることになった相手が梨子なのも運命だと善子は考えていたからこその、夕暮れ時のあのシーンやセリフなんじゃないかと思います。

 

そして梨子は苦手だった犬を克服するためにしいたけに触れてみようと再びチャレンジします。

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「私ね、もしかしてこの世界に偶然て無いのかもって思ったの。」

 

「偶然は、ない?」

 

「いろんな人が、いろんな思いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて。運命のように出会う。全てに意味がある」

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「見えないだけで、きっと…!」

 

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「そう思えば、素敵じゃない?」

 

運命のように出会う。全てに意味がある。

このセリフ、梨子が言うからこその意味の大きさがありますよね

 

無事に犬が苦手だということを克服できた梨子はしいたけを優しくなでます。

梨子にとって心が向きあったり通じ合うときって「手」で触れるんですよね。ピアノをやっているという事からも、梨子にとっての手は重要な心を通わせるひとつの手段となっているんじゃないかとも思います。

そして目には見えない力、梨子のプロフィールでの自己紹介の好きな言葉に「心の目で見なければものごとはよく見ることが出来ない、肝心なことはいつも目に見えないんだ」というものがあります。星の王子様の一説ですね

なんだか、この言葉が好きな言葉であるのもこういう経緯があったからかな?と思えるような気がしていいですよね

こうやって推しが成長していく姿が見れると嬉しいですよね!

 

さてさて、第5話 よしりこ回でしたが2人のどちらか片方に寄るのではなくどちらも同じようにフォーカスが当てられていたのが良かったですし、今後重要になってくる限られた時間というのも表向きになってきました。

もう既に6話の放送は終了しているので、次がどんな展開になるのかは既に知っていますし、6話は涙なしには見れないほどの重要な回でしたね。

次回もだらだらと感想を書いていきたいと思います。

サンシャイン2期4話感想

こんにちは。みやです。

TVアニメ ラブライブ!サンシャイン!!2期の放送がスタートして1ヶ月が過ぎましたね。毎週楽しみがあるというのは時間が早く感じられますよねー

 

今回は2期4話の感想です。ダイヤさん回ですね!

 

予備予選、学校説明会を無事に終えた千歌は楽しげな表情を浮かべていました

予備予選の結果発表を前にしても不安げな様子はなく、むしろ自信に溢れていましたね

3話でMY舞披露後は少し不安げな表情を浮かべた千歌のカットがありましたが、それを感じさせないような力強いセリフでした。

 

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自信に満ちた千歌の視線は上を向いてますね。

 

さらにここで個人的に衝撃だった描写が...

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「昨日、聖良さんにも言われたんだよ」

「私が見る限り、恐らくトップ通過ね」

 

このシーンで聖良さんが2期に初登場しましたね。それよか、千歌が聖良さんとやりとりしているということがしれっと描かれていました。これってかなり重要ですよね

今後どういった展開になるかまでは予想できませんが、お互いがちゃんと存在を認識しているということです。Aqoursとしては現スクールアイドル界の実力者として、Saint Snowとしては見過ごせないダークホースとして良いライバル関係になっているのかもしれませんね。

 

そして結果発表、Aqoursは見事に予備予選をトップで通過しました!

思わず果南に抱きつく花丸。

善子は鞠莉と堕天使ポーズをします

 

この組み合わせは2話で予選曲の作曲で対立していた組み合わせですよねー

予備予選を終え、更に絆が深まった姿が描かれています

そんな4人の姿をみてぽかんとするダイヤ。

 

OP後、3話での無茶な移動が原因でAqoursは金欠状態に...(まるで今の僕みたいな感じですね!)

このままだと東京への移動はアヒルさんボート必須です。

 

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このシーンのアヒルさんボート、首に蝶ネクタイが付いてるのですが、

 

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実はラブライブ!2期の11話でμ’sみんなで遊びに行ったシーンで乗ったボートも首に蝶ネクタイが付いているんですよねw ほんと細かい...

 

貯金箱の中には5円玉のみ。

どうするか考えあぐねるAqours

 

「果南“ちゃん”はどう思うずら?」

「そうだねぇ...」

 

ラブライブ サンシャイン 2期 4話 感想 1079

「果南、“ちゃん”...?」

 

(神頼みしてまでお金を増やそうとして)

「というか、神頼みするくらいなら...」

「...鞠莉“ちゃん”!!」

「小原家の力は借りられまセーン!」

 

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「鞠莉、“ちゃん”...??」

 

急激に1,2年生との仲を深めていく果南と鞠莉にどうやらダイヤはヤキモチを焼いてる様子。

 

「もしかしてダイヤ…妬いてるのぉ~?」

 

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「ま、まさか! 生徒会長としてちゃんと規律を守らねば、皆に示しがつきませんわ!」

 

相変わらずお堅いダイヤ。

 

「ただ…」

「ただ?」

 

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「ただ… なんでもありませんわ! 鞠莉さんたちも、上級生であることの自覚を無くさないように!」

 

しかしダイヤは本音を言えません

帰り道、思い耽るダイヤはこのあとから色々と模索し始めましたねw

 

バイトを探す2年生組に話しかけるもお気楽ムードな3人(2人?)に思わず喝を入れてしますダイヤ。

 

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このシーンのモジモジするダイヤさんめっちゃすきw

 

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次にダイヤの提案でフリーマーケットに参加することになったAqours

ここで一気に信頼を得られればとダイヤは気合いを入れます。が、

 

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いつものお硬い部分がでちゃいましたねw

しかし鞠莉はホテル内の彫刻を売る気だったんですねこれ…w

 

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なかなか思い通りにいかないダイヤ。

3年生のときと状況は違えど、ここまで人間関係に悩むダイヤの姿が初めてオープンになりましたね。

この様子にいち早く気付く千歌。本人ではなく果南に何かあったのかと声をかけます

このシーンの果南良いですよね。3年生たちと話してる時は友だちらしくフランクに話しますが、千歌と話すときはしっかりお姉さんしてるんですよねー

 

みんなと別れたあと、果南と鞠莉はダイヤに問いかけます。

なかなか本音を言えないダイヤ。言葉を濁しなんとか誤魔化そうとしますが2人にはバレバレの模様。

 

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「ダイヤは誤魔化すとき、必ずホクロのところを掻くんだよ」

 

というダイヤの可愛らしい一面が見れますね。ほんとかわいいな…

 

どうやらダイヤは他のメンバーから“ダイヤちゃん”と呼ばれたいみたいです。

本人によると1人だけ違う呼び方をされるなど、互いに距離感があるのはチームとして問題がある…ということでしたが、さて。

曜のお願いでAqoursはみとしーでアルバイトをすることに。作中ではみとしー初登場でしたね。

最初のイルカがジャンプするシーンは完全に恋アクを意識してますね。制服もPV内の縞模様のポロシャツでしたし、うちっちーの中に曜が入ってますしw

 

この機会に距離を縮めようと自ら話題を振ったり優しく?接するダイヤ。

しかしいつものお硬く真面目なイメージからか誤解されて空回り…

思い切って曜と善子にちゃん付けで呼ぶも…

 

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とてつもない違和感を植え付けてしまうことに。

 

 

見かねた果南と鞠莉は千歌たちに事情を説明します。

最初から言ってくれればよかったのに、かわいいところがあると優しい言葉をかけるAqoursたち

 

「だから、小学校の頃から私たち以外は、なかなか気づかなくて…」

「真面目でちゃんとしてて、頭がよくてお嬢様で、頼りがいはあるけど、どこか雲の上の存在で、」

「みんなそう思うから、ダイヤもそう振舞わなきゃって、どんどん距離をとっていって…」

 

「本当は、すごいさみしがり屋なのにね…」

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真面目でしっかりしているからこその周りから距離を置かれるうえに、お嬢様という立ち位置がさらにその溝を深めてしまい、その性格が故に自らもそうしないといけない、言ってしまえばダイヤはこれを運命のように感じていたのかもしれませんね。

本当は優しくてスクールアイドルが大好きなどこにでもいるような年相応の女の子なのに、こうなってしまった自分を変えたいという願いもあったからここまで思い悩んでいたのかもしれません

 

あと、このシーンの「さみしがり屋」というセリフなんですけど、これ聞いたときに最初に脳裏に浮かんだ曲があるんですよね

 

AZALEAの「GALAXY HidE and SeeK」です。

この曲に関しては考察をかなり細かくしている人も何人かいるので、一度探してみてその方の記事をぜひ読んでみてほしいです。

4話を見た後にこの曲を聴くと価値観が一気に変わると思いますよ!

 

話を戻します。

館内を走り回る幼稚園児たちに手を焼くAqours

しかしダイヤは持ち前のスキルで園児たちを見事にまとめあげます。

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このシーンで改めてAqoursはダイヤがダイヤであってほしい理由を目の当たりにしたんじゃないかな、と思いました。

その全てはラストシーンで千歌が口にします。

 

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「結局、私は私でしかないのですわね…」

 

「それでいいと思います。」

「私、ダイヤさんはダイヤさんで居てほしいと思います。たしかに、果南ちゃんや鞠莉ちゃんと違って、ふざけたり冗談言ったりできないなって思うこともあるけど、」

「でも、ダイヤさんはいざとなったとき頼りになって、私たちがだらけているときは、叱ってくれる。 ちゃんとしてるんです!」

 

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「だから、みんな安心できるし、そんなダイヤさんが大好きです…!」

「だからこれからもずっと、ダイヤ“さん”で居てください!よろしくお願いします!!」

 

「せーのっ!」

 

「ダイヤちゃん!」

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最後のダイヤのこの表情の移り変わりが4話で一番好きなシーンなのですが、最初は驚いたような表情が、笑顔を見せて最後には少し困ったような表情をするんです。その中でも笑っているんですよね。この描写、最後のワンカットがあるのとないのとじゃ、全然意味が違ってくるんですよね。言ってしまえば笑って終わりでも良かったんです。

ダイヤはこのとき、どんな心境だったのでしょう?

人によっては答えが変わってきそうですよね。

自分らしくあることを受け入れ、それを必要としている人たちに出会えたんです。あれだけ呼び名で迷っていたことが少し可笑しく思えるくらい、些細なものだったのかもしれませんし、重く考えていたことにようやく答えが出せたことの安心感も少し含まれていそうな気もします。

 

ここでようやくダイヤちゃんと呼んでもらえたわけですが、個人的には恐らくこれからも、みんなからはダイヤさんと呼ばれるような気がします。

それは今までの「ダイヤさん」ではないんですよね。言葉はそのままですが、さん付けでも中身は「ダイヤちゃん」という親しみを込めたうえでの「ダイヤさん」呼びになってるんじゃないかなと、そんな気がしました。

1人だけさん付けだから…という理由で距離感を感じるのは普通ですが、1期では裏でたくさんのことを行い、2人の関係に悩み、大好きなスクールアイドルの話も表でせずにずっと抱え込んでいたあの強いダイヤさんが、呼び方で悩むって展開がたまらなく好きなんです。

もしかしたら、「え、その程度の悩み?」と感じたコミュ力の高い人もいると思います。そんなしっかりしたダイヤさんがAqoursの一員になったことで本来の彼女の持つ、さみしがり屋な一面を持った年頃の女の子な部分が悩みとして描かれたのが個人的に良かったです。

 

さて、ダイヤさん回の4話でしたが、この回でダイヤさんがもっと好きになれたという人も多いんじゃないでしょうか?

 

2期は各キャラの掘り下げが見られますが、よくある回想やこれまで語られていない部分での掘り下げではなく、あくまで現時点でのキャラにフォーカスをあてて未だにオープンになっていないパーソナリティの部分を引き出しての掘り下げが行われているような印象を受けました。(前の記事でも言ってたっけ?w)

 

次回は、ついにきました。

よしりこ回です。推しの回です。

既に放送終了ですが、また感想を書けたらな、と。

サンシャイン2期3話感想

こんにちは、昨日からみら僕をひたすら聴いてます。みやです。

今回は直前更新になりませんでしたね 笑

ラブライブ!サンシャイン!!2期3話の感想です

 

3話というと、大きく物語が動く回というイメージが自分にはあるのですが、今回は色々と情報量の多い回でしたね!

いつも通り、振り返りつつ感じたことをピックアップしていこうかと思っていた

...つもりが、記事を書いてて途中で気付きました。

 

 

書きたいところが多すぎる...

 

なので特に3話の中での見どころである予備予選前からエンディングにかけてピックアップしていきます。

 

2話の最後で鞠莉の携帯に入った着信は残念ながら吉報ではなく、学校説明会は延期という連絡。ラブライブ大会予備予選日と同じ日にずれ込むことに。

なんとかしてどちらも参加するため、最善の策として二手に分かれて説明会と予備予選の両方に出ることを千歌たちは決めるが...

というのが大まかなあらすじでしたが、またここでひとつの壁に千歌たち直面しましたね。

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説明会とラブライブ大会、どちらを取るか。究極の2択を迫られます。

考えあぐねる中、千歌は常にどちらも諦められないと強く気持ちをあらわにします

千歌と梨子が夜に会話をするシーンがありますが、この回でも対比での描写が目立ちましたね。

 

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1期2話で2人が手を伸ばす場面ですが、今回変わっているのは千歌が夜空を見ているところです。千歌の見る景色は2期1話のさかさまに映った内浦の海と同じく反転しています。そして2人の表情は1期のときと違い、穏やかで不安な様子はありませんでした。

手伸ばすも届くことはありませんでしたが2人は笑い合います。今回はまだ奇跡は起こせなかった、ということでしょうか?

ここで梨子が最も現実的な案を出します。

 

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「つまり私たちは1人じゃない。9人いるってこと。」

 

翌日、千歌は他のメンバーに4人と5人に分かれて説明会と予選に出る事を提案しますが浮かない表情です。

ですが善子は「それでAqoursと言えるの...?」と返したように、みんな不安で完全には賛同しきれない面持ちでしたね。

その後の2年生組の会話でも、この案が良い事だとは誰一人として思っていないことがわかります。

 

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「本当に良かったのかな?」

「良くはない。けど、最善の策をとるしかない。私たちは奇跡は起こせないもの

 この前のラブライブの予選の時も、学校の統廃合の時も...

 だから、その中で一番良いと思える方法で精一杯頑張る。それが私たちじゃないかっ

 て、そう思う。」

 

この場面でも梨子は最善の策という現実的な捉え方をしていますね。しかしそれは「こうするしかないから...」という決して卑屈であったり後ろ向きな発言ではありません。

 

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 いま目の前のことを否定したり逃げたりするのではなく、起こっていることを受け止め、その中で精一杯頑張るという前に進もうとする意思はしっかり持っていることがわかります。そしてこの言葉は1期13話でのこのセリフとつながっていると思います。

 

「そして決めました。私たちは、この街と、この学校と、この仲間と一緒に私たちだけ

 の道を歩こうと。起きること全てを受け止めて、全てを楽しもうと!

 それが、輝くことだから!!

 

ですが、彼女たちはまだ奇跡を起こすことができていません。はたしてこの先どうなるのでしょうか?

 

 

そして迎えた説明会と予備予選当日。よいつむトリオは学校で宣伝活動、志満姉と美渡

姉も予選の応援に駆けつけてくれました。やたら堕天ポーズをとる志満姉が印象的でしたね 笑

場面は変わって舞台裏。2年生と黒澤姉妹の5人が予選組になったわけですが...

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この衣装ですよ!

和服!未熟DREAMER衣装が大好きな僕は既にテンションがおかしくなっていました 笑

そして「お待たせ致しましたわ...」とダイヤの声が聞こえたとおもったら

 

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あああああああああああああああああ!!??

いや、ダイヤさん... あなた... めっちゃ衣装似合いますやん...

 

素敵な衣装に大満足な僕でしたが、このシーンでのルビィのセリフが初見のときからずっと引っかかっていました。

 

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「ルビィ、ずっとずっと思ってたんだ。お姉ちゃん、絶対似合うのにって...」

 

ここなんですけど、似合うというのはもちろんこの衣装のことですが、いくら予選のために前々から衣装を作っていたとはいえ、涙を浮かべるのはよっぽどのことなんじゃないかと思ったんですよね。

しかもダイヤは浦女の生徒会長なのに予選の方に出演していいのかな?とも少し考えたり

 

これに関しては完全にこういう経緯だったらいいなぁと思ったことなんですけど、説明会組と予選組に分かれるとき最初はダイヤは説明会側だったんじゃないかと思いました。

ルビィは曜と一緒に衣装係を担当していましたが、曜の「今回のルビィちゃんが作った衣装、すっごくかわいい!」というセリフからMY舞衣装はルビィが作ったことがわかります。そして3年生が初めて加入した未熟DREAMER衣装も和服のようなデザインです。

この曲は3年生がAqoursとして活動していた時期から存在していた曲であり、前回の2話からルビィは衣装係のダイヤの手伝いとして当時から衣装作りに関係していたこともわかっています。

このことからルビィは衣装というものを作る際、常に自分に近い人物をモデルにして衣装を考えていくタイプなんじゃないかと思いました。その人物はもちろん姉であるダイヤで、彼女は家柄や琴を弾くことから普段からよく着物を着ていますよね。

つまりルビィにとってダイヤに一番似合う衣装は和服だという考えが根底にあるんだと思いました。

自分が自信を持って似合うと思う人物に衣装を着てほしいと願うのは当然です。

そこでルビィはみんなにダイヤを予選の方に出演してもらえるようお願いしてそれが叶ったからルビィは涙を浮かべながらこう言ったじゃないかなーと妄想をふくらませています。

これぞ姉妹愛ですよね。2期になってこういう2人の関係を更に深く見ることができるようになって本当に嬉しいです!

結果9人全員で歌うことができたのでルビィも嬉しかったんじゃないでしょうか。

 

さて、いよいよ本番です。

5人でステージに立つも全員表情は暗く不安に満ちた様子です。

 

メンバーの欠けた状態で歌うのは今回が初めてではないですが状況や心境はあのときとはまったく違います。ましてやこの9人で最後まで足掻いて奇跡を起こそうと誓った今の彼女たちにとって最高のパフォーマンスができるのはもうこの時点で9人揃っていないと駄目なんです。

結果、残りの4人がこちらの方にかけつけるのですがここのBGMが『友情Diary』(もしくはそのアレンジ?)なのが良いですよね~

予選披露曲は『MY舞☆TONIGHT』という曲でしたね!

作、編曲はお馴染みのEFFYさんです

 

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和ロック曲でしたね!こういう曲は個人的に好きですし2話で使われたBGMのアレンジになってて、こういうのが聴きたいなぁ~と思っていたものがズバッと叶って嬉しかったですね!(詳しくは2話感想記事みてね)

この曲の衣装ですが良く見ると和服モチーフだけじゃなく生地の質感やショート丈のパンツスタイルなのがロックですし、歌詞の中にも「焔(ほむら)」という単語や鞠莉のエアギターのような振り付けから2話であったように各メンバーの好きなものを含んでいる辺りさすが畑亜貴さんって感じですね

そしてもうひとつ個人的に大好きなのがダイナミックなカメラワークです

カメラが本当によく動くんですよこれ。最初の天井を映すのを見て和傘みたいになってるのにも気付けたし、特に千歌の背後を天井を映すようなローアングルでグイっと下をくぐって正面に移動するところとサビの梨子、鞠莉、果南の順に流れるようなカメラワークがお気に入りです。ほんとかっこいい。

 

披露後、千歌を先頭に急いで学校へ向かうAqours

友だちのみかん畑の運搬用の貨物車で山を突っ切って一気に学校まで移動するというものですが今回のこの問題に対して他の誰の手も借りず、千歌や浦女のみんなの力のみで解決しようとしているということですかね。

 

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あとここ、シャツの色がまんま1stライブTシャツですし、貨物車の操縦席に果南がいるのって完全に2ndライブを意識していますよね...!

酒井監督のこういうとこ、いいですよね~!ほんとニクイ演出ですよね 笑

おまけに果南が操縦桿をぶっ壊して止まらなくなると最後まで慌ただしいところがAqoursらしいですね。

これは、いまはもう彼女たちはブレーキが効かないという意味合いにも思えます。

 

 

そして物語は佳境に入ります。

最後は浦女まで走って向かう千歌たちですが、タイムリミットは迫ってきています

 

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「奇跡は...起こるのかな...?」

 

「私、思うんだ...! 奇跡を最初から起こそうなんて人、いないと思う。

 ただ一生懸命、夢中になって、何かをしようとしている。

 何とかしたい、何かを変えたい! それだけのことかもしれない!

 だから...! 起こせるよ、奇跡! 私たちにも!」

 

「...起こるかな、奇跡!」

 

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「起こるよ! だって...だって! 虹がかかったもん!!」

 

千歌は強くこう言いましたね。

1話でやるからには奇跡をと言っていましたが、奇跡を起こすために何かをするのではないんです

一生懸命、何かを変えたいと目の前の景色だけを見てひたすら頑張るんですよね

たったそれだけのことだからこそ、何も特別じゃない彼女たちでも奇跡は起こせるんです

この言葉に梨子はもう一度同じことを言いますが疑問形でなく、期待に満ちた言葉になっているんじゃないかなーと僕は思ってます。

 

そして千歌は虹がかかったから起こると言い放ちます。

人間、自力で雨雲を晴らすことなんてできません。1人を除いては...

それこそ何とかしたいと願い、夢中になって何かを成し遂げようと頑張った結果、虹という奇跡が生まれたんじゃないかと。

この場面でも太陽の光が再び顔をだすという1話と同じような演出でしたね

あたらしい青空がそこには待っていましたね。

 

さて、ここで終わりかぁ~と思ったらぶち込んできましたね。

そのまま学校説明会に入りライブを披露。

曲は『君のこころは輝いているかい?』でしたね

 

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前回の記事でも千歌のセリフから予想はしていましたが本当に君ここがくるとは...

s-b-m-miya1911.hatenablog.com

 

いまこの場面で君ここを聴くとまた新たな発見があるかもしれませんが、実際みててシングル版と少し変更点がいくつかありましたね。

まずわかりやすいのがラスサビの縦一列になるところですが、並び順が逆になっていますよね。あとはサビで横一列になるところも並び順が少し変わっています。

シングルでは左から鞠莉、ルビィ、善子、千歌、曜、梨子、ダイヤ、花丸、果南ですが

3話だとルビィ、善子、鞠莉、梨子、曜、千歌、果南、ダイヤ、花丸と変更されていますね。

後はCGのモデリングが修正されてたり、画面の明暗が強調されてたり照明の光が強くなってたりと細かな修正がはいっているのがわかります。

いつかもっとじっくり違いなど比較して見ていきたいですね

 

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このカットは色々とずるい...

 

さて、長くなってしまいましたが改めて3話、本当に見どころがたくさんありましたね

彼女たちも大きく前進できたのではないでしょうか?まさか1話にふたつも挿入歌をいれてくるとは思いませんでしたが、この回で学校説明会は無事終えられたということだと今後の展開はどんな感じになるのでしょうかね?

そして個人的に2期ってやたら逆(反転)になっていたり比較になっていたりする演出が多いと思うのが気になってます...

 

次回はダイヤ回! 個人的に掘り下げてほしいキャラの1人なので次回も楽しみですね!

サンシャイン2期2話感想

こんばんは。昨日の生放送面白かったですよね。みやです

今回も3話放送直前になりましたが2話の感想です(My Girl読んでて更新遅れたのは内緒…)

 

最後の最後まで全身全霊で輝こうと決めたAqours

ですが、統廃合の危機は未だに続いたままです。しかし、微かな希望が生まれましたね

 

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「だから言ったの。もし増えたら考えてくれるかって。何人いればいいの?って。何人集めれば学校を続けてくれるかって」

「今年の終わりまでに少なくとも100人の入学希望者集まったら来年度も募集し、入学試験も行うって」

 

入学希望者を年末までに10人から100人にするという非常に厳しい条件ですが、崖っぷちに立たされた千歌たちにとっては微かでありながらも大きなチャンスです

可能か不可能かは気に掛けない、ほんのわずかな可能性であっても今はもう突き進むしかない彼女たちは1から10へ、10から100にするという大きな目標がここで確立されました。

 

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「…とは言ったもののぉ」

 

OP後は千歌の気抜けたセリフから屋上でのシーンが始まります

なんとも千歌らしいというか  笑

こういう日常でのシーンを見てるとほっこりしますよね。困難な状況であっても常に重い雰囲気を引きずっているわけでなく、むしろどこか楽しげな演出がラブライブ作品らしくて僕は好きです。

 

ここで3年生組がAqoursとして活動していたときの話題になりますが、なんとその頃の衣装はダイヤとルビィが協力して作っていたことが明らかになります。

ルビィが裁縫や刺繍が得意というG's設定がアニメ本編でも用いられていることもこのシーンで垣間見ることができましたが、たったこれだけのシーンで黒澤姉妹のこれまで見えてなかった部分が見えたような気がします

ルビィは3年生がAqoursとして活動していたときに衣装の手伝いとしてダイヤたちに係わっていたこと、そのうえで1期9話の親愛なるお姉ちゃん、ようこそAqoursへ!」と衣装を手渡すシーンでルビィがどんな気持ちでその言葉を言ったのかなど、色々な妄想や考察ができますよね。

 

そして2話の本題、2手にわかれて大会用と説明会用の曲を作る案を鞠莉が出し、作曲がスタートしますが今までと打って変わって鞠莉の元気な姿が印象的でした

 

大会用の作曲を担当するのは1年組と3年組という珍しい組み合わせ。

しかし、「無」をテーマにした曲を推す花丸たちに対し、ロックでアクティブな曲を推す鞠莉たちで意見が食い違い作曲は困難を極めます。

このシーン、無を説明する花丸のノリがどこかドラマCDやライブでの幕間アニメーションのときのドヤ顔してそうな花丸っぽくて個人的にお気に入りです 笑

この問題をダイヤはコミュニケーション不足と判断し、信頼関係を築くために彼女たちは色々と試しますがどうもうまくいきませんでしたね。

ドッジボールからお寺の中で雨宿りするシーンまでは本当に楽しくて面白いシーンばかりでひとつひとつピックアップしていたらめちゃくちゃ長くなるので残念ながら割愛しますがこれだけは言いたいです。

 

果南が、やばいw

 

これまでボーイッシュでサバサバした印象のあった彼女でしたが、意外や意外。暗いところが苦手という新たな一面が垣間見えましたね。

雷の音で柱やダイヤに抱きつく果南は新鮮でとても可愛らしかったですよね!

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依然、まったくかみ合わない6人

そこに雨漏りという緊急事態。

急いで器を使い、手分けして行動するダイヤたち。

 

ぽつぽつと器に落ちる雨音を見て彼女たちは気付きます

「テンポも、音色も、大きさも」

「ひとつひとつぜんぶ違ってバラバラだけど!」

「ひとつひとつが重なって」

「ひとつひとつが調和して」

「ひとつの曲になっていく」

「マルたちもずらっ!」f:id:miya1911:20171021011413p:plain

手を取り合って笑うダイヤたち。1期では個性について悩んでる千歌たちの姿もありましたが、むしろ個性で悩みにぶち当たる姿が印象的でした。

ここで自分も初見のとき、サブタイトルの「雨の音」とは、こういうことだったのかと納得した記憶があります。

 

個人的な解釈ですが、このシーンでの雨は熱意(想い)だと思いました。

自分が持っている好きなもの。好きな事。

それを受け止めるのは自分であり仲間です。

どれもバラバラで姿や形の違う器こそがそれぞれの個性であり、その熱意を受け止め聞き、理解していくことでひとつのチーム(曲)が完成していくのかなぁと

 

偶然か意図的なものかわかりませんが1期2話でも「音」がキーワードとなっていて、その音を介して成長する姿が描かれていましたね。

しかしここで流れたBGMがまぁ~良いメロディでもう、このメロディ(雨の音)がアレンジされてそれが挿入歌になったら神曲になりそうな気しかしなくて今からとても楽しみですね!

ストリングスと鉄琴のようなメロディが和テイストっぽくて未熟DREAMERみたいな雰囲気の曲になったりして...?と妄想が止まらないですねー

 

それと、ここでも黒澤姉妹...というよりもルビィが大きく成長したなぁと思うシーンが。

花丸と果南に寄り添うダイヤに対し、ルビィが善子と鞠莉に寄り添います。

恥ずかしがりやで引っ込み思案だった彼女があんな笑顔で自分から2人に駆け寄る姿がまぁー嬉しくて嬉しくて! 笑

ほんと、この回で黒澤姉妹の魅力が改めて伝わってきましたね

 

そして場面は変わり翌日。

屋根に上る千歌のセリフが個人的に気になりました

 

「輝いてる。なんか、見えたんだ。いま、何を言いたいか。何を思っているのか。

私が私に問いかけていた答えが...」

 

このセリフですが、2年生組が担当していたのは説明会用の曲です

その答えがこのセリフなのかなって考えたら、真っ先に出てきた曲が「君のこころは輝いてるかい?」でした。

これは学校説明会で君ここ来るんじゃね?と思ったんですが、さてどうなるのか...

 

とまぁ、見どころたくさんな2話でしたが、1話の内容もあって2話の予告でサブタイが「雨の音」とわかったとき、また何か問題が生まれて苦悩するの...?と雨というワードからそっちの方向に思考が偏ってしまいましたが、全然そんなことなかったですね 笑

ぱっと見では1,3年生にフォーカスを当てての展開でしたが、むしろ本質は個人回だと感じました。

それぞれ個人を掘り下げるような描写はそこまでありませんでしたが、各キャラの新たな一面を見たり、パーソナリティを再確認できたという意味での個人回というか、まだしっかり見えてなかった部分の補完的な演出が多かったのかなぁと思います。 

 

ラストで鞠莉の携帯に入った着信は果たしていい方向に転ぶ吉報なのか、それともまた別のものなのか、続きが気になりますね!

(個人的には予告で水着でパラグライダー?みたいなことしてる梨子ちゃんの姿がとても気になりますね...)